産後のガルガル期がひどくて終らない!理解してもらうにはどうする?

妊娠育児子育て
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ついに念願の赤ちゃんとのご対面を果たした産後。

「私の人生のハッピーランキング」を作るなら、間違いなく上位に入るであろう幸せな時期であるはずなのに、イライラが止まらない!という方は多いのではないでしょうか。

この産後の情緒不安定な時期を、子育て中の動物の母親が「ガルガル」と唸ることに例えて「ガルガル期」と言います。

では、このガルガル期はなぜ起こり、いつまで続くのでしょうか?

そこで今回はガルガル期がひどくて終わらない時の対策や、周囲の人に理解してもらう方法などについて紹介していきます。

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ガルガル期はなぜ起こる?

なぜかわからないけど、イライラする・カッとなりやすいなど、出産するまではそんなことなかったのに、急にガルガル期がやってくるママは意外と多いようです。

このガルガル期と呼ばれる母親の情緒不安定の原因は、3つ考えられます。

本能

1つ目は「動物としての本能」です。

野生動物たちは出産を終えると、子供を危険から守るため周囲を威嚇し始めます。

これは私たち人間にも当てはまり、赤ちゃんを守るための本能でもあります。

特に夫や義両親とは考え方のズレが生じやすいため、冷静に考えれば些細なことと言えることに対してもナイーブになり、イライラや怒りとして表面化します。

ホルモンバランス

2つ目は「産後のホルモンバランス」によるものです。

産後のママの精神状態に大きく影響しているのが「エストロゲン」という女性特有のホルモンです。

このホルモンは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、心身ともに健康で美しい状態に導く作用があります。

このエストロゲンは妊娠期から徐々に分泌量が増加し、出産の時にピークに達します。

女性が陣痛から出産までの壮絶な痛みを乗り越えられるのも、このホルモンの力だという説もあります。

しかし、出産が終わると同時にエストロゲンの分泌量は急激に減少するため、急に不安や焦燥感・孤独などを感じやすくなり、ガルガル期として現れます。

環境の変化

3つ目は「出産による環境の変化」です。

授乳のために睡眠時間が確保できない・予定通りに事が進まないなど、子供が産まれるとこれまでの大人だけの生活とはまるで異なります。

精神的にも肉体的にも疲労が蓄積し情緒不安定になり、そのことによっていつもとは違う精神になってしまいます。

ガルガル期が長引く時の対策とは?

一般的にガルガル期は、産後1ヶ月から2ヶ月くらいで落ち着くとされていますが、中には1年以上も続くママもいて個人差が非常に大きいのです。

とは言え、いつまでも情緒不安定でいるのは本人だけではなく家族にとっても辛いことですよね。

そこで、少しでも緩和するためのアイディアをご紹介しましょう。

気分転換は大事

真面目なママほど、「子供のことを第一に考えなくては」「家族のために、自分は二の次」という考えを持ちがちですが、時には自分を最優先する時間も必要です。

アロマテラピーや軽い運動など、日常的に取り組める簡単なものや、地域のファミリーサポート・保育園の一時保育などを利用して子供を預かってもらい、短時間でも1人になれる時間を持つようにしてみましょう。

少しは無心になって自分だけの時間を持つことで、いろんな発見や自分の感情を冷静に見つめられる時間にもなります。

子供を預けることに対して罪悪感を持つママさんもいらっしゃるとは思いますが、そういう気持ちをお持ちの方ほど、気分転換は大切だと思いますよ。

達成感を味わう

家事というものは、細かいところまで気にすると無限に湧いてくるものです。

アレもコレもやらなきゃいけないという気持ちが、ストレスになることもありますよね。

そこで活用したいのがTODOリストです。

あらかじめ、その日にやるべきことを書き出すことで、家事のゴールを明確にすることができます。

また、完了したタスクをチェックすることで家事の進捗状況がわかるので、「今日はこんなにできた!」という達成感を味わえ、精神的な安定にもつながります。

ポイントは詰め込みすぎないこと!

あまり多くのタスクを書き出してしまっては、ますます焦ってしまいますので、まずは最低限のことだけピックアップしましょう。

感情を爆発させる

思いっきり泣く・思いっきり笑うというのも、ストレスを放出し気分を安定させるにはとても良い方法です。

映画鑑賞や読書・お笑い芸人のコントやお気に入りのYouTuberの動画など好きなものを見てスッキリしましょう。

どうしてもコントロールできない時は病院へ

イライラが抑えきれなくてモノや家族に当たってしまう、また自分では感情をコントロールできない、そんな状況になったら迷わず病院に相談してみましょう。

必要であれば、薬物療法を基本に、カウンセリングなどを行いながらゆっくりと落ち着きを取り戻せるような治療を行います。

まずは医師に今の状況を正確に伝えることが肝心なので、いつからどのような症状が出て困っているのかを整理しておきましょう。

うまく話せる自信がない方はメモを作っておくと安心ですね。

理解してもらうには?

ガルガル期を乗り越えるためにはパートナーの理解が必要不可欠です。

そこでまずは、
・ガルガル期というものがある、ということ

・そして自分が今まさにその最中にある、ということ

は、しっかりと伝えましょう。

女性は、「言わなくても察してほしい」と考えている人が多いです。

しかし、夫はなぜ妻がこんなに情緒不安定なのかさっぱりわからなかったり、気遣いを見せるものの斜め上の方向だったりと、お互いの間で認識のギャップが生じてしまいます。

その認識のギャップをなるべく作らないために、妻の方から今の気持ちや状況について夫に説明しましょう。

また、可能であるならば、どのように対応してほしいのかといった要望も伝えると良いでしょう。

自分では説明がつかない、どうしていいかわからないという場合には、病院を受診し、今一体自分がどういった状態にあるのかを医師から夫・または家族に説明してもらうことも一つの方法です。

とにかく、自分一人で抱え込むことのないように、少しずつでも自分の状況を言葉にして伝えていくことが重要です。

まとめ

産後のガルガル期に周囲に対してネガティブな感情を抱くのは、決してご自身の性格や考え方などが原因ではありません。

産前産後の環境の変化や、ホルモンバランス・動物の本能など、いろんなことが混ざり合って起こることです。

また妊娠して出産という約10か月間の、とても大変な壮絶な経験をしたんだから、少しぐらいわがままになってもいいような気もします。←私の個人的な考えですが(笑)!

普通に生活していても、そのように情緒不安定になることはあることなので、産後のママは特に不安定です。

今の感情の状況を夫にしっかり説明し、今この時期だけでも「わがままになってもいいでしょ!」と伝えてみるのもいいかもしれませんね。

決して一人で頑張ろうとせず、周囲の人たちの力を借りながらうまく乗り越えていきましょう。

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