1歳にもなると一人で歩き始める子も増えてきますよね。
その分活動量も行動範囲も広くなるので、室内遊びだけではなんとなく物足りない様子が感じられます。
できれば思いっきり外遊びをさせたいところですが、
汚いものを口に入れてしまわないか?
寒かったり暑すぎたりはしないか?
などなど、室内遊びと比べて格段に不安に感じることが増えます。
そこで今回は、外遊びの大切さや運動量、遊ばせる時間、注意点などについてまとめていきます。
外遊びのメリットとは?
外遊びのメリットとして最も大きなものは、何と言っても直接太陽の光を浴びることができるということです。
これは室内ではできないことですよね。
太陽の光は、身体の中でビタミンDを生成する手助けをしてくれます。
ビタミンDは骨を丈夫にする、病気にかかりにくくなるなどの効果があります。
また、外遊びは室内よりも身体を動かすことが多いので睡眠の質も向上し、夜によく眠ることで体内時計が強化され、規則正しい生活を送ることができます。
その他にも、
・子供ならではの発想力
・危ないことと安全なことを見極める危険予知能力などを育てる効果
など、外遊びには子供の成長に役立つことがたくさんあります。
もちろん、室内遊びに比べると怪我などのリスクは上がりますが、そのリスク以上のメリットが外遊びにはありますので、できればどんどん外に出かけましょう!
運動量や遊ばせる時間はどのくらいが目安?
ではどのくらい外で遊ばせるのが良いのでしょうか。
一般的に、午前と午後にそれぞれ1時間から1時間半程度の運動が理想的と言われていますが、実際のところ、毎日そこまで付き合えないというのが本音ではないでしょうか?
そこで、外遊びというと、公園の遊具や家の前でおもちゃなどで遊ぶことと考えがちですが、1歳児にとってはただ歩くだけでも十分な遊びであり運動でもあるのです。
なので、例えば買い物などへ行く時に抱っこやベビーカーで移動するのではなく、自分の足で歩かせるだけでも立派な外遊びになります。
また、お住まいの地域によっては外出が困難な場合もあります。
例えば冬の豪雪地帯や、夏の気温が40度近くなる地域では、外に出ることは難しいですよね。
それでも子供のために・・と、無理に外出することは返って母子共に負担が大きくなります。
地域や季節によっても、外出は控えた方がいいこともあるので「外遊びさせなきゃ」という義務感からストレスにならないように、家事のついでにできる外遊びを取り入れながら、外に出ることを習慣化していきましょう。
できる時に外出させよう!と、ラクに考える方が負担やストレスも軽減されますよ。
外遊びの注意点とは
・公園に行くなら午前中がおすすめ!
午後になると、小学校や幼稚園を終えた子供たちが公園に集まってきます。
公園が混んでくるので、遊具で思うように遊べなかったり、何より他の子とぶつかったりボールが飛んでくるなどの心配もあり、ハラハラしてゆっくりできません。
そこで午前中なら、同じくらいの年齢の子しか公園を利用しないので安心して遊ばせることができます。
また、気温も上がりき習い時間帯なので夏場でも安心です。
・脱水対策も抜かりなく!
真夏はもちろん、大人にとっては涼しいと感じる春・秋も子供は汗を大量にかきます。走り回っているのならなおさらですね。
熱中症にかからないためにも、帽子・水分(水かノンカフェインのお茶)・汗拭き用タオルは最低限持っていくようにしましょう。
水分は一度にたくさん飲ませるのではなく、こまめに少しずつ飲ませるようにしましょう。
・絶対に目を離さない!
外遊びには危険がたくさんあります。
遊具からの転落、車や自転車との衝突などの事故だけではなく、落ちているものを口に入れてしまう危険性もあります。
「これは危ない」といった子供の判断力を養うためにも過保護になる必要はありませんが、しっかりと保護者の監督のもと遊ばせるようにしましょう。
まとめ
外に出ることは子供にとって楽しいばかりではなく、運動能力や知的好奇心も伸ばすことのできるまさに優れた教材といえます。
可能な限り、どんどん外に出て様々な刺激と触れ合うきっかけを作りましょう。
しかし、「外に行かなきゃいけない」という義務感からストレスになってしまうことはあまり好ましい状況ではありません。
気分が乗らない時や体調が優れない時などは無理をせず、「楽しい」と思うことを優先させてあげましょう。