「どうして乗ってくれないの?」
子育てをされた方や今まさに最中の方、また、これから育児を経験される方が一度は頭に浮かぶフレーズではないでしょうか?
お出かけ時や買い物中に、子供がおとなしくベビーカーに座っていてくれないのです。
はじめは乗っていたのに途中で降りたいと訴えたり、はじめから乗車拒否!なんて時もあります。
・以前まではおとなしく座っていてくれたのに急に乗りたがらなくなった・・・
・同じような年ごろのお子さんはちゃんと座ってるのに、うちの子はなんで?
とイライラしたり頭を悩ませたりすることもありますよね。
でも、世のお子さんはだいたいベビーカーを拒否する時が来るのが普通で、ずーっとおとなしく座っている子の方が珍しいかもしれません。
ですが、あまりにも駄々をこねられて、かたくなに拒否されるのも困りものですよね。
そこで今回は、ベビーカーを拒否する時、どうやって座らせておくことができるかなど、悩める解決策をまとめてみました。
参考にしてみて下さい。
うまくベビーカーに乗せる方法はある?
「自分の子供」といっても当然一人の人間です。
人の世と同様、子育ても親の思い通りにならないんだな。とのある程度の開き直りも必要でしょう。
座らないのが普通と考えておいた方がいいです。
ただ、「親の思い通りにならない」と言われても、毎日のように繰り返されては出かけるのが億劫、または面倒になっちゃいますよね!
お子さんが退屈しているのかも
幼い子はじっとしているのが苦手で同じ姿勢で座っているのも退屈です。
「ほら、~が見えるよ!」
「ブ~~ン、ブ~~ン(車を運転しているイメージで)」
など、お子さんに言葉を掛け、気を紛らわすのが簡単で効果があります。
また、効果は一時的ですが、ベビーカーにおもちゃをぶら下げて気を引くなんて手もあります。
また、退屈ということは何かをさせていたり、注目するものがあるとそれに集中してくれるので、退屈ではなくなりますよね。
そこで、ベビーカーはもちろん車のチャイルドシートにも活用できる優れものがあります。
「モッドファミリー トラベルラップトレイ」といって、シートに取り付けられるテーブルです。
シートの上に立つことの防止にもなり、
オモチャ遊びや、ちょっとしたお絵かきなど子供の「自分だけの空間」を作ってあげることができるので、今、子供が好きな事やハマっているものなどあれば、そのテーブルを使って遊ばせてあげる事もできます。
それに、ドリンクホルダーも付いているので食事もしやすいので、
「○○ちゃんは専用シートがあっていいな~」という座りたくなるような優越感みたいな感情を作らせてあげるのが、おすすめです。
ベビーカー自体に問題がある?
ベビーカーといっても色んな種類があります。値段や構造、新品や中古なのか、でも差はああります。
幼い子はやはり安心する為に親の顔を見たがるものです。座面が前方を向いているのではなく、対面式のベビーカーを選択してもいいでしょう。
知人から譲りってもらったり、中古品を購入される方もお見えでしょう。
使い古された物なら、部品の一部が体に当たって単純にすわり心地が悪いだけかもしれません。
タオルなどを当てて対応してあげましょう。
また、「リクライニングの角度が合っていない」とか「ベルトがきつくなっているのでは?」なども考えられます。
正直、どんなにベルトをきつく締めて固定させても、するりと抜け出す子は、どうにかして抜け出してしまいます(笑)。かっちり固定されて窮屈さを感じている場合もあります。
きつくし過ぎない程度にベルトをすると抜け出すことが減ったという子供さんもいました。
約束をする
ある程度の意思疎通ができるようになる3才くらいのお子さんなら、「買い物中は降りないでね」「お菓子を買ってあげるから乗っていてね」など、事前になのかを約束をしてから出かけるのもおススメです。
その時、約束を守って乗っていられた、「ママ嬉しい!」や「偉いね!」など、ちゃんと褒めてあげましょう。
暴れたり立ち上がったりしたらどうする?
乗るのを拒否して泣いたり訴えたりするだけならまだ良い方です。
活発な子は自力でベルトを抜け出ようとしたり、無理な姿勢で立ち上がろうとしたりする場合があり、お子さんがベビーカーから転落したり、ベビーカーごと倒れたりしたりして危険な時もあります。
2歳ごろからは
2歳ごろの歩ける子供さんの場合は、一度ベビーカーから降ろして疲れるまで歩かせるということもおすすめです。
疲れてしゃがみこんだり、歩くのがしんどくなってきたところを見計らって、ベビーカーに乗せると、すんなり乗ってくれることが多いです。
また、物事が多少わかってくる時期なので、しっかり楽しませてあげるということも必要です。
このベビーカーは、「○○ちゃん専用のカッコいい車だよ!」「しっかりベルトを締めて運転しようね」「出発するよ~!ブ~ン!」など、カッコいい自分専用の車とイメージさせてあげると、乗りたくなるものです。
焦らせてしまい、「速く乗って」という気持ちはわかりますが、子供の気持ちや事情もあるので、無理に乗せると余計暴れてしまうことのもなりかねません。
「乗ってくれないとお母さんと一緒にいる事ができないよ」とか、「ベビーカーに乗れないとお外に出ることができないよ」など、日ごろからベビーカーに乗ってくれないと○○ちゃんはお外に出れなくなるよ?それでもいいの?ということを言い聞かせることも大切です。
子供さんがご機嫌な時に、「ベビーカーはすごくカッコよくて素敵な乗り物なんだ」ということをお話ししてあげましょう。
1歳ごろでは
もし、まだ1~1歳半の子供さんであれば、抱っこ紐も用意しておくのがいいです。
あまりにも暴れるような時は、抱っこしてあげ少し落ち着かせてあげましょう。
ベビーカーにおける荷物は全て入れて、抱っこしながら少しベビーカーを押すようになりますが、安産策としてはおすすめです。
また、事が起こってからでは遅い時もありますので、食材などの買い出しであれば、可能なら毎回ではないにしても、パパさんや親御さんに子供を預けて一人で出かけるなどの策を取ってもいいでしょう。
我が家は、双子だったのでベビーカーも縦長の2人乗りでした。1人がベビーカーの上で立つともう1人も立とうとする・・。というように、手に負えない状態の時期もありましたが、言い聞かせるということを徹底してみました。
立つとベビーカーを止めて絶対動かないというようにして、一度、怖い体験をさせてみました。両肩をしっかりつかみ、頭から地面に落ちるような格好をさせ、「落ちるよ」とわざと落ちるような事をしてみたことがあります。
それをされた子はびっくりして泣きながらすぐお座りしましたが、それを見ていたもう1人にも効いたようで、それからは、見ていた子だけですが、立つことはなくなりました。
された方は、最初のうちは効果がありましたが、時間と共に立つようにはなっていくという・・(笑)、多少の効き目でしたが、1人だけでもちゃんと座ってくれていたので、なんらかの効き目はあったのかもしれません(笑)。
その後は順番に歩かせたり抱っこしたり、ちゃんとお座りしているとごほうび(おやつ)を貰えるというシステムにしてみたりと、飴とムチを使っていました。
今では笑い話となりますが、ベビーカーに乗る時期はほんの数年です。
お話をしっかりしてあげると聞いてくれる時期でもありますので、会話を楽しみながら、「ベビーカーは○○ちゃんにとってすごく大切なものなのよ!」と乗せる前から教えてあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょう。
ベビーカーを拒否しないように乗ってもらう方法を、いくつか紹介しました。
目新しい方法や対策は特にありませんが、明日からでも使えると思いますので参考にしていただけたら幸いです。
最初に「開き直りも必要」と述べましたが、これは子育ての一環として言える事の一部だと思います。
「子育て」は文字通り、子供を育てる、子供を成長させる事ですがそれと同時に世話をする親も同時に育っている(成長している)と思います。
自分の思い通りにならず、考えたり悩んだり、誰かに相談したり、そうして一歩または半歩ずつ親と子が共に成長していくのが子育てではないかと思います。
日々のイライラで疲れているかもしれませんが、たまには一度立ち止まり、視点を変えてみて開き直ってみてはいかがでしょう?
成長した違う自分を発見できるかもしれませんよ。