昨今のグルメブームの1つとして、「肉料理」が注目を集めています。
昔は「肉は健康に悪いから、ダイエット・健康面であまり食べるのは良くない」と言われていましたが、現代では「健康な体を作るたんぱく質を取るためにも、食べた方が良い」という見方に変わっていきました。
巷の飲食店では、ローストビーフ丼や巨大ステーキ・肉寿司など、人々の心をくすぐる肉料理のニューウェーブたちがどんどん増えています。
確かにそんな目新しいものも食べたくなりますが、昔から私たちが食べてきた肉料理も魅力は衰えません。
そして、もちろん「名古屋めし」の中にも肉料理はあります。
それは「みそかつ」。
分厚い豚肉が衣を纏ってサクッと揚げられ、そこに甘く深い味わいのみそだれがかかった料理は、地元民が自信を持って言えるおいしい肉料理です。
有名チェーン「矢場とん」が東京、大阪と次々に全国に店舗展開したおかげで、みそかつの知名度は広く知れ渡ることとなりました。
そのため、出張もしくは観光目的で名古屋に来た人、初めて名古屋に住む人の中には、一度は食べてみたいと考えていることでしょう。
そこで今回は、名古屋駅周辺で2軒、栄周辺で1件と人気スポットでみそかつが食べられるお店をご紹介します。
名古屋地下街で創業40年以上愛され続けた老舗「みそかつ 双葉」
住所・営業時間
・住所:愛知県名古屋市中村区椿町6-9 名駅エスカ地下街
・アクセス:JR新幹線の駅にある「太閤通口」側から下に降りていく「エスカ地下街」の中で「E10」番出口の付近にあります。
・営業時間:日~土11:00~21:30 ラストオーダー21:00 不定休(エスカ地下街の営業に準ずる)
混雑する時間帯
・平日:お昼休みの時間帯:12:00~14:00
近所で働く会社員の方が多いです。
・土・日・祝日:11:00~14:00
平均して6組~10組の行列ができますが、割と回転率が良いお店です。
おすすめする理由
また一方で、みそ煮込みうどん、きしめんといった名古屋めしのお店も多く、それぞれにお客さんが分散され、比較的混雑が少なくなる環境と言えます。
店内の雰囲気
・全29席で、中央に8名分、窓側に5名分のカウンター席、4名分のテーブル席が4つあります。
席同士が少し近いため、団体で来る場合は少し窮屈に感じるかもしれません。また、カウンター席は対面式なので相手との距離が近くて目線を感じることがありあす。
・クラシックのBGMであまりうるさくないため、落ち着いて食べられます。
メニューの特徴
・みそかつに手羽先のからあげ・どて煮・大根サラダを含む「名古屋定食」:1,750円を初めとする各種セットメニュー:1,480円~1,850円があります。
※定食、丼メニュー共にごはんが無料で大盛りにできるうれしさ。
※みそだれが少ないと感じたら、大目にかけてもらえます。
味の感想
・豚肉は脂身が少なく、やわらかいのでとても食べやすいです。
衣がサクッと上がっていて重たく感じることもなく、みそだれは甘すぎるということはなく、ちょうど良くて、かつとマッチしています。
みそかつ! (@ 双葉 名駅エスカ地下街店 in Nagoya-shi, 愛知県) https://t.co/i71gDdLwHU pic.twitter.com/z79wXE4sM5
— selkie(セルキー) (@selkie_uuk) May 1, 2019
働くビジネスパーソンの強い味方「キッチンなごや」
住所・営業時間
・住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋駅構内うまいもん通り
・アクセス:「髙島屋」の側にあるJR在来線の駅改札口の隣、トイレがある場所の階段を下りてすぐの「うまいもん通り」の中です。
・営業時間:10:30~22:30・ラストオーダー:22:00・無休
混雑する時間帯
・平日・土・日・祝日:11:00~14:00、18:00~20:00
◆平日は近くで働く会社員、または出張で名古屋に来た会社員の方が8名~10名程並んでいることが多いです。
◆休日でも5~6名程は並んでいます。
おすすめする理由
店内の雰囲気
・全47席で、窓側にカウンター席のような1名用の席7名分、2名用テーブルが4席、4名用テーブルが5席あります。
・2名用テーブルと4名用テーブルの間の通路は1.5人程のスペースで、全体的に少しせまく感じるかもしれません。
・BGMとしてJ-POPが音量小さめで流れています。
メニューの特徴
・みそロースかつ+どて煮+手羽先のからあげの定食「名古屋ぜいたく定食」:1,730円
・みそロースかつ+エビフライ2本の定食「金しゃち定食」:1,630円
・どて煮をかけ、半熟卵をかつ丼「でら旨味噌カツ丼」:1,340円
・ビール1本にみそ串かつ2本+エビフライ1本+手羽先のからあげ2本のセットメニュー
「生ビールと名古屋名物のセット」:1,380円
※定食・丼メニューの、ごはん・みそ汁・付け合わせのキャベツはおかわり自由です。
※ドリンクメニューでご当地のサイダーやビールが味わえます。
味の感想
ロースカツの豚肉が厚くて大きいため、食べ応えがあり、衣が薄めに付いているので、豚肉の味がしっかりと味わえます。
みそだれの甘さは控えめで、カツにたれをサッとくぐらせてからお皿に盛りつけてあるので、しつこくないです。
『キッチンなごや』という店の名古屋ぜいたく定食を注文した。これで名古屋を満喫するなり pic.twitter.com/vNPOFUwsOF
— マリジャ (@Marijus00) June 15, 2019
元祖みそかつ丼の発祥店「味処 叶」
住所・営業時間
・住所:愛知県名古屋市中区栄3-4-110
・アクセス:地下鉄「栄駅」の南西方面の出口(9番・10番出口)から地上に出て、徒歩3分。NOVAビルの路地裏に位置するお店。
・営業時間:11:00~14:00・17:00~20:00・月曜日は定休日
混雑する時間帯
・平日・土・日・祝日:日により混雑具合に変化があり、具体的にこの日時は必ず混むということは無いです。
おすすめする理由
みそだれで煮ることでかつの油を落としているため、見た目よりもさっぱりといただけます。
さらに、名古屋にきた芸能人がお忍びで通っているため、名古屋市外の方でも気に入りやすいと思います。
店内の雰囲気
全席30席で、1階が5名分のカウンターと4名分のテーブル4つあり、2Fが御座敷になっています。
全体的に狭く、1Fのカウンター席とテーブル席の間の通路が非常に狭いです。
厨房内にレジがあるため、お勘定したいお客さんがカウンター席の周りに密集し、入口上にテレビを設置されています。
メニューの特徴
・元祖味噌かつ丼:単品1,200円・みそ汁付き(豆腐:1,300円、あさり:1,400円)
脂身の少ない赤身肉を1枚ずつ衣につけて揚げ、それをみそだれで煮て、同じくみそだれで煮た半熟卵が乗っています。
※上記の値段より250円高めで、かつを多く乗せた大盛りメニューもあります。
※トッピングとして玉子の追加(50円)・刻みねぎの追加(100円)もあります。
味の感想
赤身肉で煮込んであるのですが、十分やわらかく、みそだれは見た目より薄味で、しつこくなくあっさり食べることができます。
アクセントに、トロッとした半熟玉子でまろやかな味に変わります。
カツ1つが大きいため、とても食べ応えがあります。なので、カツを多めに盛ってもらう場合は、食べきれない恐れがあるため、お気を付け下さい。
【 #味処叶】さん
✨元祖みそかつ丼のお店✨
笑っちゃうくらいの茶色で 全然映えない この #みそかつ丼 は、古き良き時代の本当の名古屋の #みそかつ って感じがします✨
小洒落たとんかつ屋の脂の乗ったとんかつは当然美味いけど、味処叶さんオヤジさんが生み出すこの懐かしい味はさすが💡です😋✨ pic.twitter.com/eOsD8OkF4B
— 飯テロ どらやき屋【 とらまる 】 (@Hasumi0102) March 14, 2019
まとめ
名駅周辺、栄周辺で味わえるみそかつのおいしいお店を3軒ご紹介しました。
とんかつは「厚みのある豚肉を油で揚げた大衆料理」のため、多くのビジネスパーソンは食べることで午後や明日に働く元気をつけています。
だから1,000円以上という値段だとしても、食べに行くわけです。
また赤みそには、健康な体を作ることで注目の大豆イソフラボンが含まれていたり、見た目とは違って含まれる塩分が低いのです。そのため、健康を気にする方にはみそかつはおすすめの料理です。
さぁ、今日や明日をより元気に・健康に過ごしたいなら、みそかつを食べにいきましょう!