北海道の野生動物と言えば、エゾリスやキツネ・エゾシカなど、少し観光するだけで出会う確率が高い動物から、見てみたいけど突然出会うと大ピンチになる熊がいますよね。
そこで、道端でいきなり出くわすとびっくりしますが、熊に会ってみたい!と思う方におすすめなのが、登別にある「クマ牧場」です。
道民には特徴的なCMでおなじみですが、観光スポットとしても有名なクマ牧場は、沢山の熊に会うことができるテーマパークです。
せっかくだから、札幌観光に合わせてクマ牧場に行ってみたいという方のために、アクセス方法や所要時間・滞在時間などをまとめてみました。ぜひ参考にしてみて下さい。
札幌からクマ牧場までのアクセス方法
クマ牧場は「のぼりべつクマ牧場」と言うのが正式名称で、登別市にあります。登別は温泉も有名ですが、その温泉街の山岳部にクマ牧場があります。
札幌から車の場合では
高速の道央道を通って行くと、所要時間は2時間弱ほどです。
一般道では室蘭に続く36号線を利用して、所要時間は約2時間半ほどかかります。
公共機関利用の場合では
電車では、札幌駅から特急スーパー北斗で登別駅まで行き、そこからバスに乗り換えて約15分で、登別バスターミナルに到着します。
そこからは、温泉街を通って徒歩約5分でクマ牧場に着きます。所要時間は約2時間で、アクセスは電車とバスの乗り換えは1度だけですが、交通費が約4300円かかり、あまりお勧めとは言えません。
そこで札幌からでは、高速バスがおすすめです。
札幌駅前バスターミナルから、中央バスの「高速むろらん号」に乗車し、所要時間は約2時間ほどで登別駅に着きます。そこから道南バスで、クマ牧場近くの「登別温泉バスターミナル」に行きます。料金は2190円です。
料金も高速バスの方がお得で、時間もそんなに違わないので、札幌駅周辺から公共交通機関を利用して行くなら、バスをおすすめします。
また、札幌から登別までは約120キロほどの距離なので、決して札幌から近いわけではありません。できれば、朝からの行動がおすすめです。
クマ牧場の見どころはクマだけじゃなかった?
クマ牧場にはたくさんクマがいますが、オス(第一牧場)とメス(第二牧場)では、いる場所が異なっています。また、通年通してお披露目しているわけではないのですが、赤ちゃんグマや子グマも見ることができます。(公開時期等はホームページでチェックしてくださいね)
恐らく有名なのは、おやつをおねだりして二本立ちするクマじゃないでしょうか?実はおねだりクマはメスだけなのですよ。
オスを見るには、人間の方が檻に入っている?というようなトンネルに入り、ガラス越しにオス熊の観察をすることができます。息づかいや、大きな手・口など迫力ある熊を、目の前で見ることができます。
またクマ牧場は、クマだけではなく、その景観も見どころの一つです。ヒグマ博物館の屋上は展望台になっていて、北海道でも指折りの透明度を誇るクッタラ湖を臨むことができるのです。
他にもヒグマの博物館や、アイヌの歴史や生活文化を見ることができるユーカラの里など、見るモノは沢山あります。なぜかアヒルのショーレースもあり、1位を当てるとグッツがもらえるなど、違う楽しさもあります。園内をしっかり堪能しようとしたら、半日くらいは十分かかります。
クマ牧場の隠れた名物「空飛ぶ鮭とば」とは?
クマ牧場に行くには、ロープウェイ山麓駅から高速ゴンドラに乗る必要があります。
実はこのクマ牧場では、人間を運搬するためだけではなく、ゴンドラを使って「鮭とば」を作っているんですよ。
1日2回のみの運行で、しかも期間限定(12月~3月)なので、出会えたらラッキーなのですが、こんな所でたくさん吊るされている鮭を見るのは少し笑えます。
ここで吊るされて出来上がったとばは、市販されているわけはなく、クマたちのご飯になるのです。ちょっと食べてみたいですよね。
因みに、ゴンドラの料金は入園料に含まれていて、料金は大人2592円・子供1296円になります。
まとめ
いかがでしたか。
札幌からクマ牧場までは、
・札幌からのアクセスは車でも公共機関でも、所要時間は約2時間がかかる。
・公共交通機関でクマ牧場に行くなら、高速バスがおすすめ
・可愛いクマ達に会えるほか、展望台や博物館もあるので、じっくり見るなら半日は必要。
・レアの「鮭とばゴンドラ」に出会えたらラッキー!
クマ牧場のある登別は、言わずと知れた明泉がある有名温泉地です。クマ牧場に行ったら登別温泉で一泊というコースが一番おすすめです。
登別温泉でゆっくり温泉につかって、のんびりクマと遊んでみてはいかがでしょうか。