小樽の企業や市民とボランティアの方々で作られていく、心温まる小樽雪あかりの路は今では海外からも大勢の観光客が押し寄せる、北海道の風物詩となりました。
優しさとおもてなしの心が溢れている会場は、一度行くと忘れられないという人も多いです。そんな小樽雪あかりの路はいろんな場所に明かりが灯されていて会場は40か所以上に上るほどに!
どこをどう回ればいいのかわからなくなってきそうですが、そんな小樽雪あかりの路のコースの回り方などを、ご紹介します。
小樽雪あかりの路会場のコース
毎年開催日は2月上旬から約10日間の間で、小樽駅を1歩外に出るとそこから会場が始まります。
2月8日(土)〜16日(日)17:00~21:00です
大小の各会場を合わせると40か所以上になり、小樽の町全体がキャンドルの光の包まれています。毎年盛大になり規模も拡大され今や小樽市全体が会場になるます。
小樽雪あかりの路のメイン会場は手宮線会場と運河会場になります。
全ての会場を見て周ろうとすると、広範囲になるので雪道に慣れていない人には至難の業です。例えば、この時期の小樽の夜は氷点下です。外で歩く時間も1時間~1時間半あれば十分凍える寒さに到達します(笑)!
ここは絶対見たい!歩きたい!という場所を押さえて、その周辺を見るのがおすすめです。
普段は雪が積もると鉄道なのかわからないですが、この開催期間はとても静かで厳粛な雰囲気が漂い、都会の喧騒から離れるようで自分自身を見つめられるようなスピリチュアル的な会場です。
小樽駅から運河会場に向かう間のメイン通りや商店街、朝里川温泉や天狗山などは毎日開催され、天狗山ではオープニングに花火の打ち上げもあります。
朝里川温泉会場や天狗山は少しメイン会場から離れた場所になるので、行列ができるほどの混雑が比較的少ないのでおすすめの場所!広大な敷地に広がる幻想的な風景は圧巻です。
ゆったり静かに見学できるのでおすすめです。
おすすめスポット
期間限定の会場は町内会や学校が多く、有名どころでは富岡聖堂・マリーナ地区・伊藤整ゆかりの地・浅原硝子製造所などがあります。
・マリーナ会場は週末限定
長い通路の雪あかりが印象的でとてもロマンチックなのに、人が少ない穴場スポットです。海風がきつく開催時間も少し短めなので早めに行くのがおすすめです。小樽運河からは雪の降る時期は40分以上歩く事になるので、JR小樽築港駅から行くのがおすすめです。
・富岡聖堂
異国情緒溢れる素敵な建物がロウソクの灯りの中で、幻想的に浮かび上がり特に写真好きの方に人気のスポットです。2日だけの期間限定ですが、開催日は聖堂の見学もでき暖かい飲み物も提供されます。小樽駅から約20分の距離です。
・入船六・三町会の雪あかりの路
こちらの会場は毎年2日ほどの期間だけですがとても立派なオブジェが好評で、オブジェコンテストで何度も賞を受賞しています。南小樽駅から徒歩約20分の距離です。
・伊藤整ゆかりの道(旧衣斐質店)や伊藤整ゆかりの地(塩谷会場)
「小樽雪あかりの路」の名称は、伊藤整の詩集「雪明りの路」にちなんでつけられた名前です。旧衣斐質店は静屋通りから一本海側の仲静谷通りにあり、歴史あるものと静けさと灯が情緒があり心落ち着く会場です。塩谷会場は小樽駅前からバスで約20分ほどにある塩谷バス停を下車すると、ゴロダの丘で幻想的なキャンドルが温かく迎えてくれます。
少しメイン会場からは離れますが、この会場は名前の由来にもなるので行く価値があります。
・勝納川沿いの浅原硝子製造所
創業明治33年という小樽で老舗のガラス製造所です。製作所の裏手に勝納川があり、川沿いの自然を生かした雪あかりを灯しています。ライトや街灯がないので日が落ちる真っ暗になる前の見学がおすすめです。
小樽雪あかりの路の回り方
とにかく会場がいろんな所に点在し、開催時間も4時間なので行動範囲が限られます。開催時間も17時~21時までとそんなに長い時間ではありません。そこに、食事を挟むつなるとメイン会場を散策するだけで明かりが消える時間になります。
また、雪国の道を知らない人には歩くだけでも大変だと思います。2つのメイン会場を足早に見て、食事を入れると2時間程はかかります。混雑する時間なら、メイン会場2つを見て食事をしたら終わりになりますね・・
点灯時間はかなりの人出になることが予測されるので、メイン会場などは幻想的でロマンチック!な雰囲気には、人の多さに欠けてしまいます。
そこで、時間のない人にはメイン会場でパンフレットをもらい、メイン会場を一通り散策したら、人混みを抜けて路地を歩くのがおすすめです。
メイン会場ルート
たとえばメイン会場の小樽運河は運河沿いや浅草橋周辺には人であふれていますが、海岸沿いの方向に一歩入ると人も少なく情緒感のある風景を楽しめます。
人混みに入るとメイン会場に押し流されるだけなので会場には行けますが、賑やかなので幻想的な雰囲気には欠けるかもしれません。お祭りのような感じが好きな人向けです。
少しゆっくり散策したいときは、ボランティアの人に近くで人混みを避ける場所を聞くのもおすすめです。
他のルート
また、メイン会場は最後にとっておき、小樽駅かすぐ朝里川温泉や天狗山に向かうのもおすすめです。
天狗山へはバスで約20分、朝里川温泉へは約30分の距離です。そちらを先に楽しむと、少し時間が経ってからメイン会場に行くので人混みも避ける事ができます。
天狗山からの雪あかりと小樽の「北海道三大夜景」のコラボはぜひおすすめです!
また、バスを利用すると効率よく回れます。はじめての小樽はどこを回ればいいか分かりませんよね!時刻に合わせて各会場を巡るバスが臨時で運行していて、各会場を効率よく回れるようにセット券などもあります。
もし1日4回以上バスに乗るなら、中央バスの「おたる市内線バス1日乗車券」がお得です。
http://www.chuo-bus.co.jp/main/feature/winter_festival/yukiakari.php
小樽の食
「おたべるトクトク体験きっぷ」という小樽の飲食店や体験スポットに使えるお得なチケットがあります。
小樽の飲食といえば、なんといってもお寿司が有名!寿司屋通りがあるほど、お寿司の名店が沢山あります。小樽は海産物の宝庫でもあるので、ここに来てお寿司を食べないのはもったいないですよ!
その他小樽を代表するルタオ本店やスイーツ有名店が沢山あります。そんな小樽の食が、かなりお得に味わえるチケットなので、小樽で飲食を考えるならこのチケットは絶対お得です。
ただ、小樽の飲食店はそんなに遅くまで開いていないので、早めの食事をおすすめします。チケットの販売場所は手宮線会場色内駅で小樽雪あかりの路開催期間中の販売です。
http://yukiakarinomichi.org/?p=3562
しっかり見るなら宿泊がおすすめ!
会場が沢山あるので、ゆっくり回りたい人には小樽での宿泊がおすすめです。日中は雪あかりが灯されていませんが、ボランティアの方々の作業風景や、どこにどのようなオブジェがあるなど確認もしやすく、夜の暗さで街並みがわからなくても、明るいうちに散策しておけば効率よく歩きやすくなります。
昼と夜の風景の違いに感動も多くなるでしょう。
小樽運河の目の前の宿で、昔懐かしいノスタルジックな情緒漂う旅館です。
こちらも小樽運河が目の前のホテルで、異国情緒のある外観です。
朝里川温泉会場に近く一棟貸の別荘になり、カップルでもグループでも対応できます。
小樽天狗山の麓に位置しスキー宿としても人気です。
マリーナ会場の目の前のホテルで眺めも景色も最高のロケーションです。
その他にも小樽運河近くの人気の宿や朝里川温泉の宿などもあります。
まとめ
いかがでしたか。
年々観光客が増えている小樽雪あかりの路は一度訪れたら来年も行きたくなる、リピート率の高いイベントです。小樽の市民の方々の優しさがたくさん詰まったイベントなので、道民としては誇らしいイベントでもあります。
会場のろうそくを灯してくれて、スノーキャンドルやオブジェの制作をしてくれたり道案内や、カメラのシャッター押し・滑り止め用の砂まきなど、ボランティアの方々が極寒の中心を込めて手作りで迎えてくれています。
くれぐれも、キャンドルやオブジェを触ったり壊したり持ち帰ったりしないようにマナーを守って観光しましょう。
また私が大好きな、おたる水族館も冬季休業前なのでおすすめの観光場所です。
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