北海道は他県とは気候帯が異なり、夏は比較的涼しく過ごしやすいのですが、冬になると毎日氷点下の日々が続きます。
そこで気になるのが暖房費だと思います。
大学などの進学や、就職などで初めての一人暮らしを始める時、家賃は固定で決まっていても光熱費は使い方によってはビックリするような請求が来ることもあります。
一体どのくらいかかるのだろうと不安に思う方も多いかもしれません。
そこで今回は、暖房費を節約するおすすめの暖房器具について説明していきます。
北海道の賃貸物件の暖房器具の種類について
北海道の賃貸物件は暖房器具が標準装備されており、自分で新しく用意しする必要はほとんどありません。
ただ、一口に暖房器具といってもいくつか種類があります。
暖房に必要なエネルギーは大きく分けて、「灯油」と「ガス」と「電気」があります。また、ガスも「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類があります。
一人暮らし用の物件に標準装備されている暖房器具は素早く冷え切った部屋を温めるエネルギーがある「灯油」と「ガス」が主流で、「電気」の暖房は温まるのに時間がかかり、暖房効率が悪いため、まずないと考えて良いでしょう。
灯油vsガス暖房費が安いのはどっち?
最も暖房費が安上がりなのはズバリ「灯油暖房」です。
ただし、物件によっては灯油タンクを持ってガソリンスタンドなどに行き、自分で調達しなければならない場合もあります。
車を使えるなら問題ないですが、重たい灯油タンクを自力で運ぶとなるとかなりの労力を要します。
中には、灯油会社が各物件を巡回し、定期的に室外のタンクに補充してくれる物件もあるので、物件契約の際にはこの点についてもしっかり確認するようにしましょう。
「ガス暖房」は給油の必要がなく、灯油の匂いも気にならないというメリットはありますが、暖房費は高額になります。特にプロパンガスによる暖房の場合、厳冬期には暖房費だけで月に数万円になることも稀ではありません。
都市ガスの場合はそこまで高額にはありませんが、やはり灯油と比べると圧倒的に高い傾向にあります。
私は北海道に引っ越してきた時、2LDKのプロパンガス暖房に住んでいましたが、厳冬期の1か月の暖房代が3万円以上かかっていたので、目が点になりました(笑)。この金額は暖房だけの金額で、その他のキッチン・お風呂などのガス代は別です。その1か月で、高額になることがわかったので、プロパンガス暖房は使用をやめて、灯油の暖房器具を使うようにしています。
暖房器具以外で暖房費を節約するには
部屋が冷える最も大きな原因は窓です。北海道の住宅の多くは2重窓を採用していますが、それでも完全に断熱されるわけではありません。
窓からの冷気を遮断するためにブランドなどではなく、厚手のカーテンをつけることをお勧めします。また、窓のサイズより少し余裕を持った大きさにするとさらに冷気の遮断に効果的です。
フローリングの床にはカーペットを敷くことで足元の冷気を遮断できます。部屋全体でなくても、普段寛ぐスペースだけに敷くだけでもかなり暖かくなります。
また、暖気は上に上がっていく性質がありますので、賃貸物件を選ぶ際には、1階ではなく2階以上、できれば階下が車庫などではなく、人が住んでいる部屋の方がやや暖かく感じられます。
まとめ
北海道の暖房使用期間は10月から4月頃まで続きます。約半年も暖房をつけることになるので暖房費は安いに越したことはありません。
少しでも暖房費が節約できるように、上記のポイントを参考にして快適な北国ライフを送ってください。