「継続は力なり」と、昔の人はいいことを言いますね。
どんなことにおいても継続するということは非常に重要なことですが、それはダイエットについても同じです。
数日で諦めてしまっては、その数日間どんなにストイックに頑張っても、全て水の泡になってしまいます。
では、継続させるために必要なことはなんでしょう?
それはダイエットに対する「モチベーション」です。
人間の心理として、成功体験があると長続きしやすいのですが、あまり結果が出ないとやる気が続きにくく、挫折しやすくなってしまいます。
モチベーションを上げるため、ついつい短期間でより多くの体重減少を望みたくなりますが、健康を害してしまっては元も子もありません。
そこで今回は、健康的に痩せるための1ヶ月の体重の目安、私が実際に行ったモチベーションの維持の方法などについて解説・紹介していきます。
ダイエットで1ヶ月で痩せる限界とは?
1ヶ月で痩せる限界・・・
答えは「無限大」です!
元の体重にもよりますが、元は60kgあった人が1ヶ月で40kgまで減らすことだって可能です。
1日の摂取カロリーを極限まで減らし、運動をすればそのくらい痩せることも可能です。
さあ、頑張ってください!!
・・・と言われたら、どう感じたでしょうか?
「そんなの体に良くないよ!」と感じる方がほとんどですよね。
それが正常の感覚です。
私も随分とサディスティックなことを書いているなあとハラハラしていました笑。
しかし結果を追い求め過ぎてしまうと、どんどん過激なダイエット方法に走ってしまいます。
もし過激なダイエットを取り入れてしまうと、短期間で急激に痩せることばかり考えてしまって、
・妊娠可能な年齢の若い方は不妊
・閉経後の方は骨粗鬆症
など、このような健康被害が起こる可能性があります。
また、体重が増えることに対して恐怖を感じてしまい、食事をすることに抵抗を感じる拒食症や、その反動による過食症など、心の病も発症する恐れがあります。
例えば、かなりキツイ食事制限のダイエットをして、目標の体重に達成したので前の食事に戻した途端、リバウンドをする人がいますよね。それもかなり多い確率で、みなさんリバウンドしていますよね。
これも、一過性の過食症の状態になっているのです。
今まで「我慢をしていた食事」というものは、要は「好きな食べ物」ということです。
これを食べれるようになったという喜びは、通常の精神状態より大きくなっているので、食べるという反動も大きくなってしまいます。
だから、食欲の欲求がコントロールができなくなってしまう状態なので、食べ過ぎてしまうのです。
このように短期間での急激なダイエットは、健康被害も精神被害も起こしてしまうので、平均的な1か月の減量目安は3㎏が健康に痩せる限界と覚えておいて下さい。
健康的に落としていい体重はどれくらい?
ここでは、BMIが25以上の軽度肥満以上の方を対象に解説していきます。
軽度肥満の方でも重度の肥満の方でも、1ヶ月に落とす体重は5%程度が健康的に痩せることのできる最大値となります。
でも5%と言われてもピンときませんよね。そこで、
例えば、体重70kgの方なら3.5kg、60kgの方なら3kgが落としてもいい体重の最大値となります。
1ヶ月間一生懸命ダイエットをしたのに、1〜2kgしか落ちなくてがっかりしか経験をお持ちの方はいませんか?
がっかりする必要なんてありませんよ。
それが適正な体重と落とし方なのです。
1ヶ月トータルで見て少しでも体重が落ちていたらそれは成功の証の一つですので、このまま継続していきましょう。
ダイエット中のモチベーション維持のコツ
ダイエットとは長く続けるものなので、当然、やる気が無くなることは誰だって起こりうることです。
そんな時にモチベーションを上げるにはどうしたかいいか?
私が実際にやった「モチベーションアップ大作戦」についてご紹介します。
目標を立てる
目標となる人(モデルさんでも芸能人でも)の「全身の写真」を眺めるようにします。
モデルさんでも女優さんでも、スタイルが良いと感じる人は、大抵しっかりと筋肉が付いていることが多いです。米倉涼子さんの脚、安室奈美恵さんの腹筋、YOUさんの二の腕・・・など、皆さん細いスタイルですが、決してガリガリではなく筋肉があって引き締まっているのが見て取れますよね。
「この人ようなスタイルになれたら、こんな服を着たい!」などと妄想することで、やる気にもつながります。
ボディラインの変化に気付く
ダイエットをしていると、徐々にボディラインに変化が生まれます。
「なんとなくここが引き締まってきたような気がする」という、ほんの少しの変化にも目を向けることが、モチベーションのアップにつながります。
だから、
とにかく自分を鏡に映しましょう。
自分をしっかり見ることで、少でも変化があらわれていることに気付きやすいです。後姿も要チェックです!
しっかり自分の身体を触りましょう。
お風呂でもいいので、身体を洗う時にタオルやスポンジではなく、手で洗うようにするとボディーラインの変化に気付きやすいです。
ガジェットをフル活用する
どれだけ動いたかを計測できるウエアラブルの活動量計や、スマホの歩数計を利用することもおすすめです。
最近は低価格でも歩数や消費カロリーのほか、心拍数や睡眠記録などにも対応した高機能の活動量計が増えてきたので、お好みに合わせて選ぶことができます。
防水機能なども付いていて、血圧の管理もできます。スマホと連動させることもでき、着信通知など様々な機能で充実したアイテムです。
活動量計は毎日どのくらい動いたかが記録され、日々の運動目標と達成率が明確になるので、
「今日はもっと運動しなくちゃ!」
「今日は頑張ったなあ」
などと実感できるところが、やる気にもつながります。
まとめ
健康的に痩せるために減らしていい体重は意外と少ないのです。
健康を維持し、リバウンドを防ぐためにも急いで結果を出そうとせず、少しずつゆっくりと減量していくことがダイエットの成功のカギとなります。
焦らず、根気よく続けられるように無理をしないことを心掛けて下さい。