北海道の北部にある円形の島「利尻島」は、中心に利尻島の顔でもある「利尻山」が魅力的で、自然豊かな島です。年々観光客が増えてきて北海道の観光スポットにもなっています。そんな利尻島へのアクセス方法はフェリーと飛行機になるのですが、今回はフェリーの魅力や予約は必要なのか?どんな座席があるのか?割引はある?など気になることを紹介していきます。
ハートランドフェリーとは
ハートランドフェリーとは、北海道最北端の日本海に浮かぶ島「利尻島」「礼文島」そして最西端の島「奥尻島」を結ぶフェリーの名前です。利尻島へ行くためには、この「ハートランドフェリー」を利用することになります。
こちらのフェリー、実はただの島と島を結ぶ船ではないんです。季節ごとに船上イベントを開催していて、太鼓演奏や船にまつわるクイズ大会・釣りフェスティバル・フェリーオリジナルグッズのプレゼントなどがあり、乗客を楽しませてくれるイベントが沢山ある内容になっています。
開催日はフェリーのホームページで確認ができるので、イベント開催中に乗船するのも面白いですよ。
利尻島へ行くのにフェリーの予約は必要?
フェリーを利用する方が気になる予約の必要性ですが、
「予約はしたほうが確実だろうけど、キャンセル料がかかるのも嫌だし」
「比較的観光客が少ない冬場は、予約しなくても大丈夫でしょ」
といった思いもありますよね。
ですが気になる答えは「予約はするべき!」です。
予約方法としては、電話予約かインターネットでの予約があります。もちろん、予約しなくても満員でさえなければ、乗船できます。
しかし、ハイシーズンはほぼ満席になるので、季節の良い時期に観光するなら予約することを強くおすすめします。
フェリーに車を一緒に乗せる場合
フェリーの中に乗せられる車の台数は限られています。予約時に車も乗せることを伝えると、事前に車の幅などを登録することができ、スムーズに乗船することができます。
予約をしていないと、当日になって車が乗せられない事態になったり、手続きの時間が長くなったりでとても手間になります。
バイクや自転車を乗せる場合
バイクや自転車を乗せる場合は、事前予約はできないため、当日の先着順になります。
人だけが乗る場合
空きさえあれば、予約なしに乗船することはできますが、上等級の席はとても人気のため、こちらの席を希望するのであれば事前予約を必ずしましょう。
予約したあとに、都合が悪くなってキャンセルする場合や、日にち・時間を変更する場合のキャンセル料ですが、当日であってもキャンセル料は発生しません。ということは、予約することにデメリットはないということです。
ただ、出航後のキャンセル料は100%かかってしまうので、気をつけてくださいね。
ハートランドフェリーの魅力ポイント
ハートランドフェリーには、4つの席の種類があり、それぞれ特徴があります。
★2等席
稚内~利尻島の料金:2500円・礼文島~利尻島の料金:910円
1階にある客室です。カーペット式とイス席があり、好きな方を選べます。
車を持ち込む場合は、運転手1名は2等席の料金が含まれています。
★1等和室
稚内~利尻島の料金:4440円・礼文島~利尻島の料金:1620円
1階にある客席で、和室になっています。マットレスと枕が用意されてあり、横になることができます。窓が近いため、海を見渡すことができます。
★1等ラウンジ
稚内~利尻島の料金:5090円・礼文島~利尻島の料金:1920円
2階にある指定席です。すぐ予約でいっぱいになるため、早めの予約が望ましいです。スペースが広く、リクライニング座席なので移動中もゆったり過ごせます。
★特別室
稚内~利尻島の料金:20000円・礼文島~利尻島の料金:10000円
2階にある特別に設けられた部屋で1室限定です。大きなソファやテーブルがあり、応接室のような空間です。絶景と贅沢が味わえる部屋です。
どの部屋からでも、窓から景色を眺めることができますが、料金が高い部屋ほど窓が大きく、海を見渡すことができます。
また、屋外にも席が用意されているので、天気が良い日は屋外に出て潮風を浴びながら日本海を見渡して移動することも楽しめます。
フェリーの席で注意すること
夏場の観光シーズンになると、団体の観光が多く2等席はギュウギュウになることがあります。ゆっくり足が延ばせることもできない混雑もあって、体操座りでやっと座れるということも。
そこで船酔いする人には、居心地が悪くとてもしんどい思いをすることもあるので、少し料金は高くなりますが1等席をおすすめします。
1等和室では、毛布や枕がセットされていて、横になることもできる1人分のスペースは確保でき、また座席は多少のリクライニングもできます。
約2時間の乗船ですが、島に着いても、船酔いをしていたら楽しい観光もできなくなるので、観光シーズンは乗り物に弱い・酔う人は、あらかじめ1等席以上の予約をおすすめします。
ハイシーズンを外しての乗船なら、混み合うことはないので2等席でも問題ないですよ。
フェリーの割引はある?
一部割引になる対象があります。
・学生は、学生証の提示によって2等席のみですが2割引
・障がいがある方は手帳の提示によって5割引
・団体は15名以上で1割引になります
・また、インターネットで予約すると車両だけですが5%の割引になります。
このように残念ながら、大きな割引があるフェリーではありません。
まとめ
利尻島への移動手段の1つであるハートランドフェリー。移動中も楽しめる要素は満載です。イベントや景色を眺めているだけでも普段の景色では見ることができない絶景ポイントなど様々な魅力があふれています。
ぜひハートランドフェリーの魅力を制覇してください。