大阪南部にある水間観音は、厄除け観音「みずまの観音さま」として知られており「龍谷山・水間寺」とも呼ばれている龍神の伝説もある場所です。
大阪府内では唯一の三重塔があり、鮮やかな十二支が刻まれているのが見られます。お寺表の「厄除け橋」の下を流れる川、お寺裏手には小さいですが、滝も見れる川があります。水の間にあることから『水間観音』と名づけられています。
そんな水間観音は関西の初詣場所として大勢の人が訪れ、屋台なども出店します。そこで初詣の混雑状況や屋台の時間、またお正月に行われる千本餅つきなど、水間観音のお正月をまとめてみました。
水間観音の初詣混雑状況
水間観音は、大晦日の夜から年が開け三日まではとても混雑します。本堂までの参拝時は混雑の中になりますが、本堂下やまわりは敷地が広いので、屋台で買ったものを食べたり、クジの屋台で遊んだりと比較的広々と利用することができます。
本堂が上になっているため、本堂前でのおみくじや御守の購入の人で混雑してしまいます。
元日の夕方4時頃を過ぎると、少し混雑もましになってきます。
水間観音の屋台はいつまで?
水間観音の屋台は毎年とても多く出店していて、12月31日の夜から1月3日までが一番多く出ています。
それ以降は、三が日の次の日曜日頃まで少しの屋台が出店する感じなので、お正月の賑やかな初詣気分を楽しみにしている人は、お正月から1週間以内にお参りに行くのがおすすめです。
●敷地内にある『観音茶屋』ではちょっとしたお土産もあります。観音茶屋の甘酒はとても美味しく、初詣の人混みでの疲れをいやしてくれます。
水間観音の千本餅つきとは?
水間観音の千本餅つき(厄除け餅)とは、古来より伝わる唯一の行事です。ご本尊の出現を祝い行われたことが今でも続けられています。
其菩薩が先導された十六童子と共に、歌にあわせて木の棒で餅をつき、ご本尊にお供えしたのが厄除け餅の始まりです。この千本餅つきをつけるのは、水間町の成人した男子だけなんです。
毎年1月2日のニュースで目にする千本餅つきです。2日・3日でつかれたお餅は、2月節分の日に水間観音餅まきで、厄除け餅として餅まきが行われ配られます。
水間観音初詣の周辺は通行止め・駐車場
水間観音の最寄り駅周辺の道路は通行止めになります。
そのため、周辺の道路のみですが混雑していますが、所々に初詣(12/31~1/3のみ)駐車場がありますので、少し時間に余裕をもって出かければ心配はいりません。
駐車場は大体どこも、1日:1000円ですので、時間を気にせずゆっくりと初詣を楽しめます。
ただ、水間観音駐車場は初詣期間は使用できません。
水間観音の年始大法会
1月1日・2日・3日の3日間行われます。祈祷時間は30分間隔です。
〇除夜のご祈祷は毎年、午前0時より夜通し(5:45)まで行われます。
・1日は除夜より継続 午後5:45まで
・2日、3日は午前6:00より 午後5:45まで
〇正月法会は1月8日まで(時間は変わってきます)
1月8日までは車のお加時(祈祷)は行っていません。
水間観音の御守り
水間観音は厄除け・交通安全・縁結び・夢叶う・学業・仕事・健康など、様々な御守りがあります。種類も多く綺麗な御守りから干支の御守り・ひょうたん(健康)や、天然石まで叶えたいことによって選べます。
アクセス方法
電車でのアクセス
大阪難波駅→南海本線で貝塚駅下車(急行30分)→水間鉄道に乗換え(向い側のホーム)→終点水間観音駅下車(15分)→徒歩約7分
南海本線片道 550円 水間鉄道片道 290円
□南海本線貝塚駅には特急はとまりません。
車でのアクセス
・阪神高速 湾岸線「貝塚インター」から貝塚中央線を通り約15分
・阪和自動車道 「貝塚インター」よりすぐです。
まとめ
水間観音は地域では有名な初詣スポットなんです。除夜の鐘に合わせて、遠方からもカウントダウンに人が集まります。0時の除夜の鐘に合わせカウントダウンが始まり、鐘の音が鳴ると同時に「おめでとうございます」の声が響き渡ります。
0時~1時までの間は、一人1回鐘をつくことができます。
また、本堂までにある手水舎の横には、福を呼んでもらえそうな布袋様が構えていらっしゃいますので、初詣で混雑してなかなか進まない時には、歩きながら右側を探してくださいね。(周りが小さな池になっています)
きれいなアーチになっている水間観音の厄除け橋は、初詣で渡るといい一年になるということでも有名です。初詣参拝の際には表側の厄除け橋を渡って参拝してください。
また渡るときには後ろを振り向かないように渡ってくださいね。
水間観音は駅からも近く、地域の方からとても人気のある初詣スポットです。初詣の際に、三重塔にある十二支から、あなたの干支を見つけてみるのもいいですよね。