埼玉県入間市在住の50歳になる主婦です。
函館は歴史とロマンがたっぷり詰まった素敵な街です。我が家では新選組をきっかけにして様々なことを調べていたら、五稜郭に行ってみたいという子供たちの希望で、函館への旅に出かけました。
函館はかつて「箱館」とも呼ばれていて、明治維新では京都の宇治からこんなに遠くまで戦争をして流れてきたのかと思うと、その距離に呆然とするほどです。五稜郭や教会など沢山の歴史を巡る事もできます。
そんな歴史の町函館を巡るにはなぜ自転車がいいのか?などもご紹介します。
函館五稜郭
我が家は数年前の夏とゴールデンウイークの2回ほど、夫婦と当時小学生の子供たちで遊びに行きました。函館は美味しいもの、美しいものを沢山堪能してきた大切な思い出の街です。
もともと五稜郭は観光名所として整備されていましたが、しばらく前にその中に函館奉行所が復元され、より一層その当時の面影を感じられるようになってきました。
また五稜郭で、おすすめなのがその外周のお堀でのボートです。ぐるりと一周すると、ゆっくりその大きさを実感できます。
五稜郭タワーでは、街のサイズ感と五稜郭の大きさがじっくりと味わえます。
そうか「こんなに小さい街で海の軍艦からの砲撃や銃撃戦をやっていたのか」と大きな歴史もしみじみ考えてしまいます。
そんな函館を旅行したのは雪がない季節だったので、この時期にこの街を見るのにお勧めなのがレンタサイクルです。
車だと、夏休みやゴールデンウィークなどのハイシーズンには駐車場が混んで時間が勿体ないです。それに函館は思ったよりも小さな街でレンタカーを借りるほどでもありません。自転車で見て回るのがちょうどいいサイズ感の街なのです。
意外なことに、半島状になっている箱館の街の括れた部分は、自転車なら簡単に横断してしまえるほどの距離なのですよ。
そんな街中の至る所に史跡が残り、幕末の有名人の名前を見かけることもしょっちゅうで、一気に頭の中が150年前の箱館戦争にトリップできるのもおもしろいですよ。
また、五稜郭の近くにある四稜郭(しりょうかく)は、函館出身のGLAYのメンバーの皆さまが子供の頃に遊び場にしていたとして有名だったところです。今では街の中に埋もれてしまいそうな小さな砦にも、そんな浪漫が残っています。車では気付かない事や、わからない場所も自転車だと意外な場所の発見もできます。
函館山に登ってみると
函館山でお勧めなのが、函館ハリストス正教会とロープウェイです。
函館ハリストス正教会はロシア正教の教会で、この街が古くから外国に向けて開かれていた時代の名残を感じさせてくれます。
イコンやドームなど、独特な文化が素晴らしく、また明治時代に活躍した日本人女性・山下りんさんの描いたイコンも見られました。
ここは鐘の音がうるさかったことからガンガン寺とも呼ばれていたそうですが、海と空の間にある素敵な場所です。
※イコンとは宗教画で教会史上などの出来事を画いた絵(画像)になります。
街並みも日が暮れるとライトアップされ、異国を思わす街並みに早変わりします。
函館山のロープウェイは、昼間の眺めも素晴らしいですが、夕方山に登って、だんだん暮れていく街と映えてくる夜景を見るのがお勧めです。ここに、半島の海に挟まれた形が黒い海と光のコントラストではっきり見える眺めは絶品です。
また、漁の時期には黒い海の上にぽつりぽつりとイカ釣り船の白いライトがはっきり見えて、その光の強さにおどろかされますよ。
そこで獲れたイカを、翌日の朝市でそのままさばいて食べれば、これ以上はない新鮮な味わいというものです。
一泊するのであれば、ぜひ朝ごはんは市場で食べてみてください。
まとめ
函館は歴史の重みと、素敵な風景と美味しいものがいっぱい詰まった歴史やロマンを感じる場所です。そこにいるだけでタイムスリップしたした気持ちになる五稜郭やタワーはぜひおすすめです。
一度行くと、きっとまた遊びに行きたくなりますよ。