美容学校を卒業後、ようやく美容室での仕事がスタート。アシスタントはシャンプートレーニングから始まります。しかし、お肌が弱いと手荒れもスタートしてしまうことが・・。
手が荒れると心も沈み、仕事を辞めたくなるという負のスパイラルにも陥ってしまいます。
そうならないために、手荒れ予防のケアは必要になりますよね。
そこで現役美容師が勧める、手荒れのケア方法をご紹介していきます。
なぜ、美容師は手が荒れてしまうの?
美容師は手荒れしやすい職業と言われます。それは、お湯を使って髪の毛を流したり、シャンプー剤の洗浄成分・カラーやパーマネントウェーブの薬・ドライヤーの風を1日の間に何度も何度も触れているからです。
アシスタント時代の忙しい日は、お客様のシャンプーと髪の毛を乾かすドライ施術をすることの繰り返しですよね。シャンプーの洗浄成分で手の油分がなくなり、ドライヤーの風でも乾燥していくので、ひび割れやあかぎれの原因になります。
また、カラー剤やパーマネントウェーブの薬剤はお肌へ刺激を与えます。施術時に素手で薬剤に触れることで、皮膚が柔らかくなり傷付きやすい状態になり、手荒れの原因になります。もし、カラー剤に含まれる成分にアレルギーがあった場合、手荒れは悪化していきます。
忙しい日は、お客様のシャンプーと髪の毛を乾かすドライ施術を永遠と繰り返すので、手荒れをしたことがない人や、肌が強い人でも手の潤いは減少していきます。
・シャンプー中のお湯
・シャンプー剤の洗浄成分
・カラーやパーマネントウェーブの薬
・ドライヤーの風
仕事中の手荒れ予防策工夫
では手荒れの原因の対策法をみていきましょう。ここでは、仕事中でもできる手荒れ対策を原因別にご紹介していきます。
ニューウェイジャパンから出ているナノアミノ ベールクリームはしっかり手荒れを予防してくれる製品で美容師御用達のおすすめハンドクリームです!
まだ導入していないサロンで働いている場合は、社長や店長に直談判して、導入を促しましょう。ヘアビューザーを使っていないサロンは遅れているとか・・。
また、社長や店長は常にサロンで働くスタッフを気にかけています。手荒れの状況を分かってもらい、シャンプーやドライヤーなどの変更なども考えてもらいましょう。もし、まったく気にしてくれない社長や店長なら、他の美容室に転職することを考えた方がいいでしょう。
仕事を辞めないためのケア
手荒れがひどくなると、心にも余裕がなくなり、仕事を辞めたいと思ってしまう人も少なくありません。美容師は仕事は好きなのに、手荒れがどうにもならなくて辞めざるを得ないという人もいます。仕事中にできる手荒れケアの後は、次に自宅でできるケアを紹介していきます。
自宅でも手を洗ったあとや、お風呂後はハンドクリームを欠かさずに塗りましょう。
そして、就寝前に集中ケアをします。手荒れ修復成分が入っているハンドクリームをたっぷり塗って絹の手袋をして保湿しながら就寝します。この就寝前のケアをするのとしないのとでは、手荒れの状態がまったく変わりますので、面倒と思わずにやってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
アシスタント時代はどうしても手荒れがひどくなりがちですか、スタイリストになれば仕事内容が変わるので少しは良くなります。
今回ご紹介した手荒れケアを全部やっても良くならない場合は、皮膚科で薬を出してもらうことになるでしょうが、ステロイド系の薬を処方されると、使いすぎはお肌に良くないので、ひどい手荒れでない限りは、ほどほどにしておきましょう。
美容師の手荒れがひどいと、お客様にも心配させてしまいます。プロとして、手荒れケアもしっかりしていきましょうね。