北海道を代表する観光地の一つに小樽運河があります。浅草橋から眺める運河の光景は、北海道観光の定番の一つとなり毎年多くの観光客でにぎわっています。
小樽=運河のイメージが強いですが、運河のビュースポットになっている橋の名前が「浅草橋」という名称なのも、意外と知られていません。
また、大半の方は小樽の観光は運河周辺だけで終わらせてしまいますが、小樽市内には運河以外にも見どころがあります。
そこで今回は小樽市のちょっとマニアックなスポットを紹介します。
桜ロータリー
まずは小樽市桜町にある桜ロータリーです。
ロータリーとは円形の交差点のことで、ルールがわからないと抜け出せなくなる、ちょっと珍しい道路です。北海道内では旭川市と釧路市が有名ですが、小樽市にもロータリーがあります。
このロータリー内には、桜町という停留所がありバスでも行くことができます。ロータリー近くには「とろり庵」というあんかけ焼きそばが美味しいお店と、展望が綺麗な熊碓神社もあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
桜町ロータリー:北海道小樽市桜5丁目
平磯公園
先程の桜ロータリーから西側へ歩いていくとある公園です。
小樽築港の高台のある公園で、小樽港マリーナや小樽築港にある大型ショッピングセンター「ウングベイ小樽」を一望することができます。
公園内には展望台もあり、夜は夜景を楽しむことができます。車の中から小樽の夜景が楽しめるのでドライブデートにも最適です。
平磯公園:北海道小樽市若竹町20
穴滝
小樽市というと街のイメージが強いですが、自然もたくさん残っています。次は小樽市の自然スポットをご紹介します。
まずは小樽市の秘境とも言われている穴滝です。天神町の浄水場付近までは車で行けますが、その先3km以上林道を歩くようになります。訪れるのは大変ですが、滝の裏側に入ることができる神秘的な滝は、疲れも吹き飛ばす美しさです。
特にきれいなのは雪解けで水量が多くなる5月~6月と氷が凍結する2月です。
穴滝:北海道小樽市天狗山
小樽海岸自然探勝路
小樽海岸自然探勝路は、かつて竜宮城のような行楽施設があったオタモイ海岸から、おたる水族館のある祝津までを結ぶ、5.5kmの散策路です。
森の中や断崖絶壁の海岸を歩いたりと、変化にとんだコースを楽しむことができます。特に赤岩付近の海岸線からは、奇岩や青く美しい海を見ることができます。
また紅葉も美しいスポットなので、10月中旬ごろがベストシーズンです。
登山口のオタモイおよび祝津は、どちらも路線バスの本数が多いので、どちらでも起点に選べますが、祝津は夕日がきれいな場所なので、オタモイをスタートして祝津で夕日を見るような行程をお勧めします。
オタモイから祝津までは3時間の道のりです。
小樽海岸自然探勝路:北海道小樽市赤岩3丁目
忍路湾の夕日
忍路は小樽市西部にある小さな漁村です。岬と岬に挟まれた忍路湾ではとても穏やかなところで、ちょうど岬と岬の間に夕日が落ちる季節は見事な光景が楽しめます。
6月から7月にかけて見ごろとなるため、毎年多くのカメラマンがやってきます。真っ赤に染まる忍路湾の夕日は、小樽市内で一番きれいに見られるスポットです。
バス停が国道沿いにあるため少し歩きますが、忍路バス停から行くことできます。また本数も多いので、車がなくても問題なく行くことができます。
まとめ
いかがでしたか。
運河のイメージが強い小樽市ですが、運河以外にも美しい景観が見られるスポットは沢山あります。個人的には運河周辺の小樽よりも、自然あふれる小樽の方が好きでよく出かけてきます。
公共交通機関がいいので、車がなくても訪れることができるのも魅力の一つです。
また、今回紹介したスポットはすべて路線バスで行くことができます。あなたも知られざる小樽の魅力を発見してみませんか?