岐阜県北部にある世界遺産。
合掌造りとよばれる急こう配の茅葺(かやぶき)屋根が特徴で、歴史的建造物が点在し、田園が広がる集落として有名な白川郷は、観光したい場所として海外の観光客も多く訪れる場所です。
降りつもった雪と家屋の窓からもれる灯りが一望できる、展望台からの景色が印象的で、古き街並みが有名な高山とならび、一度は訪れてみたい観光地ですね。
今回は、そんな白川郷のメインスポットを観光する際、どれくらいの時間がかかるのか、回り方やアクセス方法などをご紹介します。
白川郷の所要時間は?
白川郷はテレビなどでよく目にしますが、集落全体はそんなに広くはありません。
そこで、メインの観光スポットを回るだけなら、約3時間くらいを大体の目安にするといいでしょう。
ただ、季節の良い時期は観光客も多く、夏場やGWには渋滞と混雑は避けられないでしょう。
そこで、もし平日に行くことができるならベストですが、尚いいのは、早朝です。
個人的には、初秋がおすすめです。
真夏は日を遮るものが少なく、暑さ対策も必要です。なるべく日中より早朝、もしくは夕暮れ時も風情があります。
メイン観光スポット
和田家
集落の中でもひときわ大きな建物で、国の重要文化財に指定されていて、絶対に外せない観光スポットです。
江戸時代には役人を務めるとともに、火薬の原料の取引によって栄えていました。
入館料:大人:300円/小人:150円
荻町城跡展望台
白川郷と聞いてまず思い浮かぶのは、やはり集落全体を一望できる展望台からの眺めではないでしょうか?
集落から徒歩で20分ほどの場所に展望台あります。
駐車場がありますので車での乗り入れができますが、シャトルバスも運行されています。
明善寺
本堂や門が茅葺屋根でできている珍しいお寺です。
本堂内には浜田泰介画伯の障壁画が飾られています。
4月~11月:8:30~17:00
12月~3月:9:00~16:00
・入館料
大人:300円/小人:100円
時間に余裕があるようでしたら、神田家、長瀬家など他の合掌造りの建物を見学してみるのもいいですね。
冬と夏では観光時間が違う?
白川郷のイメージといったら やはり「冬」が強いかもしません。
積雪は多い時で2~3メートルになることもあり、ちゃんと防寒していても長時間の観光は寒さが堪えます。
集落の見栄えも風情も冬の方がいいという方も多くいらっしゃいますが、のんびり過ごすなら夏~秋がおススメです。
日差しが強いときは暑いですが、湿度が低いので日陰に入れば涼しく感じられます。
とにかく自然が豊かで、緑の色がとてもキレイなので昔ながらの田園風景を眺め、さわやかな空気を感じながらゆっくり散策できます。
また冬場は寒さもあり、長居するのはムリですが、夏場なら隅々まで散策できるので、じっくりゆっくり散策できるので、半日は十分楽しむことができるでしょう。
ただ、集落にはしっかり生活されている人がいらっしゃるので、生活圏内を荒らすようなことはないように、ズゲズゲ入り込んで行ったり、無断で撮影したりと、誰もが不快に思うような行為は絶対やめましょう。
効率的なまわり方は?
白川郷観光のメインは、集落内の散策や和田家などの合掌造り施設の見学、また、展望台から集落全体の景色を眺めるのがメインのプランになるでしょう。
アクセス方法
アクセス方法はバスと車があり、どちらにしても効率的なまわり方としては
まず、展望台から白川郷の全体を眺め、これから向かう地の空気を肌で感じ、その後に集落内の散策や施設見学し、生活模様を体感するのがいいでしょう。
喫茶店や食事処もありますので、お腹が空いたり散策に疲れたときは休憩もできます。
バスを利用する場合
バスターミナル近くに展望台行きのシャトルバスがありますので、まずはそちらから展望台へ向かいます。
徒歩でも展望台へは行けますので、行きは徒歩で、疲れたなら帰りは20分毎に発着しているシャトルバスを利用するのがおすすめです。
車を利用する場合
展望台に駐車場がありますのでそこに駐車し、展望台へ。
景色を堪能したあとは集落散策になるのですが、9時~16時までは世界遺産地区内への車の乗り入れは禁止されています。
村営せせらぎ公園駐車場を利用し、地区内との連絡路の「であい橋」を通り集落散策となります。
まとめ
いかがでしたか。
展望台からライトアップされた幻想的な景色を写真におさめる。
濃い緑に囲まれ、昔ながらの原風景を堪能する。
など、夏と冬では気温や気候、見える景色が異なり、季節ごとでそれぞれの発見ができます。
宿泊施設もありますので、日帰りはもちろん、滞在してみてもいいでしょう。
混雑を避けたい時には釈伯が絶対おすすめです。
白川郷を観光のメインにしてもいいですし、飛騨の高山に来た再は、時間に余裕があれば少し足をのばして訪れてみてください。