毎年恒例のように海水浴や登山など日に当たる機会の多い人は、やっぱりシミが出てきちゃったな、と実感させられますが、日焼けなんてほとんどしないし、日焼け対策も万全なのにどうしてシミが増える?と思われる人も多いのです。
シミの最大の要因は日焼けにありますが、それ以外にも、じつは沢山あります。そこで美肌を保つためにも、シミの原因や対処法をまとめてみました。
シミはどうしてできるの?
シミの原因は大きく分けて2つあります。外からの刺激(外的要因)と内からの刺激(内的要因)です。
副腎皮質機能の低下・酸性体質・胃腸の慢性障害や貧血
避妊薬ピルなどの服用・精神不安・妊娠
このように、外的要因は外からの皮膚に対する攻撃によるもので、内的要因は身体の中からできてくるものがあり、これを肝斑(かんぱん)とも呼びます。
紫外線などが皮膚を刺激すると、皮膚のメラノサイトという色素細胞が、メラニンを増やして有害な紫外線を体内に入れないようにします。(生体の防衛反応です)
しかし、若い時は繰り返し紫外線に当たっても代謝がいいので、このメラニンは消えますが、年齢と共に再生能力が低下してメラニンが残りそれがシミとなって消えなくなってしまうのです。
また、内的要因は身体の機能が正常でないときにシミとなって表れやすく、内臓障害が起こると、血液の循環が悪くなり新陳代謝が低下し、しみ(肝斑)として表れるようになります。
シミの場所で何が原因かわかる?
内的要因でシミができる原因は様々ですが、シミの場所によっても原因がわかることがあります。
・額:副腎皮質ホルモン・卵巣ホルモンなどのバランスが崩れたとき
・生え際:婦人科系が弱っているとき
・まぶた、目の周り:女性ホルモン分泌異常のとき
・目じり:神経質・心痛・甲状腺の弱い人・目・耳・鼻との病気に関係がある更年期障害など
・頬:肝臓機能障害・機能低下の人・更年期障害・副腎機能が弱い人
・口の周り:胃腸障害・卵巣異常・生理不順など
このように、顔は健康のカルテと言われるほど、色々な内臓の変化が鏡のようにあらわれます。
その他にも、ストレス・妊娠などでも出ることがあります。
妊娠の場合は、妊娠中に目立ち産後に消えていきますが、妊娠のたびに繰り返すと消えなくなってきます。
シミができてしまったらどうしたらいい?
シミができると老け顔の印象になり気分も落ち込みます。でも、シミができても気を付けて手当てをしてあげると、薄くなってくるので、あきらめないで下さい!
紫外線などの体の外から受ける刺激のシミは、お肌のためになることを率先しましょう。
酸性食品(肉、魚、卵、砂糖、穀物など)に偏りすぎる欧米などの食生活では、
アルカリ食品(野菜、果物、海藻、きのこなど)が不足しやすいので、和食を中心に食べるのがおすすめです。。
食事を見直すことや病院での治療によって薄くなります。内臓が弱ってますよとサインを出してくれているので、早めに対処してあげることでシミも目立たなくなります。体調管理を見直しましょう。
まとめ
シミの原因は沢山ありますが、まずは作らない増やさないが鉄則です。一度できると、シミを消すには時間がかかります。
医療レーザーなどもありますが、濃くなればなるほど時間もかかるので、おかしいな?と目に着いた時から早めに対応してあげましょう。作らず!増やさず!悪化させず!ですね。