北海道のアパートはベランダなしが多い?洗濯物や布団はどこで干す?

北海道のあれこれ
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本州から北海道に引っ越してきて、まずみなさん驚かれることは「ベランダ付きの賃貸物件が少ない!」ということではないでしょうか。賃貸物件のみならず、札幌市中心部のいわゆる狭小物件と呼ばれる小さな建売住宅にもベランダがあることは少ないです。

そこでみなさん気になるのは「洗濯物はどこで干すの?布団はどうやって干すの?」という点ですよね。

今回は、なぜ北海道の住宅にはベランダがないのか、その理由と併せて洗濯物の干し方についての疑問にお答えしていきます。

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北海道の住宅にベランダがない理由とは?

結論から言うと、北海道の気象条件では「ベランダは無駄なスペース」という理由で、賃貸のマンションや住宅ではベランダがない所が多いです。
ご存知の通り、北海道は雪が降ります。そしてその雪はベランダにも積もります。ベランダに積もった雪は、ベランダの前に空き地や公園など広くて、人通りがないスペースがない限り、雪かきすることができません。ベランダから雪を投げ捨てると、下にいる通行人や車に当たって大きな事故を招く恐れがあるからです。つまり、自然に溶けるのを待つしかないのです。

でもその間にも雪はどんどん積もっていきます。やがてベランダに続く窓に雪の圧力がかかり、割れてしまうということも十分にありえます。

また、12月から3月まではほぼ毎日気温は氷点下なので、万が一ベランダに雪が積もらなくても、そんな環境下に洗濯物を干してしまうとあっという間にカチンコチンに凍ってしまいます。

となると、結局ベランダを有効活用できるのは、長くても5月から11月くらいまで、1年の3分の1は全く無駄なスペースになってしまうので、あえてベランダがない物件が多いのです。

洗濯物は基本的には室内干し

上述した通り、1年の3分の1は洗濯物の外干しは不可能なので、多くのご家庭では洗濯物は室内干しをしています。

また、私が初めて北海道で生活した時のマンションにはベランダがありました。ただ、雪が降る時期は、ベランダに出ようとしても扉が凍って開かず(笑)、結局暖かくならないとベランダに出ることはできませんでした。
また、道民はベランダがあっても、外に洗濯物を干す家庭は3分の1程度で、ほとんどの家庭では室内で干しています。

冬はストーブをつけるので室内が乾燥しやすく、洗濯物も早く乾きます。夏場も温帯の本州に比べ、亜寒帯に属する北海道は湿度も低いため、室内干しでも十分に乾かすことができます。

近年になって「蝦夷梅雨」と呼ばれる、6月から7月にかけて約2週間ほど雨の日が続く現象が見られるようになりましたが、本州の梅雨とは全く性質の異なるものであり、湿気も本州の本格的な梅雨と比べると断然低いです。

しかし、カラッとした気候に慣れている道民にとっては、この蝦夷梅雨のわずかな湿度の上昇が非常にストレスに感じており、除湿機を導入する家庭も増えてきたようです。室内干しの匂いが気になったり、短時間で乾かしたいという方は除湿機を用意するといいですね。

 

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布団はどうやって干す?

ベランダがないため、布団を干すとなると場所に困るというのが道民の本音です。

北海道はもともと湿気が少ないので、布団にカビが生えたり、じめっとするようなことは本州に比べると少ないのですが、それでもやっぱり定期的にしっかり乾燥させたいですよね。
布団の乾燥対策は各家庭で様々な方法をとっていて、

・陽のあたる窓際に椅子や物干スタンドを置いて布団を干す
・窓から布団を出して、時々ひっくり返しながら干す(低層階のみ。高層階だと飛ばされる危険があります)
・布団乾燥機を使う
・コインランドリーで洗ったのち、乾燥機で乾燥させる
などの方法がよく見られます。

また、これはごく少数派で実際に目撃した時は目から鱗でしたが、
・駐車している車のボディにレジャーシートを敷いてその上で布団を干す
・夏場はビニール袋(大きなゴミ袋)に布団を入れて車の中に放置し熱で殺菌する
と言う方法をとってる家庭もあるようです。

車の上に布団があった時はびっくりしましたが、確かに満遍なく日光に当てれるから効率はいいですね。鳥のフンが落ちてこないか心配になりますが・・。
冬場は日照時間も少ないので、布団乾燥機が一台あると安心です。

その他の北海道の生活事情

まとめ

北海道のベランダは冬になったら使えないので、特に賃貸物件はベランダがないことがほとんどです。洗濯物や布団などは室内干しがメインとなりますので、洗濯物の量や室内の日当たりなどを考慮して、必要ならば除湿機や布団乾燥機などの家電を購入すれば問題なく干すことができます。

本州とは住宅事情が異なるので戸惑う部分もありますが、室内干しに慣れてしまえば、天気や花粉・埃、洗濯物が風で飛ばれされてしまう心配もいらないのでとても楽チンです。
みなさんのご家庭のライフスタイルに合わせた「室内干しの方法」を研究する参考にしていただければと思います。

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