イベント盛りだくさん、楽しい予感でいっぱいの夏が来る前にやってくるあの時期・・・そう、梅雨です。
もともと日本は高温多湿な気候ですが、最近では梅雨がないと言われていた北海道さえ「蝦夷梅雨」というジメジメした時期が訪れるようになりました。
年々、そのジメジメ度は上昇しているように感じてしまいます。
さて、そんな梅雨時期に、家事をする人を悩ませるのが「洗濯物問題」です。
ベランダがない・部屋が狭い方にとっては、洗濯物がいつまでも乾かず、やがて臭くなってくるのは、生活していく上で大問題といえます。
そこで今回は、エアコンや除湿機に頼らず、この梅雨時期の洗濯物問題を解決するための7個のライフハックをご紹介します。
そもそも洗濯物が臭くなる原因とは
洗濯物の乾燥に時間がかかると、悪臭がしてきますよね。
この原因は、「モクラセラ菌」の増殖によるものです。
このモクラセラ菌は、洗濯物にわずかに残った皮脂を餌に、湿気のある場所で増殖します。
なので梅雨時期、洗濯物がいつまでも湿ったままでいると臭くなってしまうのです。
モクラセラ菌への最も効果的な対策は「とにかく乾燥時間を短くする」ことです。
ちなみに「菌」とは言っても、モクラセラ菌自体は、人間の体にもある常在菌なので、健康被害を及ぼすようなことはほとんどないと考えて問題ないでしょう。
雨や梅雨時期の洗濯物の乾かし方
いくら人体にほとんど影響がない「菌」と言われても、、あの嫌な臭いは、異臭として自分はもちろん、周りにも不快な思いを与えかねないですよね。
そこで、菌を増やさないようにするためにも、洗濯の時から気を付けておきたい事があります。
洗濯物を溜め込まない
疲れていると、ついつい後回しにしてしまいがちなのが洗濯です。
もう少し溜まってから洗うということも、晴天の時期ならいいですが、梅雨の時期だけは家事の最優先リストに入れましょう!
一度に洗う洗濯物の量が少ないと、餌になる皮脂汚れが落ちやすくなるので、菌の増殖を抑えることができます。
少しの量の洗濯をこまめにすることで、乾かすときに部屋の湿度の上昇を抑えられるので、乾燥時間の短縮にもつながります。
脱水方法を工夫しよう
梅雨時期だけは脱水の回数を1回増やすか、脱水時間を長めに設定しましょう。
衣類のシワは多くなりますが、干すときにしっかりとシワを伸ばせば問題ありません。
ただし、デリケートな素材の服は、生地を傷めてしまう可能性があるのでネットに入れるなどの対策を講じてください。
また、脱水時に乾いたタオルを1枚入れることも効果的です。乾いたタオルが洗濯物の水分を吸収するので、乾燥時間の短縮に役立ちます。
ベランダがないアパートや狭小住宅での洗濯の干し方
洗濯物を干す場所としてベストな場所は、「空気の流動性が大きいところ」です。
それはズバリ・・・リビングです!
アパートや狭い部屋の場合、リビングが最も大きな窓がついている間取りが多いのではないでしょうか。
窓が大きいということは、室内の空気の入れ替えも効率が良いのです。
それに、リビングのそばにはキッチンがありますよね。キッチンの換気扇を「弱」にして回し続けることで部屋の空気が循環するので、乾燥時間の短縮ができます。
また、物干し台の下に新聞紙を敷くと、洗濯物から出る湿気を吸収してくれる効果があります。あまり長時間放置してしまうとカビの原因になるので、新聞紙はできるだけこまめに交換しましょう。
干す前にアイロン
アイロンは洗濯物が乾いた後にかけるものですが、濡れた状態の洗濯物にアイロンをかけることで水分を飛ばすことができます。
また、高温のアイロンをかけることで菌の増殖を抑えられるので、臭いの抑制効果も期待できます。
濡れた状態でアイロンをかけると、乾燥後もシワのないパリッとした状態が保たれるので、気持ちよく着ることもできますよ。
干し方にも一工夫ができる
可能な限り間隔を開け、空気の流れを邪魔しないようにしましょう。
また、ポケットがついている衣類も、ポケットを出しておきましょう。
つまり、上よりも下の方が乾きにくいので、サーキュレーターなどで風を当てる場合は、洗濯物の下部分を狙うことで、より効率よく乾燥させることができます。
梅雨時期の生活術
まとめ
いかがでしたか。
モラクセラ菌は人体に影響がないとはいえ、あの独特の匂いは非常に不快なものですよね。
少しの工夫で極力菌の繁殖を抑えるための、洗濯物を早く乾かす方法についてご紹介しました。
中には手間のかかるものもありますが、梅雨の時期を少しでも快適に過ごすための参考になれば幸いです。