テレビや雑誌で、女優さんやモデルさんがノースリーブの洋服やタイトスカート・スキニージーンズなどを履きこなしているのを見ると、素敵だなと思ったことはありませんか?
しかし自分で着る洋服は、ついつい体系をカバーしてくれるデザインを選びがちになっている方も多いことでしょう。
華奢なモデルさん並みに、とまではいかなくても、もう少しだけ引き締まれば、ボディラインに自信がついて、選べる洋服のバリエーションも広がるのに・・と思いますよね。
そこで今回は、気になる部分だけを細くする「部分痩せ」について解説していきましょう。
そもそも部分痩せは可能なの?
太ものだけ細くしたい・・。
二の腕のたるみだけを何とかしたい・・。
など、女性に特に多いのが、身体の1部位だけ痩せたいという願望ですよね。
私も、二の腕の付け根・太ももの付け根などが、とってもコンプレックスだったので、どうにかこの部分だけ痩せたいんだけど・・と思う気持ちは、十分わかります。
ただ、いきなりですが、厳密に言うと、部分痩せは「不可能」です。
でも、がっかりしないでください!
部分痩せとは「気になる部分の脂肪を落として細くする」と言うことではなく、「気になる部分の筋肉を鍛えて引き締める」と言うのが正しい原理なのです。
部分痩せをするには、気になる部分の筋肉を鍛え上げれば、引き締まるので細く見えるようになるということなのです。
それに筋肉とは、大変燃費の悪いものです。
筋肉の割合が多ければ多いほど基礎代謝が増加し、痩せやすい体質になります。
つまり、部分痩せのために特定の部位を鍛えると、結果として全身痩せられるという嬉しい可能性があるということです。
そのため、1箇所だけ細くするということは厳密には「不可能」と言えるわけですが、痩せやすい体質になれるならまさに一石二鳥ですよね。
「筋肉」というとボディビルダーやアスリートの逞しい腕や足を想像し、鍛えてたら余計に太くなるのでは、と心配される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、一般人がそこまで筋骨隆々になるには並大抵の努力ではまず無理です。特に女性の場合は、筋肉が付きにくいので安心してトレーニングしてください。
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太もも・二の腕の部分痩せに挑戦しよう!
ここでは自宅で簡単にできて、特別な器具が必要ないトレーニングについて紹介していきます。
また、どのような動作も、1つの動きをゆっくりすることで筋肉にしっかりアプローチできます。
回数も量をこなすのではなく、質を高めて回数を少なくする方が効果的です。
太ももの引き締め
太もも痩せに有効なトレーニングは「スクワット」や「ランジ」です。
スクワットは誰でもその動きを知っている有名な運動ですね。膝を曲げ、ゆっくりと腰を落とし、そして立ち上がることを繰り返す運動です。
太ももだけではなく、下半身全体が鍛えられること、そして何より全身の中で最も大きな「大腿四頭筋」が鍛えられるので基礎代謝の増加にも大きな効果を発揮します。
ポイント体重はかかとに乗せるようにし、膝がつま先から出すぎないようにします。
ランジとは、片足を後ろに出し、ゆっくりと膝を曲げ下半身を沈め、また立ち上がるという動作を繰り返す運動です。
ポイント片足を出す時に、前に出すと、膝が前に出てしまうことが多いので、後ろに出すとそれが解消できます。足は左右交互に行いましょう。
この運動も大腿四頭筋のほか、お尻の大きな筋肉になる「大殿筋」にも負荷がかかるのでヒップアップの効果も期待できます。
二の腕の引き締め
二の腕痩せに効果が高いトレーニングは「腕立て伏せ」や「リバースプッシュアップ」です。
腕立て伏せも誰でも経験したことのある運動ではないでしょうか。
通常の腕立て伏せは意外ときついので、初めのうちは、膝を付く、床ではなくテーブルなどの台の上に手を付くなど負荷を軽くして行うことをお勧めします。
それでもまた辛い、という方は壁に手をついて腕立て伏せを行う「ウォールプッシュアップ」という方法を試してみてください。
慣れてきたら徐々にステップアップしましょう。
「リバースプッシュアップ」とは、通常の腕立て伏せ(プッシュアップ)がうつ伏せで行うのに対し、反対の(リバース)仰向け状態で行う腕立て伏せです。
椅子やベンチなどに両手をついて、椅子やベンチの座面の前に座るように体を下げます。その状態から腕の力だけでゆっくりと体を持ち上げるようにする運動です。
二の腕痩せには最も効果があると言われている運動ですが、その分負荷も大きいので慣れないうちは少ない回数からはじめてみましょう。
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まとめ
部分痩せは、筋トレをして引き締めることで可能となります。しかも全身の脂肪燃焼も期待できるので、メリットはたくさんあります。
ただ、女性は筋肉が付きにくいので、効果を実感できるまでには、少々時間がかかってしまうのが難点ですが・・。
気長にコツコツと続けていくことで、やがてスッキリしたボディラインが必ず手に入るので、それまで諦めず根気よく続けてみましょう。
またトレーニングの最中に痛みを感じたら、無理はせず休息することも大切です。
安全で正しい方法でトレーニングを続けられるよう頑張りましょう。