昼のトイレトレーニングは完了したのに夜のおねしょが治らないのはなぜ?

妊娠育児子育て
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昼のトイレトレーニングが完了して一安心、と思いきや、夜のおねしょはなかなか治らず、困っている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

「まだオムツしているの?」

「うちはもうおねしょはしないよ」

という話を聞くと、ますます早くなんとかしないと、と焦ってしまいますよね。

そこで今回は、夜のおねしょが治らない理由と、どうやったらおねしょを解消できるかについてまとめてみました。

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おねしょが治らない理由とは

大人の私たちにとって普段の尿意は普通に感じますよね。

それに寝ている時でも尿意を感じると目が覚めて、トイレに行くという行為は当たり前になっています。

ですがトイレトレーニングを初めて、やっとトイレで用を足せるようになったばかりの幼児は、「おしっこやうんちはトイレでするもの」という行為を覚えただけにすぎません。

それも「起きている時に」です。

まだ未発達な身体なので、昼間のトイレはなんとなく覚えたけれど、睡眠中に昼間と同じような機能を発揮するにはまだまだ難しいのです。

それにおねしょの原因には様々な要因が関係しています。

生活習慣

就寝直前に水分をとるとおねしょをしやすくなるので、気を付けているという方も多いのではないでしょうか。

寝る前に水分をたくさん摂るとおねしょをしやすくなりますが、実は夕食の味付けもおねしょに関係しているのです。

塩分が多い食事だと、自然と水分を摂る量が増え、さらに体に溜め込みやすくなります。

味付けが濃すぎないか、夕食のメニューも今一度チェックしてみましょう。

身体の成長が未発達なため

幼児の膀胱は未発達で容量が小さいため夜間の尿を溜めておけないということもあります。

寝ている間に膀胱がいっぱいになり、気がついたらおねしょをしてしいた・・ということです。

ホルモンの作用

幼児のおねしょは、ホルモンの分泌量も関係してきます。

尿の量を抑える「抗利尿ホルモン」というものがあり、日中は少量・夜間にたくさん分泌されるのが正常ですが、おねしょをする子の場合、夜間も少量しか分泌されないのでおねしょをしてしまうのです。

夜間のおねしょを治す方法とは

夜間のおねしょを治す方法とは、ズバリ「気長に待つ」ということです。

おねしょをさせないために、夜中に一度起こしてトイレに行かせるという方法を取られる方もいますが、無理やり起こすことは睡眠を妨げてしまい睡眠不足になってしまいます。

特に幼少期の頃の睡眠不足は、身体の成長に影響を及ぼしかねません。

また、睡眠不足になってしまうと翌日も頭がぼんやりしたり、倦怠感が残ってしまうことも十分に考えられます。

最終的には生活リズムの乱れに繋がるので、夜中に起こしてトイレに行かせるという方法はあまりおすすめできません。

そこで、もしおねしょが続くようであれば、布パンツではなく紙オムツを履かせても問題ありませんよ。

最近のオムツは性能が良く、濡れた感じがないので「紙おむつは、おねしょをした実感がないのでいつまでもおねしょが治らない」という考えもありますが、毎朝、濡れた寝具やパジャマの処理はとても大きなストレスになります。

とりわけ共働きのご家庭の場合は朝は時間に追われがちです。

そんな親のストレスが、子供にも知らず知らずのうちに伝わってしまいます。

無駄なストレスを抱え込まないためにもしばらくオムツで様子を見たほうが得策でしょう。

我が子は12歳頃までおねしょしていた!?

もうすでに成人を迎えている我が子ですが・・、実は小学3~4年生ぐらいまで頻繁におねしょをしていました。

6歳頃までは、「たまには仕方ないか・・」と、大らかに見ていたのですが、さすがに不安になり始めた頃に「実はオレも小学生の時ぐらいまでおねしょしていたんだよな~」と夫が突然のカミングアウトを・・(笑)。

なるほど・・遺伝か!!と納得したものです。

これは成長段階でホルモン分泌の影響であったり、膀胱の用量が小さいことが当てはまるのですが、我が子の場合は膀胱の用量が小さいことが原因でした。

だから、日中でもトイレに行きたいと思ったら我慢できる時間が短く、外出時には「少しでも尿意を感じたらすぐトイレに行きたいと言ってね」と子供に毎回伝えていました。

毎回ではありませんが、小学生までは月に何度かおねしょもあり、病院に受診しようかと思ったこともありましたが、成長と共に本人の行動に任せるようにしたところ、中学生になるまでにはおねしょもおさまっていました。

おねしょで病院を受診すべき目安は?

我が家の経験上、生活習慣を改善したのに6歳を過ぎてもまだまだおねしょが続くと不安な時は、病院に相談するのもおすすめです。

毎日の生活リズムを記録して、さらに生活習慣の見直し・または行動療法を行います。

さらにそれと並行して、おねしょの量や尿検査などで医学的な原因も探っていきます。

その後薬物療法や「アラーム療法」などでおねしょを治していきます。

アラーム療法とは、パンツ(またはオムツ)に小さなセンサーを装着し、おねしょをすると反応する仕組みになっています。

アラームを合図に、お子さんを起こしてトイレに連れて行くという治療法です。

「あれ?夜中に起こさないほうがいいってさっき言ったよね」と矛盾を感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、「尿意がないのに闇雲に起こす」ことと「尿意がある状態で起こす」のは、全く別ものなのです。

初めはアラームで起こされて親も子も寝不足になりがちですが、早い子では1週間程度で効果を実感することもあるので、その間だけの辛抱です。

これを毎日使うことで徐々に朝まで尿を溜められるようになり、おねしょから卒業できるようになります。

ただ残念ながら日本では、まだおねしょの治療は保険の適用外になります(2020年4月現在)。

しかし欧米諸国ではおねしょからの卒業に医療が介入することはごく一般的なことです。

おねしょが続くようなら、まずは相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

日中のトレトレーニングとは異なり、おねしょはトレーニングや頑張りなどでどうにかできるものではありません。

あまり深刻にならずに気長にゆっくり構えて、子供にストレスやプレッシャーを与えないことがおねしょを治すための第一歩です。

年齢が上がるにつれておねしょはデリケートな問題になってくるので、なかなか相談しづらい部分もありますが、不安に感じたら医療の力を借りることも一つの方法です。

やがておねしょをしない夜はやってきます。

親として適切なサポートをしながらゆっくりその日を待ちましょう。

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