毎年梅雨になると何だか身体が、・だる重くなる・むくみやすくなってきた・動くのがしんどいそんな悩みを抱える人増えてきます。気を付けてください、それ梅雨太りになっている可能性があります。
早く気付いて対策をしないと、どんどん身体が不調を抱えるので早めの対策が必要です。まずは、梅雨太りってどんなものかをご説明します。
梅雨太りってなに?
言葉の通り、「梅雨の時期に太りだす」ということですが、ただ食べるから太るではなく、身体の水分が上手く働いてくれなくなり「体液異常」に陥ってしまうのです。身体の外から攻撃してくる「気圧」が関わっていて、この気圧の変化で、むくみやすく太りやすくなってしまうのです。
人間の体は60~70%が水分になります。その水分とは血液やリンパ液などの体液というもので、この水分が正常に体内循環をしていてくれたら、むくみなどの症状は起こりにくいです。
でも雨の日など気圧が低くなると、血管が拡張して血圧が下がり、血圧が下がると血液の流れも穏やかになり、そうなると一番怖いのが、全身の血液が循環しにくくなるということになってしまいます。
血液は心臓から動脈を通って各細胞に酸素や栄養分を送り、血液のガス交換や物質代謝は静脈を通って心臓に戻ります。この物質代謝が血液中にうまく戻れなくなると、身体のいろんなところで、むくみとなって現れてくるのです。
また、梅雨の時期は雨で温度が高く汗をかきますが、外気の湿度も雨で上がりますから、汗が十分に蒸発せず、むくみにつながります。
こうやって1か月以上もの間に、むくみ状態が続くと、リンパ浮腫・静脈瘤などができたり他の病気にもなりやすくなるので、梅雨太りは危険信号ということになります。
その他にも梅雨の時期はいろいろな体調不良になりやすいです。
・自律神経の調整がうまくいかなくなり、さまざまな体調不良の原因になり、頭の血管が膨張すれば頭痛の原因にもなります。
梅雨太りになりやすい人は?
梅雨時期は、気持ちも憂鬱にさせるので、自律神経にますます負担がかかりホルモンバランスが崩れやすくなります。
・律神経失調症の人、更年期障害の人
・普段から身体の冷え気味の人
・睡眠サイクルが良くない人、不眠症など
・運動をあまりしない人
・アルコールをよく飲む人
このような症状がある人は注意が必要です。
梅雨太りの対策
梅雨の時期は、だるいし、眠たいし、疲れるし・・と身体の自律神経の乱れで「活動しなくていいから!」と勝手にコントロールされて、動かないモードに入ってしまうんですよね。ですが、一日中ゴロゴロしていたら、ますます梅雨太りになりますし身体の機能も低下してしまいます。
そうならないためにも、とにかく早めに動きだしましょう!
本格的な運動ではなく家庭や職場でもできる簡単な運動でいいんですよ。屈伸運動やラジオ体操、ストレッチなど、合間を見て身体を動かすということです。ずっと同じ姿勢で座る・立つ・一日中ソファで寝転がってテレビを観るなど、長時間の同じ姿勢が、むくみにつながります。
また歩くことも大切です。第2の心臓といわれる、ふくらはぎや足首をしっかり動かすと、体液の循環が良くなります。ムリなく動くことが大切です。
食事は緑色葉野菜をしっかり摂り、カリウムの多い食品を摂るように心がけてください。ナトリウムを排出させるミネラルが大切です。柑橘類、トマト、バナナ、ジャガイモなどがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?「そうだったのか」とわかったら、梅雨の時期の過ごし方も変えられそうですよね。
梅雨は動きたくない症状になりやすいですが、梅雨太りになるともっと大変な症状がでてきやすくなるので油断せず、早めに行動をしましょう。