小樽運河はなぜ観光スポットになっている?由来やおすすめの時間帯はある?

北海道の観光
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小樽の観光で外せないスポットと言えば「小樽運河」です。実際に行ったことはなくても「聞いたことがある」「テレビで見たことがある」という方も多いのではないでしょうか。
そんな小樽運河はなぜ人気の観光スポットなのか、運河の歴史やおすすめの時間帯などと併せてご紹介していきます。

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小樽運河の歴史

かつて小樽は「海運」で栄えた街です。明治初頭に札幌を拠点とした北海道開拓が始まりましたが、札幌は内陸で海がないため、小樽を海運の玄関口として本州から様々な物資を受け入れるようになりました。

やがて貨物の量が増え、倉庫までの移動が不便になったため、倉庫まで船で行き、直接荷揚げが出来るようにするため、小樽運河が作られました。その後、埠頭が建設されたこと、船が大型化し運河での運行に支障をきたすことなどが理由で、運河としての役割は終了しました。

小樽も人口が増え、自動車の普及により交通量も増えたことから埋め立てて道路を作る計画も浮上しましたが、小樽市民有志による活動で埋め立てず保存されることが決定し、整備されて現在の観光地としての姿となって残されています。

運河沿いに石造りの倉庫が軒を連ねているのは当時の名残で、現在ではレストランやバーなどとして活用されています。

小樽運河が人気の理由は?

まずはその景観にあります。運河沿いには石畳の道が続き、街灯は全てガス灯です。運河エリア周辺では景観条例が定められており、新たに建物を建設するときには建築基準法はもちろん、この景観条例もクリアしなくてはなりません。建物のデザインの細部に至るまで、小樽市役所と市内の建築家による厳しい審査が行われ、許可を取ってからやっと着工できるのです。

そのため歴史的建造物群の中でも見事に近代建築が溶け込み、独特なレトロモダン風の街並みが作り上げられています。

また、小樽運河の人気の理由は街並みだけではありません。運河沿いの臨港線沿いには、北一硝子に代表されるガラス工芸品や、ルタオ・北菓楼などのスイーツ、海産物など小樽の名産品が購入できるショップや飲食店など、ショッピングやグルメを楽しめるエリアとなっています。

「坂の町小樽」と呼ばれていますが、運河周辺は埋立地であるため道は平坦です。歩きやすいということも観光スポットとしては重要なポイントですね。

運河観光のおすすめの時間帯は?

やはりガス灯が灯る夕方以降がおすすめです。LEDライトとは違う、オレンジ色の暖かみを感じるやや薄暗いガス灯は、小樽のノスタルジックな雰囲気をさらに印象的なムードに演出してくれます。

さらに冬季間は市民有志によって制作されたスノーキャンドルも並びます。

雪の中から照らされるキャンドルの光がゆらゆらと揺れて、都会の喧騒や日常の忙しさ、そして時間の感覚さえも忘れてしまいそうな不思議な世界に誘われるような感覚になります。
もちろん小樽運河のフォトスポットである「浅草橋」から撮る写真はフォトジェニック間違いなしです。

ポイント海沿いなので真夏以外は日没以降気温が下がりやすいので、体温調節のしやすい格好で運河散策を楽しんでくださいね。

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その他の小樽観光

まとめ

札幌からJRで40分、バスでも1時間程度でアクセスできる小樽は北海道内でも人気のある観光地です。そんな小樽でも人気ナンバーワンの観光スポット、小樽運河について紹介しました。

長い歴史と市民の地元愛が作り上げた小樽運河のロマンを、ぜひ実際にご自身の目でご覧ください。写真やテレビでは伝わらない絵本の中のようなノスタルジー溢れる空気を感じられる、そんな素敵な場所です。

ご参考になれば幸いです。

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