生後1ヶ月の検診を終えると、いよいよ赤ちゃんのお散歩デビューです。
しかし、それがもしも北海道の真冬だったら・・どうしたらいいのでしょうか?
氷点下の毎日で、日中でも凍りつくような空気で赤ちゃんをお散歩させるのは心配・・・というママも多いのではないでしょうか?
そこで、北海道の冬における赤ちゃんの散歩をどうするかについて解説していきます。
北海道の冬に赤ちゃんの散歩は?
北海道の冬は一面真っ白になる雪景色が印象的ですが、住んでいる人々は毎年の雪景色に動じることなく、普段と変わらない生活を送っています。
そんな中、引っ越しや転勤などで北海道に住まいを移した時、大人だけならまだしも、生後数か月の赤ちゃんがいたり、北海道で初めての出産を迎えたりすると、子育てに心配になりますよね。
まして真冬に当たった場合、大人だけでも初めての北海道での生活は不安な事ばかりです。
そこで、赤ちゃんと北海道の冬の生活で気になることに散歩があります。
生後数か月経つと、お散歩させましょうと言われますが、そんな北海道の大雪の中で散歩なんて・・と心が折れそうになるかもしれませんが、北海道の冬の子育てでも、皆さん外に出て散歩させている光景は見かけます。
生活道路はほとんど除雪されているので、歩く場所に困るような場所もそれほどありません。
ただし、良く晴れた日に限ってです。
北海道と言っても、毎日雪が降っているわけでも、吹雪いているわけではなく、晴れた日もあります。この晴れた日を有効に使いましょう。
それに、「毎日散歩させないと・・」と、気負う必要は全くありません。
雪の降らない地域でも、雨の日には散歩に行く人はほとんどいないでしょう。それと一緒で、北海道でも晴れていて比較的穏やかな日を目掛けて散歩に出るのがおすすめです。
散歩がもたらす赤ちゃんへの効果とは?
実は散歩には赤ちゃんの成長のために、良い効果がたくさんあることをご存知でしたか。
もちろん、産まれたばかりの赤ちゃんななので、自分で歩くことはできません。ベビーカーや抱っこなどでの散歩となりますが、それでも効果は十分にあります。
機能が発達する
室内では1日を通して温度や湿度の変化はそれほど大きくはありません。
特にエアコンや暖房器具・加湿器などでコントロールされ、現代的な高機密な住宅なら尚更です。
しかし屋外はそういうわけにはいきません。
日光が当たれば暖かく、風が吹けば寒くなります。そういった寒暖差が赤ちゃんの体を強くする一因となります。
抵抗力や体温をコントロールする機能を発達させるためにも、お散歩は有効です。
昼夜の区別がつきやすくなる
生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の区別がありません。これは成長と共に身についていくものですが、昼間に太陽の光を浴びることで、赤ちゃんはより昼夜の区別を早く覚えることができると言われています。
昼間は起きて夜は眠るという感覚を体が覚えれば、自然と夜間にまとまって眠るようになるので、夜泣きの頻度も減っていきます。
ママのストレス解消にも繋がる
ママもこの時期は睡眠不足からくる疲労、子育てのプレッシャーなどで大きなストレスを抱えている時期でもあります。
かと言って、これまでのように自由にショッピングなどに行けるわけではありません。
そんな時のストレス解消法として、散歩は非常に効果があります。
日光を浴びることでセロトニンというホルモンが分泌されます。このセロトニンは精神を安定させる効果もあります。
お疲れ気味の時こそ思い切って外に出てみましょう。
冬の赤ちゃんのお散歩ファッションは?
抱っこ紐を使ってお散歩する場合は、フリースなどの暖かい素材を使ったロンパースに帽子と手袋が定番です。
ママは赤ちゃんを抱っこしてからママコートなどで赤ちゃんごと覆ってあげると、2人分の体温で冬でも暖かくなります。
ただし、ここで気を付けたいのが、赤ちゃんは意外と暑がりだということです。
外出中に汗をかいてしまうと、その汗が冷えて一気に体温を奪い風邪の原因となりかねません。
こまめに様子を見て、顔が赤くなっていないか、汗が滲んでいないかをチェックし、暑そうだったらママコートを開いたり、手袋・帽子を外すなどで体温調節をしましょう。
また、雪が降らない地域ならベビーカーを冬に使うことができます。
ベビーカーを使う場合は、中綿入りのスノーコンビなど、抱っこの時よりも少し暖かい素材のものを選びましょう。
ベビーカーの場合は抱っこの時と同様に帽子・手袋に加え、ブランケットなどもあると良いですね。
アイテムが多いとその分体温調節がしやすいので、一見荷物が増えてめんどくさそうですが意外と便利ですよ。
ママのファッションのポイントは?
先に述べたとおり、ママコートがあると急に雪が降り出しても赤ちゃんを守ることができるので、ぜひ1枚用意しておくことをオススメします。
そして何より重要なのが靴です。
雪が降る地域はもちろん、雪が降らない地域もブラックアイスバーンなど路面は滑りやすい状態にあります。
ママの転倒は赤ちゃんの事故にもつながるので靴はヒールがなく、ソールにしっかりとした溝がある滑りにくいものをチョイスしましょう。
防水加工されたスノーブーツを1足買っておくと、赤ちゃんから幼児になった時の外遊びにも使えるので、この機会に履きやすいものを探してみてはいかがでしょうか。
遊ばせる穴場はある?
北海道の厳冬期でも赤ちゃんの散歩は可能です。
まずは自宅周辺を短時間だけお散歩することからはじめ、慣れてきたら少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
また、札幌には大通公園をはじめ、モエレ沼公園や真駒内公園・前田森林公園など、各地域には多くの公園があります。
慣れてきたら、自宅周辺から少しずつ足を延ばして公園巡りをするのがおすすめです。
ただ、札幌は観光地なので、有名所に行くと多くの観光客でにぎわいます。
また冬はインフルエンザなど思わぬ流行性ウイルスに感染する心配もあるので、なるべく赤ちゃんの間は多くの人が集まる場所は避けたいですよね。
冬の地域の公園はご近所さんだけで、ゆっくりできます。
ただ、除雪した雪を集める場所になっているところも多いので、雪山が大きくできている場所は注意しましょう。
最後に
赤ちゃんの頃からの散歩は、免疫を高め、生活のリズムを整えるためにもおすすめですし、またお母さんのストレス発散にも繋がります。
ただ、必ずしも毎日お散歩しなければならないというわけではありません。
特に札幌の冬は大雪になったり、吹雪の日もあります。
天候の悪い日は避け、晴れた日に無理をしない範囲で楽しくお散歩してくださいね。