北海道で流氷を見るなら網走・紋別・知床どこがいい?アクセス方法など

北海道のあれこれ
※このブログでは、プロモーション広告を利用しています。
※このブログでは、プロモーション広告を利用しています。

北海道でも流氷を見る事ができる場所は限られています。道東地域のオホーツク海と太平洋沿岸の一部ですが、その中でも有名なのは、紋別・網走・知床!この3つの町は近そうに感じますが、紋別から網走まで約2時間・紋別から知床までだと3時間半かかります。また冬の北海道だと、その時間の倍かかることもあります。

決して近くないので、流氷をどこで見るか決めてから行動するのがおすすめなのですが、どこで見るのがいいのか?迷いますよね。そこで紋別・網走・知床の3つの町にはそれぞれの魅力があるので、どこで流氷を見るのがいいかご紹介します。

スポンサーリンク

北海道で流氷を見る!

冬の北海道は楽しいことと美味しいものが沢山ある魅力的な地域で、道東も北海道屈指の漁港が沢山あります。中でも釧路は有名ですが、根室・羅臼・網走・ウトロなどその地域で獲れる魚介類は日本でも有名な高級食材ばかりです。

なぜそんなに美味しい魚介類が多いのか?それは、

流氷に乗って流れてくる植物プランクトンの豊富な海水が、魚たちの美味しい餌になっているからなんですね!

だからできるだけ流れてきて欲しい氷なんですよ。

毎年必ず見る事ができるとは限らない流氷ですが、流氷は中国とロシアの国境を流れるアムール川からオホーツク海を南下してきます。この流氷を最初に見る事ができる地域は紋別が早く、それから網走知床に流れ着いていきます。

でも、毎年同じように見る事ができるとは限らず、風と潮の流れで移動する流氷はタイミングが合わないと見ることができないのです。早くて1月中旬頃から見る事ができますが、近年は流氷を見る期間も短くなっているようです。

 

流氷を見るなら紋別・網走・知床どこがいい?

流氷を見る場所は紋別・網走・知床が有名ですがそれぞれ見方が違い、地域ならではの観光も大きく変わってきます。

紋別
紋別では流氷砕氷船ガリンコ号Ⅱがオホーツク海を走ります。ガリンコ号の特徴はアルキメディアン・スクリューと呼ばれる螺旋型のドリルを船体前部に装備していて、世界初の流氷砕氷観光船になります。

初代は北海道遺産にも登録され、1996年まで運行されていました。

現行のガリンコ号Ⅱは初代のスクリューの4本から2本に減減りましたが、砕氷能力はアップし、氷厚60cmの氷を割りながら進むことが出来るようになっています。

そんな先端部分のドリルがガリガリと流氷を砕いて進む迫力満点のクルーズが大人気です。ただ、近年の紋別の流氷の接岸状況はあまりないようで、見れない事が多いかもしれません。

網走
流氷といえば網走とイメージする人も多いのではないでしょうか!おーろら・おーろらⅡでクルーズしますが、こちらの船は船体の重さを利用して氷の塊に乗り上げて重みで氷を砕きながら運行する船になります。大型船でデッキからも室内スペースも広いので、寒い時は室内からでも流氷を見る事ができます。

 

 

知床
知床は半島になっているのでウトロ羅臼から流氷を見る事ができます。

ウトロでは流氷クルーズはなく、代わりにアクティビティな流氷ウォークやスノーシューなどがあります。接岸率が一番高いのは実はウトロなので、流氷を見るだけなら一番確率は高いです。凍ったオシンコシンの滝やフレペの滝など世界遺産を眺めながら流氷も見ることができます。

羅臼では知床半島を越えてきた流氷を見る事ができます。また、冬は漁ができないウトロや網走・紋別と異なり冬にも漁ができるので新鮮魚介を楽しめます。流氷とバードウォッチングが楽しめるクルーズも運行していて、オオワシ・オジロワシなどの観察もでき、プロカメラマンなどにも人気があります。

ちなみに、ウトロと羅臼は半島の2つの街をつなぐ知床横断道は冬季通行止になります。

 

3つから選ぶには

網走・紋別・知床で、3つのそれぞれの流氷の楽しみ方がありますが、どのように選べばいいかまとめてみます。

網走・紋別・知床それぞれの魅力は
・氷を砕く迫力のある船を見たり乗船したい場合は紋別がおすすめ。
・流氷以外の観光もしたい人には網走の方がおすすめ。
・流氷の接岸率が高くホテルやイベントも楽しみたいならウトロがおすすめ。
・道東の新鮮な魚介類も味わいたい、それで流氷も見れたらサイコーという人には羅臼がおすすめ。

紋別・網走については風向き・強風・気温と運次第が難点で、午前中は真っ白に接岸していても昼過ぎにはすっかり離れてしまう。なんていうことが多いです。また、網走では万が一流氷を見る事ができなくても他の観光がありますが、紋別は観光地ではありません。
ガリンコ号Ⅱに乗れるだけでいいと考えられるなら紋別でもいいですが、流氷が流れ着いてくれることを運に任せるかどうか、考えどころです。

船に乗れなくても岸からの流氷も見たい、アクティブに流氷体験したい人にはウトロがおすすめです。流氷フェスなども開催して地元の人との交流も楽しめます。
また、羅臼は漁師の民宿や旅館が多く、船で流氷見学をして新鮮な魚介類を楽しめるというメリットがあります。
このような良さを踏まえて流氷をメインに行動するなら、網走とウトロを巡るのがおすすめで、流氷を見る確率はかなりアップします!

網走~ウトロ間の距離は、車やバスで約1時間半。冬道で2時間半位を目安に考えて最初は網走に向かい、流氷を見ることができなかったらウトロに向かう。そうすると流氷が見る確率が高くなります。

宿をウトロにしておくのもおすすめです!

ウトロの宿の情報は↓こちらでどうぞ

 

余談ですが、2017年4月に釧路の千代ノ浦海岸にも流氷が接岸していてラッキーなことに見る事ができました。こんなとこでも偶然にも見る事ができるので、本当に運任せ?ですね!

 

スポンサーリンク

アクセス方法は?

紋別へのアクセスは紋別空港が近くにあります。でも、羽田~紋別間は1日1便しかなく不便さがあります。紋別空港からバスで約15分で紋別海洋交流館になります。
また旭川空港に降りてそこからバスで行くか、旭川から遠軽までJR石北本線で、遠軽からバスというルートもあります。

・旭川から紋別までバスで約3時間から冬季は約4時間
・遠軽から紋別までバスで約1時間から冬季で約2時間

千歳空港で降りてJRやバスを利用するのもありですが、約5時間~冬季は約6時間以上かかります。

網走へのアクセスは女満別空港が一番近いです。こちらは東京・大阪・名古屋・千歳空港からの便もあるので飛行機を使うのが便利です。女満別空港からリムジンバスで約40分から1時間です。

札幌駅からJRの場合はライラック特急で旭川、そこからオホーツク大雪に乗り換え網走駅下車ですが、このコースだと約6時間以上かかります。バスでも札幌からドリーミントオホーツク号で約6時間以上かかります。ということで網走の場合は女満別空港経由がおすすめです。

知床へのアクセスは

空港利用の場合、最寄りの空港は女満別空港か中標津空港になりますが、中標津空港は便が少ないので女満別空港の方がおすすめです。女満別空港から連絡バスで網走駅まで行きJRで知床斜里駅下車。そこからバスでウトロに行きます。本数が少ないので時間を確認して乗り過ごすことのないようにしましょう。

また期間限定で車窓から流氷を見る事ができる流氷物語号が運行されます。
流氷ノロッコ号の後継ぎとして2017年から運行しています。


網走駅~知床斜里駅を1月下旬から2月下旬の運行です。途中停車駅の北浜駅の展望台からは流氷を間近で見ることができます。網走からウトロに行く経由として乗車するのがおすすめです!

羅臼へは知床横断道が通行止め中は、斜里町方面からは根北峠経由の国道244号を利用します。また中標津空港から阿寒バスを利用するのが一番便利ですが、中標津空港の便数が少ないのが難点です。北海道の冬道に慣れていない人はレンタカーはおすすめできませんが、車がないと少し不便な場所になります。

また、釧路から道東を巡る交通機関と、知床のアクティビティがセットになった「ひがし北海道ネイチャーパス」が期間限定で運行されます。これは車を運転できない人や、道外からの観光にはうれしいパスで、日中は釧路から弟子屈などを周り、知床で流氷のアクティビティ体験ができるなど、流氷期間を楽しめるパスです。このパスを利用すると道東を堪能できるので、車がない・運転できない人にはおすすめです。

・鉄道とバスとアクティビティがセットになったパス
運行期間:2019年2月1日(金)~ 3月20日(水)
h ttp://travel.willer.co.jp/tour/hokkaido-nature-pass/?mid=1263

まとめ

いかがでしたか。流氷を見るなら網走~ウトロ経由で楽しむのがおすすめです。もし時間があればガリンコ号Ⅱに乗って網走~ウトロ又は羅臼までオホーツク沿岸部を、すべて周ってみて欲しいです!また、アイスバーンで車の運転に自信がない人や車のない人は、期間限定の公共交通機関で安全な旅を楽しんでください。

 

タイトルとURLをコピーしました