阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖の3湖は、道東の人気の湖です。阿寒湖は釧路市(旧阿寒町)に、屈斜路湖と摩周湖は弟子屈町にあります。
今回は道東で人気の3つの湖の見どころと、見に行くのはいつの季節がいいかなどをご案内します。
阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖の効率の良い周り方
道東の有名な3湖はそれぞれが比較的近くにあるので、観光で行くなら一度で見ておきたい名所です。また、道東には名湯と呼ばれる温泉もあり、温泉も景色も一緒に味わっておくのがおすすめです。
弟子屈の屈斜路湖と摩周湖は近いのですが、阿寒湖だけ少し離れていますので、
・宿泊地が川湯温泉の場合は阿寒湖⇒摩周湖⇒屈斜路湖
ただし冬場は、屈斜路湖と摩周湖を結ぶ道道52号線は、川湯温泉から摩周湖第三展望台へ向かう道路が冬季閉鎖されてしまうため、摩周湖から屈斜路湖へ横断することができず、国道243号線の分岐点まで往復することになります。
湖のベストシーズンはいつ?
道東観光は夏のイメージが強いですが、じつは霧の摩周湖と言われるくらい夏はあまり天気に恵まれません。紅葉も綺麗なのですが、お勧めしたいのは冬なのです。
冬の道東は寒いですが晴れの日が多く、雪もあまり多くないので札幌周辺より運転はしやすいです。
また極寒の地ならではの自然現象も見ることができるため、普段は見られない珍しい現象も見ることができます。川湯温泉も阿寒湖温泉でも、冬にはイベントも行っているので、両方の湖に宿泊してイベントを楽しむのもおすすめですよ。
川湯温泉では1月~2月にかけて「ダイヤモンドダスト in KAWAYU」が開催されています。
阿寒湖温泉では2月~3月上旬まで阿寒湖氷上フェスティバルが開催されています。
ただ冬場は、摩周湖第三展望台と裏摩周展望台へは行けないので、ぐるっと全周を見たい方は冬場以外の時期がおすすめです。
また、冬季は除雪されないので見に行くのが難しい神の子池も、冬場以外の季節なら見に行くことができる秘境の1つです。
冬道の運転が心配な人にホワイトピリカ号
雪が少ないといっても道路は凍っているため、冬道に慣れていないからちょっと怖いという人にお勧めなのは、摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖を回ってくれるホワイトピリカ号という定期観光バスが運行されています。
毎年1月から3月までの期間限定の観光バスになります。
釧路駅からの出発で途中、阿寒湖温泉や釧路空港で下車することもできるので、阿寒湖で宿泊する人・釧路空港から飛行機で帰る人にも便利な定期観光バスです。
予約制ですがネットで決済できるので申し込みも簡単です。
摩周湖・阿寒湖・屈斜路湖の見どころ
冬に訪れた時の、おすすめの湖の見方をご紹介します。もちろん、冬場だけでなく年中楽しめますよ。
冬の摩周湖
冬の摩周湖は、メインの摩周湖第一展望台のみの見学となりますが、夏と異なり駐車場代がかからないのがありがたい特典です。
摩周湖は凍らない湖なので、冬でも青々とした摩周ブルーを見ることができます。標高が高く気温が低いため条件が合えば、霧氷やダイヤモンドダストも見ることができて、夏とはまた違った美しさが楽しめます。
かなり寒いですが日の出も見ることができますので、川湯温泉に宿泊した場合は、ちょっと早起きしてみてはいかがでしょう。
冬の屈斜路湖
摩周湖と異なり、こちらは全面凍結します。砂浜を掘ると天然の温泉が出る砂湯が人気のスポットですが、砂湯付近に隠れた神秘的なスポットがあります。
それは御神渡りです。御神渡りとは湖面の氷が盛り上がり湖面に壁のようなものが出没する神秘的な現象で、本州では諏訪湖が有名です。諏訪湖はめったにお目にかかれないそうですが、屈斜路湖は比較的出現率が結構高く毎シーズンみることができます。2~3月ごろ砂湯から少し川湯温泉方向に向かったところで現れます。
また、厳冬では氷の波を見ることもできます。
冬の阿寒湖
阿寒湖も湖面が全面凍結します。ただ屈斜路湖と異なり阿寒湖では氷上でイベントが行われます。昼間はスノーモービルやワカサギ釣りといったアクティビティが楽しめ、夜は花火が打ちあがります。
スノーモービルは2~10kmとコースもいろいろあり、7km以上のコースでは阿寒湖のパワースポットヤイタイ島に上陸することができます。免許はいらず、中学生以上なら誰でも運転することができるので気軽に参加できますよ。
まとめ
道東で人気の阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖はいかがでしたか?
道東のこの辺りでは、冬のイベントが多く見どころも沢山あるのでおすすめです。
運転に自信がない人でも、ホワイトピリカ号に乗車すれば気軽に3湖を回ることができます。阿寒湖温泉で鶴雅グループのホテルに宿泊すると札幌、帯広、北見、網走、釧路へも安価な値段で送迎してくれるサービスもあるので、冬道を運転しなくてもよいので安心できます。
ぜひ冬の道東三湖を訪れてみませんか?