北海道でのスキーの魅力といえば、やはりパウダースノーですよね。さらに気象条件が良ければ「シルキースノー 」または「アスピリンスノー」と呼ばれるパウダースノーよりも、さらに軽い雪質に遭遇することもあります。
そんな最高の雪質で滑るには一体いつ頃行けばいいのか?そんな疑問にお答えするため、北海道スキーのベストシーズンと注意点について解説していきます。
北海道スキーのベストシーズンは?
北海道で最もよい雪質を味わうには、降雪量がぐんと増える年末年始から気温が上がらない2月ごろがおすすめです。ニセコやキロロ、札幌国際などの標高の高い場所にあるスキー場では、かなりの高確率でパウダースノーを味わえます。
また夕張にあるマウントレースイや、旭川のカムイスキーリンクスなど標高のそれほど高くない山でも、豪雪地帯なので前日の降雪量によってはパウダースノーを味わうことができます。
それ以外の多くのスキー場でも、この時期は十分な積雪があるので、パウダーとまでは行かなくても、ウェットよりもかなり軽い雪質ですので、初心者でも板のコントロールがしやすいです。
また、晴れていて気温が低い日には「ダイアモンドダスト」という現象を見ることができる可能性が稀にあります。これは空気中の水蒸気が凍りつき、まるで空中をダイアモンドの小さな小さな粒が舞っているように見える現象です。「細かいラメ入りの透明マニキュアのような空気」と表現したらよいでしょうか。
写真に撮るのはなかなか難しいので、もしも遭遇したらしっかりと目に焼き付けてくださいね。
注意すること
降雪量が多いのは、いい雪質を作るには必要不可欠ですが、当然、吹雪などの視界不良などに見舞われる場合も多々あります。このような状況に備えて、十分な視界を確保するために、ゴーグルは必ず装着してください。スピードは落とし、周りの状況を確認しながら慎重な滑走を行いましょう。
万が一、自力での下山が無理だと判断したら、リフトやゴンドラでの下山も可能です。最寄りのリフト・ゴンドラ降車地点まで行き、スタッフに言えば乗車できます。
北海道ではいつ頃からいつまでスキーはできる?
北海道内のスキー場は早いところで11月中旬から下旬にかけてオープンします。
一例として
・中山峠スキー場(喜茂別町)
・キロロスノーワールド(赤井川村)
・スノークルーズオーンズ(小樽市)
・札幌国際スキー場(札幌市)
しかし、北海道の大半のスキー場は人工降雪機がなく天然雪のみなので、その年の降雪状況によってはオープンが延期されることも多々あります。2018年シーズンは特に雪が少なく、ほとんどのスキー場はオープンを1週間以上延期しました。
また、かろうじてオープンしても、積雪量不足のため閉鎖されているコースも多く、一応滑走可能ではありますが、楽しめないという状況もあります。このようなことから、飛行機やホテルなどを予約して来道される方は、シーズン初めは避けたほうがベターです。
また、クローズが遅いスキー場は、ゴールデンウィークまで営業しています。
こちらも一例として
・中山峠スキー場(喜茂別町)
・キロロスノーワールド(赤井川村)
・札幌国際スキー場(札幌市)
いわゆる「春スキー」と呼ばれるシーズンで、気温も高く天候に恵まれることが多いので、気象条件としてはハイシーズンの過酷さに比べると、天と地との差があるくらい気持ちよく滑ることができます。ただ、気温が上がる分雪質は低下し、ほとんどのコースでアイスバーン(ほぼ氷)なので、エッジの効きが悪くなり、滑りにくさを感じる方が多いです。(中にはアイスバーンを好む人もいますが)
ご自身のスキー板を利用される際は、メンテナンスをしっかりと行なってからコースに滑走するようにしましょう。
まとめ
北海道で上質な雪を味わうなら年末年始から2月ごろをオススメします!年末年始はスキー場近隣のホテルはすぐに満室になってしまうので、スキー旅行を計画されるなら、早めの予約をしましょう。
また、北海道ではGW頃まで春スキーを楽しめる場所もありますが、雪質は良いとは言えないので、滑走する時は注意が必要です。
ぜひ、一度パウダースノーのコースを楽しんでください。