北海道の春は、ゴールデンウィークと共にやってきます。道民も、短い春や夏を沢山満喫するために、ゴールデンウィーク頃から頻繁に外出するようになります。
また、キャンプが趣味なら「そろそろ・・」と考え始めるのもゴールデンウィーク頃からですよね。
そこで、道外からの観光でキャンプもしてみたいとお思いの方に、北海道の春キャンプ事情をお伝えします。
北海道のGWは、東京の1ヶ月遅れ!
まずは北海道と東京の平均気温を比較すると以下の通りです。
・札幌:5月上旬の平均気温 13℃前後
・釧路:6月中旬の平均気温 13℃前後
北海道と一言でいっても道南・道北・道東・道央とあり、この4つの地域でも、春の訪れは違ってきます。
また北海道の春は、本土と比べると東京の1か月遅れの気温が道南から順次やってくるという感じなので、道央の札幌と道東の釧路でも1か月の温度差があります。
また桜の開花日の平年で比較すると以下の通りです。
・函館 4月30日
・札幌 5月3日(ここ数年は4月26日頃に開花)
・釧路 5月17日
札幌のゴールデンウィーク期間は、東京の4月上旬ぐらいの気温のイメージで、桜の開花で比較してみても、道南の函館で、東京の約1か月遅れ、道東の釧路では1か月半~2か月遅れという感じになります。
GWに雪は降る?
北海道ではゴールデンウィークでも、雪が降ることもあります。
毎年この時期の道民は、車でお出かけするとき、タイヤ交換するかどうか、天気予報とにらめっこしています。
平地で雪が積もることは稀ですが、山岳部はまだ雪もある事がほとんどで、峠を越えるキャンプなら雪ということも考慮しましょう。
北海道でGWキャンプはあり?なし?
北海道ではゴールデンウィーク頃から営業を始めるキャンプ場が多いですが、5月はリラ冷えといって、ライラックが咲く5月20日頃に、寒の戻りがあります。
道民も、よほどのアウトドア派で、キャンプが大好きな人達以外は、ゴールデンウィークからキャンプを始める人は少ないです。
北海道でのキャンプは6月に入ってからがベストシーズンという感じです。
もし、ゴールデンウィークにキャンブをするのであれば、万全の寒さ対策が必要になります。
北海道の5月頃は、天気の良い日中は暖かく過ごしやすいですが夜は極端に寒いです。夕方から日が陰ってくると、一気に温度も下がり冷え込みます。ここが本土との違いですね。
3シーズン用の寝袋では少し厳しく、高性能のウレタンマットや厚手のものをチョイスすることをおすすめします。私なら冬用の寝袋を使用します(笑)。
北海道のGWでキャンプおすすめの地域は?
平均気温を見れば一目瞭然となりますが、間違いなく道南方面です。
また標高の高いキャンプ場は寒いので、出来れば温泉が近いところがおススメです。
東大沼キャンプ場
道南の景勝地としても有名な大沼に面したキャンプ場で、趣きのあるキャンプ場です。
管理人はいませんが、トイレや炊事場もきれいで全て無料なのにきれいに保たれています。道民には人気のキャンプ場です。
留の湯という温泉にも近く、湖面に沈む夕日がおすすめです。
熊石青少年旅行村
オートキャンプ場ではないので車からサイトは少し離れますが、こちらは一面芝生になっているのでテントも張りやすく、管理が行き届いています。アスレチックなどもあり、子連れには楽しめるおすすめのサイトです。
すぐ近くには「ひらたない荘」という温泉旅館があり、4~5キロ上流には「熊の湯」という川岸にくりぬかれたワイルドな岩風呂があります。こちらは脱衣所は男女別ですが混浴になります。
戸井ウォーターパーク
函館市街に近いオートキャンプ場で、旧戸井町にあるトパーズビレッジ・ムーイは、ふれあい湯遊館という日帰り温泉が園内にあり、オートキャンプサイト・フリーテントサイトや、更にライダー用のサイトもあります。
コテージは大人気でゴールデンウィークは、ほぼ満室です。
他のサイトも混雑必至なのでご予約はお早めにしましょう。
道東や道北のキャンプは、まだまだ寒いので厳しいです。GWのキャンプはあきらめて、もう少し暖かくなるのを待ちましょう。
北海道キャンプで注意すること
北海道では野生動物と接触する機会がかなりあるので、以下の2点は注意しましょう。
その他の北海道のGW
まとめ
北海道では、ゴールデンウィークに雪が降るほど寒くなることもあります。
テント泊で予定を立てていても、天候が悪い時は、無理せずホテル泊を選択しましょう。
ゴールデンウィークはホテルも大混雑です。天気予報を見ながら早めの対応が大切です。
自然豊かな北海道でのキャンプは、とてもおすすめですが、状況に応じた装備で、満喫してください。