かつてはジムやスポーツ用品店などでしか見かけなかったプロテインですが、ここ最近はドラッグストアやスーパー・コンビニなどでも販売されるようになり、その存在はぐんと身近なものになってきました。
また、もう一つの新たな傾向として、女性向けのプロテインの種類も多くなってきたことも挙げられます。
昔は、男性のムキムキ筋肉を作りたいという方々が、こぞってプロテインを飲んでいるというイメージしかなかったのですが、最近は女性もよく飲んでいますよね。
ではこのプロテインを、女性が飲むメリットとは一体なんでしょうか。
期待される効果や副作用についても併せて解説していきましょう。
女性のためのプロテインの選び方
プロテインは大きく分けると
カゼインとホエイは牛乳由来のタンパク質ですが、ソイは大豆由来のタンパク質です。
大豆にはイソフラボンという成分が含まれていて、これが女性の美と健康をサポートする「カギ」となる栄養素です。
また、ホエイやカゼインに比べて1食当たりのカロリーが低いところも、毎日の生活に取り入れやすいポイントです。
つまり、女性が摂取するなら断然「ソイプロテイン」がおすすめになります!
とは言っても種類が多くて、どれもそこそこ大容量のものばかり・・。
口に合わなかったらどうしよう?と不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、大型スポーツ量販店で1食分ずつの粉末が小袋に入ったものや、スーパーやコンビニのドリンクコーナーには、紙パックに入ったプロテインドリンクが販売されているので、まずはそれらで味を確かめてみると良いでしょう。
また、目的に合わせたプロテインを専門家がチョイスして、さらに試飲もできる「プロテインバー」が併設されているスポーツ用品店もあります。
まだまだ店舗数は少ないのですが、もしお近くにあったらぜひ活用してみてください。
女性におすすめのプロテイン
プロテインの中には女性のために作られているモノも多くあります。
昔のプロテインは、基本的に味が美味しくなく飲みにくいモノでしたが、最近では味の種類も豊富で女性の好みのものも沢山でています。
以前私も愛用していたサバスのシェイプビューティーは、ミルクティー風味で飲みやすく美味しかったです。
また、大豆の味が好きとかプロテインの人工的な味が嫌いという人には、人口甘味料や香料が入っていない大豆の自然の味だけのプロテインもあります。
このような味がないプロテインを選ぶと、自分の好きなモノと混ぜて色々なアレンジができるので、その日の気分に合わせて味の変化が楽しめ、飽きることがなく飲み続けやすいです。
また、私が最近良いと思ったプロテインはメグビープロです。
ソイプロテインで期待できる効果やメリットとは
プロテインは、あくまでも栄養補助食品なので、効果の出方には個人差があります。
また、プロテインはどういうものなのか?ダイエット中に飲んでもいいのか?などの疑問はこちらにまとめています。
プロテインには、以下の様な効果が期待できます。
筋力向上
プロテインを摂取する目的の大半を占めるのは「筋肉をつけたい」という理由ではないでしょうか。
「筋肉は天然のガードル」と言われているほど、美しいスタイル維持のためには筋肉をつけることは非常に大切なことです。
またしっかりと筋肉があると、怪我の防止・持久力の向上・疲労軽減にも役立ちます。
そこで、タンパク質は筋肉を作るいわば「原料」とも言える栄養素です。
筋肉がつく、というとボディビルダーやプロレスラーのような体型を想像しがちですが、素人があれだけ大きな筋肉を作るのは並大抵のことではありませんので、「太くなる」ということはまずありません。
むしろ引き締まって細く見えるので、ダイエット中の方は運動にプロテインも併用してみましょう。
美肌になれる?
コスメを使って外側からケアをすることも美容も基本ですが、さらに美しいお肌を手に入れたいなら、体の中からのケア「インナーケア」にも力を入れましょう。
ソイプロテインに含まれるイソフラボンは「エストロゲン」という女性ホルモンを非常に酷似した働きをします。
この女性ホルモンの働きにより、若々しいお肌の維持に役立ちます。
食事制限の補助
ダイエット中は食事制限をする方も少なくないでしょう。
しかし、この食事制限の落とし穴として、栄養不足や空腹の反動でどか食いをしてしまう、というリスクが考えられます。
そこで、食事前にプロテインを飲むことである程度小腹を満たしつつ、ダイエット中に不足しがちな栄養素を補えるので、食事制限中の栄養補助食品として活用することもできます。
ただし、いくらダイエット中とはいえ、最低でも女性の基礎代謝の平均値である1300kcalプラスアルファの食事は摂るようにしてください。
プロテインを常用することで考えられる副作用
稀に、タンパク質が体に合わず、お腹の不快感「下痢・腹痛」などを引き起こす場合があります。
そのようなときは、少しの量から始めていき、体調を見ながら徐々にプロテインの量を増やしていきましょう。
また、大豆製品を多く摂ると乳がんになりやすいという説が、まことしやかに囁かれていますが、日本乳癌学会はこれを否定しています。
乳がんの発症とイソフラボンの摂取には関連性がない、との見解を示しています。
プロテインで死亡説?
また、プロテインの定期的な摂取は腎臓を壊すと言われる医師もいます。
エビデンスがないものは、たとえ医師が発言しても問題視されにくいことが多いです。
例えば、海外で先天的の腎機能がよくない「尿素サイクル異常症」を患っていた人が、そのことを自覚することなく、大量にプロテインを摂取したことによる死亡事故は起こっています。
「尿素サイクル異常症」とは、たんぱく質を体内で分解しきれずに、血液中のアンモニア濃度が高まるという分解障害で、意識をなくしてしまうという症状です。
この方は、プロテインをはじめ、肉や卵など沢山のたんぱく質を多くとるような食事をとっていました。
このことからも、腎機能が低下している状態の人がタンパク質を摂りすぎるのはよくないということはわかります。
プロテインはよくない説?
では、健康な人もプロテインはよくないのでしょうか?
通常、タンパク質を摂取しなければ人体に大きな悪影響を及ぼします。
新鮮で加工されていないタンパク質を取るのは理想ですが、ダイエット中の人は特に摂取量は少なくなっています。
いつもの摂取量が減っている分に関して、プロテイン製品で補うというだけの量であれば、全く問題ないでしょう。
なぜそのような事が言えるかといいますと・・
私の知人は、アスリート選手や運動をよくする人・肉体労働をしている人・健康維持のためにジムに行く人など、様々な活動や年齢の方がいます。
そのほとんどの人がプロテインを愛用しています。
例えば、
など、私の周りではプロテインを常時摂取している人は沢山いますが、プロテインの摂取で健康被害を起している人は一人もいません。
もちろん私も7年ほど前から朝食にプロテインを飲んでいますが、いたって健康です。
確かに、食べ物だけでタンパク質を豊富に摂取できるなら、それに越したことはないでしょう。
ただ運動や筋トレをする人や、ダイエット中の方などは、食べ物からの栄養分だけでは足りていないことも多いです。
そこで、足りない栄養素(タンパク質)を補うという点では、プロテイの効果は期待できるということです。
またプロテイン以外でも、どのような食べ物でも過剰摂取は体にはよくありません。
食べ物・飲み物・サプリメントなど、偏ったモノの過剰摂取をすれば病気になることは誰でも理解できますよね。
いずれにしても、プロテインのパッケージに記載されている1日摂取量を守り、過剰に摂取しなければ問題ないということです。
まとめ
ソイプロテインは、女性の美容と健康に非常に役立つ栄養補助食品です。
もちろん、プロテインを飲んだからと言ってすぐに効果が出るものではありませんので、あくまでもサポートするための栄養食品と考えてくさい。
最近は、カフェラテ風味やヨーグルト風味など味も様々ですので、お気に入りのプロテインを探してみてくださいね。