毎年、北海道のゴールデンウィークは道外からも多くの観光客が訪れる、日本有数の観光スポットです。この時期からは北海道も暖かくなってくるので、道民もドライブなどで一斉に遊びに行き始めます。
そこで今回は、道東での絶景スポットを巡りながら観光する、ドライブコースをご紹介します。
北海道の道東
北海道の道東は、オホーツク海から根室・釧路・帯広など広範囲に渡ります。山も海も土地もある地域なので、絶景と呼ばれる場所が沢山あります。
開陽台
開陽台は中標津にある小高い丘(標高は271m)で、根釧台地を北から一望できるので、北海道の広さを実感するのには、うってつけの場所です。
中標津は「地球が丸く見える」というキャッチャフレーズがあるほど、地平線が見渡せる地域で、この開陽台からも雄大な自然が一望できる「360°の大パノラマ」で絶景を見渡すことができます。
また、ツーリングスポットにもなっているので、バイク乗りの聖地とも言われています。北海道の広さを実感できる場所になります。
神の子池
神の子池は、弟子屈の摩周湖裏にある池で、流れ出す川のない摩周湖の伏流水が湧き出していると言われる泉で、本当に透明で薄い水色をしたその水は美しいです。
美瑛にも青い池という水のきれいなところがありますが、こちらの水の方が、私はきれいで好きです。
場所は、摩周湖の裏摩周展望台の近くで、道道1115号線から入ったところにあります。ただ、ここまで来ることができる公共交通機関はありませんので、車がないと訪れるのが難しい場所になります。
知床横断道路
南側の羅臼側は、ヘアピンカーブの続くワインディングが楽しめ、北側のウトロ側は、比較的穏やかな山道がウトロまで続きます。また途中に、知床五湖に続く道道の入口があります。
知床五湖周辺には、秘境と呼ばれる知床らしく「ホテル地の涯」というホテルもあり、その先には有名な「カムイワッカ湯の滝」もあります。以前は上まで上がれましたが、今は下の方の温いところまでしか行けません。
でも野趣あふれる滝の温泉は一度訪れて欲しいです。
冬の通行止めは、例年4月下旬に解除されますが、最も遅い年は6月1日に解除となったこともあります。
芝桜公園
芝桜が満開になるのはゴールデンウィークより少し後になりますが、道東には芝桜がきれいなところがあります。
・一つ目は、紋別にある滝ノ上の芝桜です。
小高い丘の斜面につくられた滝ノ上公園全体がピンク色に染まります。こちらは60年の歴史があり、北海道の芝桜のパイオニアです。
・ふたつ目は、旧東藻琴村の芝桜です。
こちらも小高い丘の斜面に作られた芝桜公園が、一面ピンク色の絨毯が敷き詰められたように色づきます。
個人的には東藻琴の方が、全体を見渡しやすくなっていて見やすいです。どちらも5月中旬から6月上旬まで、山全体が色づく独特の景観が楽しめます。
湧別町のチューリップ
お花畑でのおすすめでもう一つが、紋別の上湧別チューリップ公園です。7ヘクタールに200種類のチューリップが咲き誇ります。
毎年5月10日前後に開花宣言があり、5月20日頃が見ごろになります。6月に入ったら終了という感じです。
上湧別町には「ファミリー愛ランドYOU」という小さな遊園地もあり、お花の時期が合えば、家族連れのドライブにおススメです。
まとめ
北海道の距離感はわからないという人もいますが、本土とは比べ物にならないサイズなので、移動には時間がかかります。
途中、熊や鹿・キツネなどに遭遇することもよくありますので、運転にはご注意ください。
寄り道する時間も考えて、スケジュールには余裕を持ってドライブを楽しんで下さい。