入園・入学など子供の環境が変わるたびに不安になる要素はたくさんありますが、そのうちの1つに「ママ友」があるのではないでしょうか。
どのように周囲のお母さん方と付き合っていけば良いのか悩んでいる方も多い課題ですよね!
そこで今回は、ママ友の必要性や付き合い方について考察していきましょう。
ママ友がいることのメリット
まずはママ友がいることのメリットについて考えていきましょう。
初めての育児でどうしたらいいのだろう?
みんなはどのようにしているのだろう?
と気軽に相談できる人が近くに居ると、1人で悩む時間も減り助かりますよね。
行事参加がしやすくなる
発表会や学芸会など、ただ見ているだけの行事では1人でも、もしくは家族だけでの行動にしても特に気になることはないでしょう。
しかし、親子遠足のような親も一緒に活動しなければならない行事の場合、ママ友がいないと孤立してしまう可能性があります。
気軽に会話できるママ友がいれば、そういった心配はありませんね。
情報共有ができる
幼稚園や保育園・学校に関する情報だけではなく、近隣の病院や習い事などの情報の共有ができることも、ママ友がいることの強みといえるでしょう。
今はネットで様々な情報を入手することができますが、匿名の人の投稿よりも目の前の人の発言の方が信憑性が高いということもありますね。
子育ての悩み相談ができる
子育てをしていると悩みは尽きません。
もちろん、保健センターや小児科・児童相談所などでも育児に関する悩み相談は受け付けていますが、多くの悩みはそれほどシビアではない・日常の中のちょっとしたことなのではないでしょうか?
そういった悩みについて、ママ友に聞いてもらうことでアドバイスをもらえることはもちろん、話すことによってスッキリするということもあります。
気軽に話ができるママ友がいるからこそのメリットですね。
ママ友のデメリットについて
ママ友がいることによってメリットがある反面、やはりデメリットもつきものです。
特に人は井戸端会議をすると誰かの話題を出したくなるものです。
またいじめは、大人になっても無くなることはないので、どのような人かわからずに付き合うと、後々大変な思いをするということもあります。
気が合うとは限らない
ママ友は「子供同士が仲良しだから」「同じクラスだから」という理由で始まることが多いので、親同士が必ずしも気が合うとは限りません。
「苦手だな」と思っても子供同士の付き合いがある以上、なかなか距離を置きにくいというのがデメリットではないでしょうか。
劣等感を感じることがある
子供にはその子なりの個性があり、本来優劣がつけられるものではありませんが、ついつい比較してしまうものです。
「あの子はうちの子よりも勉強ができる」「運動ができる」といったように我が子の劣っている部分が気になってしまって、劣等感を感じるというママも少なからずいます。
また、親自身の経済状況や容姿・センス・学歴などで劣等感を感じてしまうというママもいます。
お付き合いが面倒
今は働いているママも多く、仕事と家事・育児の両立となると1日が24時間では足りないくらい目まぐるしく忙しいものです。
一方で、専業主婦のママもいるので生活パターンは多様化しているといっても過言ではありません。
園や学校内だけの付き合いならばまだ都合はつくと言うママも、プライベートな時間までママ友とお付き合いしなければならないというのは煩わしく面倒な時もあります。
ママ友はそもそも必要なのか
ママ友と一口に言ってもお付き合いの程度は様々です。
例えば、園や学校で会ったときに立ち話をする程度から、園や学校以外の場でも交流するお付き合いまで幅広く定義されます。
社交的でどんなタイプの方とでも上手く人間関係を築けるママであれば、ママ友とのお付き合いはそれほど苦ではないでしょう。
その反対に、引っ込み思案や人見知りをしてしまうママにとって、ママ友はとても難儀なことのように感じるのではないでしょうか。
ただママ同士の交流がどうであっても、子供たちはしっかりと年齢に応じたコミュニケーションの取り方を覚えてきます。
ですので、「子供のためにママ友を作らないと・・」という考えは全く必要ないでしょう。
かといって、まるっきり周囲の親との交流を持たないというのもいかがなものか?と思いますよね。
そこで拒否をするのではなく、にこやかに軽い挨拶をする程度で十分なので、いつも柔らかい雰囲気を出しておく!というのがおすすめです。
ご自身から積極的に話しかけなくても、軽くにこやかに柔らかい雰囲気を出していると、「会話してみたい」と思われやすいです。
また、ほんの少しの会話をするだけでも気の合うママに出会える可能性もあります。
いつまでお付き合いをするのか
基本的には、卒園や卒業などのタイミングで子供同士が離れ離れになったら、自然とママ同士も疎遠になるケースが多いです。
しかし、成長とともに子供同士が疎遠になっていっても、親の付き合いは続いているパターンも中にはあります。
子供が幼稚園の頃から付き合いだしたママ友たちが、その子供たちが成人してもなお交流が続いているという方もいます。
年月にして約20年以上のお付き合いとなるわけです。こうなったらもう人生における大切な友人と言っても過言ではないでしょう。
「いつまで」とシステマチックに考えるのではなく、流れに身を任せて自然なお付き合いをすることが何よりも大切です。
保育園はママ友が少ない?
保育園は幼稚園ママに比べると、親同士のコミュニケーションが少ないという傾向があります。
保育園は働くママが多いので、なかなかお付き合いする時間がないということですね。
私は娘を幼稚園に通わせていたので、ママ友ができやすい環境だったのですが、私の知人は娘さんを保育園に通わせていて、園でのママ友はいない・LINEは知っているけど連絡をしたことがないというくらいでした。
そこで娘さんをグループレッスンの音楽教室に通わせたところ、知人以外は全員幼稚園ママで、レッスンの始まる時刻よりも早く集まって子供は自由に遊んでいる・親は井戸端会議というのがカルチャーショックだったようです(笑)。
それまでは、「井戸端会議とか、幼稚園ママって暇なんだな~」と若干ブラックな思想を持っていた知人なのですが(笑)、「井戸端会議って楽しい!役に立つ!」とすっかりハマってしまっていました。
もちろん仕事があるので、それ以上のお付き合い(ランチ会とか)はできませんが、ちょっとした立ち話ができる程度の関係であったとしても無理のない程度で、色々話が聞けるので「ママ友はいたほうがいいね」と言っていました。
このように、ママ友は園や学校だけでしか作られないとは限らず、ひょんなことで知り合うこともあります。
まとめ
ママ友とのお付き合いは、決して難しく考える必要はありません。
ご自身の性格やライフスタイルなどに合わせて、肩肘張らずにお付き合いしていくことが大切です。
ひょんなきっかけで信頼できるママ友ができる可能性もあるので、入園・入学当初はにこやかに多くの方と挨拶や軽いお話しなどをしてみましょう。