北海道の冬は面白く、神秘的な現象をよく目にします。その中でもジュエリーアイスって聞いたことがありますか?ん?食べる物?貴金属?のような名前ですが、名前からしても絶対キレイなもののようですよね!
そんなジュエリーアイスはどんなものでどこで見る事ができるのか?見る事ができる場所や時期・交通手段やなどをまとめてみました。
ジュエリーアイスとは
ジュエリーアイスとは北海道の冬の間にしか見られない自然現象で、十勝川の水が氷になったものです。北海道では流氷が有名ですが、それとはまた違った氷で、透明度の高いキラキラしたクリスタルのような氷の塊です。
HP参照
平均最低気温が-15℃になる寒い地域の十勝川は河口付近が凍結し、その凍結した氷が割れて一度海に流されていきます。その後近くの海を漂流して海が荒れた時に砂浜に打ち上げられます。
この浜に打ち上げられた氷をジュエリーアイスといいます。
波にもまれた氷は河川の石のように角が取れて丸くなり、宝石のように美しい輝きで、自然が生み出す世界的にも稀な現象です。期間限定のジュエリーを楽しむことができるとても神秘的なものなのです。朝日を浴びるとオレンジ色に輝き、昼は海のブルーの輝きに、朝霧や雪が降っても幻想的で絵にな景色はとても神秘的な光景です。
HP参照
2015年にクリスタルのような美しさからジュエリーアイスと名付けられ、写真家の間では有名なジュエリーになりました。朝日が昇る時がシャッターチャンスに一番いい時間のようです。
ジュエリーアイスはどこで見る事ができる?
北海道の開拓時代から風雪に耐えながら街を見守ってきた2本の老木、ハルニレの木が有名な北海道豊頃町に流れる十勝川の河口付近、大津海岸で見る事ができます。豊頃町役場大津支所の駐車場から歩いて約5分になります。
ジュエリーアイスを見る時期や交通手段は?
豊頃町は真冬になると-20℃以下になることもあり、北海道でも極寒の地です。ただ、その年の天候によってもジュエリーアイスを見る事ができるかどうかは変化があります。
1月中旬~2月下旬頃までの期間でよく見る事ができます。
交通手段
大津海岸までは残念ながら電車やバスなどの交通機関がありません。個人的に見に行きたい場合は車がないと大津海岸まで行く事は難しいです。ただ、車の運転ができる人でも北海道の冬の道に慣れていない人は大変危険です。
個人で見に行く時は車がダメな場合は、タクシーを利用する見学ツワーがありますので、そのような企画を利用しましょう。
タクシーを利用した見学ツワー
h ttp://www.tabinobenriya.co.jp/
・アクティビティジャパン
h ttps://activityjapan.com/
・サムライプロデュース
h ttps://www.samuraiproduce.com/
また、団体旅行にジュエリーアイスの見学が組み込まれているツワーなどもあります。
車で大津海岸まで行く場合
帯広からは38号線を太平洋側に向かって進んでいくと大津海岸に辿り着くのですが、北海道らしいとてものどかな田舎道です。大津海岸付近には24時間のコンビニなどもないので、水分や食べ物は事前に購入しておきましょう。
駐車場は豊頃町役場大津支所やその付近にもあります。ただ、周りは民家が多いので無断駐車などはしないようにマナーを守りましょう。
・帯広空港から車で約1時間の距離ですが冬の路面では約1時間半から2時間かかると考えましょう。
・千歳空港からも車で4~5時間は考えておきましょう。なるべく、車を使わないように帯広空港や駅からのレンタカーがおすすめです。
海岸沿いは風も強く特に朝夕は体感温度は-25℃~-30℃に感じることもあります。防寒着はしっかり備えておきましょう。
近くのおすすめ
・はるにれの木
樹齢140年になる2本の古木。北海道には沢山の有名な気がありますが四季折々の表情豊かな大木です。
・十勝川温泉
国内はもちろん世界的にも珍しいモール温泉です。皮膚を刺激しない泉質を持つ湯なので「美人の湯」とも呼ばれ、肌がすべすべになります。
・朝日堂
帯広十勝といえばスイーツの名店が多い地です。中でも豊頃町の朝日堂アメリカンドーナツは地元民に愛される名店です。あっさりした甘さなので何個でも食べれます。
まとめ
いかがでしたか。時刻によって幻想的な輝きを放つジュエリーアイス。流氷とはまた違った感動があります。とても寒いですが早朝がおすすめです!
ぜひ一度ご覧になってみて下さい!