本州のゴールデンウィークといえばポカポカ陽気で、中にはもう半袖を着て暑そうな姿をしている方もよく見かけます。
一方、日本で唯一、気候帯が「亜寒帯」に属する北海道のゴールデンウィークは、やっと桜が咲き始める頃です。そんな北海道では、限られたごく一部のスキー場ではありますが、まだスキーが出来る場所があるんです。
そこで、道内でゴールデンウィークでもスキーが出来るオススメのスキー場と、春スキーの注意点などについてご紹介していきます。
ゴールデンウィークでも滑走可能なスキー場6選
ゴールデンウィーク時期の北海道は、札幌周辺ではようやく過ごしやすい気温になりますが、山岳部ではまだ雪も残っていてスキーを楽しんでいる人が沢山います。
札幌国際スキー場
札幌市中心部から約1時間ほどの場所にあるアクセス良好のスキー場です。初心者から上級者まで楽しめる変化に富んだコースラインアップが魅力です。
近くに定山渓温泉もあるので、温泉に泊まってゆっくりしたり、日帰り温泉で疲れを取ってから帰るのもいいですね。
営業期間:2019年5月6日まで
GW中の営業時間:9:00~16:30
中山峠スキー場
こちらも札幌市中心部から車で約1時間程度の好アクセスのスキー場です。国道230号線を中山峠に向かってまっすぐ進むと、札幌方面から見て左手にあります。
非常にコンパクトな山なので、初心者にはオススメのスキー場です。
営業期間:2019年4月1日から2019年5月12日まで
キロロスノーワールド
札幌から車で約1時間半程度の場所にあるスキーリゾートです。
ゲレンデの目の前にはシェラトンホテルもあり、スキーだけではなく、温泉やグルメなども楽しめます。
営業期間:2019年5月6日まで
ニセコアンヌプリ国際スキー場・グランヒラフ
言わずと知れた北海道最大級のスキーリゾートです。初心者でも滑りやすい、斜度の緩いコースも多く、温泉やグルメ・ショッピングなど周辺観光施設も充実しているのでアフタースキーも楽しめます。
それぞれ別のスキー場ですが、連絡通路で連結されているので、共通リフト券を購入すればどちらのスキー場でも利用することができます。もちろん、単独チケットもあるので、お好みに合わせて選んでください。
グラン・ヒラフ 倶知安町字山田204
営業期間:2019年5月6日まで
ニセコビレッジスキー場
上記のアンヌプリ、グラン・ヒラフに挟まれているスキー場です。
標高が上記の山より低いため、4月7日で一旦クローズしますが、その後整備され、連休中は臨時でオープンします。
こちらも共通リフト券があればアンヌプリ、グラン・ヒラフと合わせて利用することはできます。(もちろん単独チケットもあります)
営業期間:2019年4月28日から2019年5月6日まで
ゴールデンウィーク臨時営業(4月7日で一旦クローズします)
春スキーの雪質は?
「北海道といえばパウダースノー!」と期待されている方もいるでしょう。しかし、残念ながらこの時期はパウダースノーに遭遇する確率はほぼゼロです。
良くてベタ雪(水分を非常に多く含んだ雪)で、多くのコースはアイスバーン(ほぼ氷)です。ふかふかした深雪がないので、板のコントロールはしやすいですが、アイスバーンになるとエッジの効きが悪くなるので、ワックスがけやエッジ研ぎなど事前のメンテナンスをお忘れなく!
レンタルスキーはメンテナンスが行き届いているのでオススメです。
春スキーの注意点は?
ハイシーズンに比べて気温が高いので、服装も長袖の若干薄手のものでも大丈夫です。但し、山の気候は変わりやすく、特に標高の高い山ほど気温が下がるので、急な気温の変化にも対応できるように重ね着できるものをロッカーに入れておくようにしましょう。
また、水分の多く含んだ雪や、リフトから潤滑油が混ざった水滴が落ちてくることがあるので、ウエア・グローブ・帽子などには防水スプレーをかけておくと安心です。
北海道のスキー場には人工降雪機がない場所がほとんどで、天然の雪だけでゲレンデはできています。したがって、その時の積雪状態や気温などによっては営業期間が変更になったり、クローズされるコースも出てきます。
どのスキー場も積雪状態やリフト運行情報などHPで随時更新していますので、お出かけ前に一度確認してください。
まとめ
春スキーのメリットは、気温が高く暖かい中で滑れるということ、また混雑しないということが挙げられます。
その一方で、雪質はあまり良くないので、ご自身の技量に合わせて無理をせず、怪我のないように楽しんでください。