パパが「とるだけ育休」になっている?積極的に育児に参加させる方法とは?

妊娠育児子育て
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小泉孝太郎議員が「育休」を取得したことで物議をかもしたのは、皆さんの記憶にもまだ新しいのではないでしょうか。

賛否はともかく、近年は男性社員にも育休取得を推進する企業が増えてきましたね。

しかし、パパがせっかく育休を取得できても「取るだけ育休」になってしまっては、かえってママにはストレスになってしまうという現実があります。

パパが育休を取って、ただ家でゴロゴロされるだけなら・・

「何のために休んでいるの?」
「育休はただの休みと思っていない?」
「あなたのための休みじゃないでしょ?」

というママの意見も多く、

「ちょっと待ってよ!育児や家事を手伝ってくれないのなら、育休という名のパパ休みだろ?」

と言われてしまいます。

そんなことでは、せっかくの「育休」もケンカの種になりかねませんよね。

そこで今回は「取るだけ育休」にならず、積極的にパパも育児に参加するにはどうしたら良いのかについてご紹介していきましょう。

 

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そもそも「取るだけ育休」とは?

育休とは育児休暇のことです。

その名の通り、本来ならば育児をすることを目的として有給休暇とは別の休暇であるはずなのですが、実際に育休が始まってみるとスマホやゲームに夢中になったり、昼寝ばかりして全然育児の戦力になっていない・・と嘆くママの声もよく耳にします。

育休のはずなのに、育児はせずただのリフレッシュ休暇になってしまっている、それが「取るだけ育休」なのです。

なぜ「取るだけ育休」になってしまう?

ママは妊娠中から母親教室に参加したり、育児経験者に話を聞いたり、または育児書や雑誌・インターネットなどで育児のノウハウについて学んでいる方も多くいらっしゃいますよね。

一方でパパは完全に妻に任せっきりだったり、ある程度は情報収集するものの、いずれにしてもママに比べると育児に関する知識が浅いということは否めないのではないでしょうか。

その背景としてやはり、「子育ては妻がメイン、自分は補助役」という考えが根底にあるからだと考えられます。

積極的に育児に参加してもらうために

パパにも主体性を持って育児に参加してもらうためには、妊娠中の早い段階から育児について考えるきっかけを持つことが大事です。

例を挙げるならば、自治体や産科で行っている「父親教室」や、夫婦で参加できるマタニティ教室などは頻繁に受講することや、ベビー用品のリサーチから購入なども夫婦で行うことなどがあります。

これらの準備をしながら、赤ちゃんのお世話はどういったことが必要なのかについて一緒にリストアップしていきましょう。

男性は言ってくれないとわからない

ママが妊娠中は全く育児のことを考えていなかった・何にも参加していなかった・・というパパは、いざ育休を取った場合、何をしていいのかわからない・・というのが本音だと思います。

普段から家事をしっかりしてくれているパパなら、家のことぐらいは何をしたらいいのかわかるとは思いますが、育児に関しては全くの素人なので、一から教えてあげる必要があります。

また、普段家事を一切しないパパなら「全てを把握してもらう」というぐらい、しっかり伝えることが重要です。

またママからしてみると「察してよ」と思う気持ちもわかりますが、基本的に男性は「察せない」「言ってくれないとわからない」という生き物と考えましょう!

「こうして欲しい」「ここはこうやって欲しい」としっかり伝えないと、何をやっていいのかわからないから時間を持て余すんだな・・と思って、しっかり意思を伝えましょう。

ママからの指示を仰いでもらうまで、パパは待っているということです。

TVで上沼恵美子さんもおっしゃっていましたが、

「会社では部長でも自宅では平社員なんです!」ということです(笑)。

育休は育児だけではない

産後のママの体は大きなダメージを受けています。

出産から約1ヶ月は安静にしておくことが望ましいのですが、その間にもしなければならない家事は山ほどあります。

普段から家事を分担して行っている場合であれば問題ないのですが、ママがメインで行っていた、あるいはママの家事の負担が大きい場合、パパは何をしていいのかわからないでしょう。

そんなパパでも家事を行いやすいようにするために、家事の内容についてもリストアップします。

ここでのポイントとしては、普段やっていることを「出来るだけ詳細にリストアップする」ということです。

例)
・部屋の掃除は、雑巾掛け・掃除機・フローリングをウェットシートでモップがけ
・食器洗いは、食器洗い・拭き上げ・シンクの掃除・三角コーナーのゴミを捨てる

このように、改めて家事を書き出したところで、せっかくの機会なので今一度、家事を見直してみましょう。

無駄な作業はないか検討し、簡略化できそうなところはどんどん改善していきましょう。

例えば、上記の例で見直すなら

・雑巾掛け→雑巾を廃止(洗う手間がかかるので)使い捨てのウェットシートに変更
・食器の拭き上げ→拭かないで洗いかごに入れたまま乾燥させる
・掃除機・床拭き・食器洗い→家電を導入
など

このように、全てを「いつものように完璧に」とこだわらず、手抜きできることや楽にキレイになる方法などを一緒に考えると、パパもやりがいが出てくるでしょう。

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リストを見ながら分担を決める

さて上記のように育児と家事のTODOリストができたら実践です。

それでは出来上がったリストを見ながら、夫婦のどちらが何を行うか決めていきましょう。

ただし、産後の体調はその時になってみないとわからない部分があります。

意外と元気に動けるママもいれば体調を崩してしまうママもいるので、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。

企業によっては育休を取る男性社員に、上記で作成したチェックシートを配布しているところもあります。

なお、積水ハウスで配布している「家族ミーティングシート」はwebで一般公開されています。

こちらも参考にしてみるのもお勧めですよ。

(公式)積水ハウスー家族ミーティングシート
https://www.sekisuihouse.co.jp/ikukyu/pdf/meeting-sheet.pdf

家事育児を続けてもらうためには

普段家事をしないパパには、この機会に家事の大変さや育児の大変さを知ってもらうチャンスになります。

家事は多少の手抜きができたとしても、育児が加わることでママは「24時間365日休むことはできないんだよ」ということを知ってもらいましょう。

育休が終ったら「もう何もしなくてもいい」と思われないためにも、育休の間に「育児は楽しい」「2人で育児をするんだ」と、パパの気持ちを育児に向けさせるように、気遣いを忘れないことが大切です。

そこで先程もお伝えしたように、男性は言ってもらわないと「わからない」のです。

2人の子なんだから「してくれて当然・当たり前」と思うのではなく、感謝しているという言葉が必要なのです。

これが一番大切と言っても過言ではないでしょう。

「ありがとう」「助かるわ」という言葉で、男性は頑張るスイッチが入るのです。

それも、イヤミに聞えないように沢山伝えてあげましょう。

語弊があるかもしれませんが(笑)、「パパはすごいね」「パパは何でもできるね」と行動してくれるように、パパのしつけをしておくことが肝心ということです。

まとめ

子供の成長というのは想像よりも遥かに早く、赤ちゃんの時期はあっという間に終わってしまいます。

そんな貴重な時期を、夫婦で共有するためには育休はとても素晴らしい制度です。

しかし、「とるだけ育休」になってしまい、せっかくの貴重な時間がストレスの塊になってしまうのはもったいないです。

夫婦が笑顔で楽しく育休を過ごすために、また限られた時間を有意義なものにするためにも、妊娠中から計画を練り、協力体制を整えておきましょう。

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