北海道東部の道東と呼ばれる地域は、地平線が広がる原野や広大な牧場など、北海道を代表とする光景がたくさんある地域です。
ただ都市部は公共交通機関もありますが、地方へ行くと公共交通機関の路線も足りないため、車が必要にあるスポットばかりになります。
今回は紹介するスポットも、なかなかたどり着くことができないけど、美しい光景が楽しめる秘境を5つ紹介します。
チミケップ湖(津別町)
北見市の隣にある津別町の森の中ひっそりとある湖です。
人里離れたところにあるため動植物の楽園で、森林浴やバードウォッチングを楽しむことができます。展望台もあり眼下に広がる森林と、チミケップ湖が一望することができます。
湖畔には高級感あふれるチミケップホテルとキャンプ場があります。夕暮れのひっそりとした湖はとても神秘的です。
また夜は満天の星空がとても美しいので是非1泊してその美しさを体験してみてください。
・ 北海道網走郡津別町沼沢
宮島岬(鶴居村)
キラコタン岬同様に、許可が必要なため気軽には行けない釧路湿原のビュースポットです。
こちらは私有地も通らないといけないため、キラコタン岬以上に行くのが困難なところです。岬という名前からわかるように、かつて海だったということがわかる形をしています。
ビューポイントからは蛇行する釧路川がとても美しく見えます。
個人で行くことはできないため宮島岬散策のツアーに参加する必要があります。
落石岬(根室市)
根室市で岬というと日本最東端の納沙布岬が有名ですが、根室市街地に入る手前にある落石岬も秘境感ただようスポットです。
落石岬へは2kmほど遊歩道を歩くことになりますが、途中にはチャシ跡やサカイツツジが咲き誇る湿原などもあり、楽しく歩くことができます。
太平洋に突き出すような形の落石岬は、断崖絶壁で雰囲気がとても良いところです。人も少なくほとんど見かけないので、誰もいない絶景を独り占めできます。
野付半島トドワラ(別海町)
野付半島は別海町にある細長い半島で、沿岸流で運ばれた土砂が蓄積されてできたところです。細長くかなり特徴的な形をしているので、地図を見たらすぐわかります。
半島の先端部分は立ち入り禁止ですが、途中のトドワラ地区にはビジターセンターもあり、北国独特の植物も見ることができます。
またトドワラ地区には枯れ果てたトドマツの残骸が独特な風景を作っており秘境感を味わうことができます。
車で行くことができますが、対岸の尾岱沼から船で行くのもお勧めします。運が良ければアザラシに出会えることもありますよ。
相泊温泉(羅臼町)
知床半島東側の自治体である羅臼町は、斜里町側よりも観光地化されていないので、自然のままの景色が楽しめます。
また斜里町は札幌からの都市間バスもあり、網走からも近いため比較的アクセスしやすいですが、羅臼町は釧路駅から3時間50分かかる長い道のりの路線バスのみが、アクセス手段のため、行くのが大変なところです。
そんな羅臼町の一番端っこにあるのが相泊地区で、道路はここまでで終了の、まさに地の果てです。そんな相泊の海岸には温泉があります。
営業は夏だけで、台風などが来ると浴槽が破壊されてしまうため入れないこともある幻の温泉です。
地元の方が管理されていて、無料で入浴できます。
その他の道東観光
まとめ
道東自動車道が阿寒インターまで延伸し、釧路市街地まで残り14kmの地点まで、高速を利用できるようになりました。
十勝オホーツク自動車道も残る区間は、足寄町と陸別町の区間だけとなりましたので、道東方面へのアクセスは格段に良くなりました。
それでも距離が長いため、道南道央からのアクセスだと、苦労して訪れるスポットにはなりますね。苦労はしますが、その先にある光景は来たことを後悔させないものです。
ロングドライブになりますが、秘境感あふれる道東へぜひ遊びに行きましょう。