お肌の乾燥は、メイクノリが悪くなるだけではなく、赤みや痒みなどのトラブルも起こしがちです。
乾燥を抑えるために保湿にばかり目が向きがちですが、なかなか改善しないという方も多いのではないでしょうか。
そんな時は一度クレンジングの方法を見直してみませんか。
そこで、今回は乾燥肌のメイク落としについてまとめてみました。
乾燥肌で最も重視すべきはクレンジング
乾燥肌のスキンケアで最も難しく、そして重視すべきところは、クレンジングにあります。
メイクなどの汚れをしっかりきれいに落とそうとして、クレンジング剤を肌に付けてゴシゴシこするように洗っていませんか。
そんなことしていたら、必要な皮脂まで落としてしまい、ますますお肌が乾燥してしまいます。
かと言って、お肌に汚れが残るようなクレンジングでは、その後の基礎化粧品の浸透が悪くなり、せっかく質の良いお品を使用していても、その効果を十分に実感できなくなってしまします。
乾燥肌の場合、このバランスが非常に肝心となってくるのです。
乾燥肌のクレンジング剤
クレンジングには様々なタイプのものがありますが、乾燥肌にはオイルやジェルタイプのものは洗浄力が強いため不向きです。
クリームやミルクタイプのクレンジング剤は、水分と油分のバランスが良く、お肌が乾燥しにくい傾向があるので、乾燥肌の方にはこちらの方がおすすめです。
https://ec.tsuku2.jp/items/11022079203082-0001?t=3&Ino=000010261200
また、水で落とすという発想で赤ちゃんでも安心して使えるクレンジング剤もおすすめです。
クレンジング剤の使い方
もちろん洗い方にもコツがあります。
せっかく良いクレンジング剤でも、洗い方によってはお肌に大きな負担をかけてしまいます。
ポイントは
・ゴシゴシ擦らないこと
・時間をかけすぎないこと
の2点です。
お肌と指の間でクレンジング剤がクッションとなり、直接触れないようにクルクルと円を描きながらメイクを落としていきましょう。
また、あまり時間をかけてクレンジングすると、一度クレンジング剤に吸着された汚れが再びお肌に付着してしまう上、お肌を痛める原因ともなってしまいます。
こすりすぎは乾燥だけではなくシミの元にもなるので、気をつけましょう。
クレンジングにかかる時間の理想としては、1分程度(クリーム・ミルクの場合は2分程度)と言われています。
クレンジングのタイミングは
皆さんはクレンジングはいつしますか?
入浴前にメイクを落としてしまうという方が多いのではないでしょうか。
洗い方だけではなく、クレンジングを行うタイミングも乾燥肌の方にとっては重要です。
クレンジングをした後は、お肌が無防備な状態になります。
入浴中は湿度が高い環境下にあるため乾燥とは無縁のように感じますが、表面はしっとりとしているように思えるお肌も、内部の水分はどんどん抜けていきます。
これでは乾燥に拍車をかけてしまいます。
実は乾燥肌の方のベストなクレンジングのタイミングは、「お風呂を出る直前」なのです。
重要なのは、クレンジングから保湿をするまでの時間を極力短くすることです。
これがクレンジングでお肌を乾燥させないための最大のポイントになります。
お風呂を出る直前にクレンジングをすれば、すぐに化粧品をつけることができますし、そして何より、入浴である程度汚れを緩めることができるので、クレンジングそのもののお肌に対する負担も軽減することができます。
洗う順番では、頭→身体→顔の順がおすすめです。
頭を洗った後は、トリートメントやリンスが顔や身体に残りやすいので、一番最初に頭を洗い、その後身体や顔を洗うことで、不必要なモノをきれいに洗い落とすことができます。
半身浴をする時は?
たまには半身浴でじっくり汗をかいて老廃物を排出したい!
そんな気分の時もありますよね。
しかし、メイクをしたままだと汗をかきにくいような気がする、何より気持ち悪いと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、半身浴の時間はスペシャルケアも同時にするのがおすすめです。
例えば、半身浴をしながらシートマスクをする、また自宅にあるもので手軽にケアを行いたいなら、こってりとしたテクスチャーのクリームやオイルなどをたっぷりとお肌に塗ってもいいですね。
最近では、あの「ニベアクリーム」のバスタイムパックも注目されました。
どこでも購入できるので気軽に試せるのと、プチプラなので量を惜しまず使えるところが人気の秘訣となりましたね。
もちろん普段お使いのクリームでも問題ありません。
ただし、お肌に異変を感じたらすぐに洗い流してくださいね。
乾燥肌でやって良かったポイント
乾燥肌の私がやってみて一番ダメだったことは、実は半身浴でした。
もともと、お風呂が大好きだったので入浴時間は2時間ぐらいで、しっかり汗をかきながら入浴をしていました。
ただ、お風呂に長時間いると、肌が乾かないので乾燥していないように感じるのですが、その後のお肌の状態があまり良くなかったので、長時間の入浴を控えてみました。
すると、入浴後のお肌の調子がひどくならなかったのです。
汗をかくことは悪い事ではないですが、お風呂の中での無防備なお肌の状態では、大切な水分や油分が出ていきすぎ、余計に乾燥肌にしてしまっていたということがわかりました。
そこで半身浴など、ゆっくりお風呂に入りたい時は、最初に頭や身体・洗顔も済ませてから、ホホバオイルを顔に塗って半身浴をすると、乾燥を防ぐことができました。
また、入浴後は顔の水分を拭き取らずに、濡れた状態で素早く化粧水やオイルを塗ると、乾燥せずしっとり保つことができます。
まとめ
お風呂は湿気があるから乾燥しないのでは?と思われがちですが、乾燥の原因となるので長時間の入浴は気を付けましょう。
また、クレンジングのタイミングを変えるだけで肌質を変えることも十分に可能です。
なるべく洗う順番は、クレンジング・洗顔を最後にするようにして、入浴後のスキンケアも濡れた状態で素早くつけるのがポイントです。
ちょっとの工夫で、しっとりお肌にも近づけますよ!
乾燥肌でお悩みの方の参考になれば幸いです。