育児中の代表的なアイテムの一つ、ベビーカー。
今は種類も豊富にあり、価格帯もピンからキリまでと幅が広いので、一体どれを選べばいいのか悩むご家族も多いのではないでしょうか。
さて、このベビーカーは一体いつからいつまで使うのでしょうか。
そして、ベビーカーを卒業後はどのような乗り物に移行すれば良いのでしょうか。
今回は子供の乗り物事情について詳しく解説していきます。
ベビーカーはいつからいつまで使える?
ベビーカーには大きく分けて、A型・B型の2つの種類があります。
A型とB型の大きな違いは、リクライニング機能です。
A型は150度以上のリクライニングが可能なもの、B型はリクライニング機能がなくても良い、と定義されています。
A型
A型はほぼフラットな状態まで座席を倒すことができるので、生後1ヶ月からの乗車が可能です。
ただ、機能的にも性能が高いものが多いので、お値段も高級品と呼べるものが多いです。
また、A型はリクライニング機能がついている分、どうしても車体が大きくなりがちで、最近はかなり軽量化されていますが、それでもB型に比べると重量はあります。
安定した走りができリクライニング機能もあるので、生後1か月ごろから頻繁に外出することが多い場合は、A型のベビーカーの利用になります。
こちらの2つは、比較的金額も抑えられていて、軽量なので電車やバスを頻繁に使用する方や階段が多いなど、持ち運びには便利で扱いやすい人気の商品です。
B型
B型は座席を倒せないので、一人座りが安定してくる生後7ヶ月ごろから使うことができます。
A型に比べ、B型は使用可能な月齢になるまでやや時間がかかるものの、軽量でコンパクトなので、電車やバスに乗る機会が多い方にはお勧めです。
また、お座りや歩き始めた頃を見はからってB型を購入すると、お値段的にも比較的お手頃なものが購入できます。
生後1か月ごろまでは抱っこ紐で移動し、歩けるようになってからB型ベビーカーを購入する人も多いですね。
どちらを選ぶかはライフスタイルに応じて決めるようにしましょう。
何歳まで使う?
どちらの型も月齢が36ヶ月、つまり3歳頃までの使用を想定して作られている製品がほとんどですが、3歳くらいになると窮屈になり使用しずらくなるのが現状です。
でも、子供がまだ乗りたがる・・という時は、
まずは子供にしっかりベビーカーのお話をしてあげる方法がいいです。
「赤ちゃんの乗り物なんだよ」ということをしっかり話し、「○○ちゃんはもう赤ちゃんじゃないよね」しっかり歩けるしということを伝えて、「次はこの乗り物にチャレンジしよう!」と促してあげることが大切です。
ベビーカーの次の乗り物は?
3歳・4歳くらいになると使用しずらくなるベビーカーですが、親としては早く卒業させたいのに、愛着が湧いていてなかなか手放せないお子様もいます。
そんな時にはベビーカーの次のステップの乗り物をお子様にプレゼントしてあげるというのはいかがでしょうか?
そこで、ベビーカーを卒業した後に使いたい子供用の乗り物をご紹介していきます。
三輪車
幼児の乗り物の定番といったらコレですね。
スピードも出ず、安定しているので転倒の心配も少ないので安心して乗せることができます。
サドルの後ろにバーがついていて、大人が車体をコントロールすることができる車種もあるので慣れないうちはサポートしてあげることもできます。
また、2歳の誕生日頃に購入するご家庭も多いので、そろそろベビーカーを卒業させたいと思いだしたら、購入してベビーカー離れを促してあげるのもおすすめです。
アンパンマンやハローキティ、ミッキーマウスなどお子様に人気のキャラクターがデザインされたものもあり、また、場所を取らないように折りたためるものもあります。
補助輪付き自転車
自転車のメリットは三輪車よりも長く使えることです。
最近は、タイヤ径が小さいのにサドルの調節幅が広く、2歳から5歳までを対象年齢とした自転車も多くあります。
補助輪の取り外しはもちろん、三輪車同様、大人用のコントロールバーをつけることができる車種もあるので、お子様の成長に合わせてカスタムしながら使えます。
3・4歳くらいになり、ある程度身長が高くなれば選べる自転車も増えます。
私が子供に自転車を買った時、 「長く乗りたいのであれば少し大きめのもの、早く補助輪を外したかったらジャストサイズのものを」と店員さんに教えてもらいました。
ネットを調べれば、身長に対する適正な自転車のサイズがわかりますが、子供の体格や自転車のフレームのデザインによっても変わってくるので、実際に店舗で試乗し、店員さんのアドバイスを受けて購入した方が安心です。
ペダルなし自転車
「ストライダー」などに代表されるペダル・補助輪のないタイプの自転車です。
足蹴りバイクなどと呼ばれることもありますね。足で地面を蹴って前進するスタイルなので、早いうちからバランス感覚が身につき、本格的な自転車に移行してもすぐに補助輪なしで乗れるようになるため、近年人気が高まってきました。
標準の規格がないため、メーカーやブランドによりタイヤの材質・ブレーキの有無などが異なります。
ブレーキがないものは公道では走行できないので、公園内などでの使用に限定されます。
どこで遊ばせるのかを考えた上で車種を選びましょう。
私の知り合いは、2歳からスライダーを乗せていますが、速く乗せれば乗せるほど体幹や安定感・バランス感覚が養われ、今は3歳ですがオフロードバイクにも乗っています。
スライダーは上手に使えば、優れた乗り物です。このような乗り物を子供さんが好きになると、ベビーカーに乗る事はまずなくなりますよ。
まとめ
ベビーカーにいつまでも乗りたがるというお子さんは多いようです。
しかし、ある程度大きくなったら「自分の意思で行きたいところに行く」「自分の力で移動する」ということも発育にとって重要です。
また、転んだり、上手くコントロールできないなどの失敗から学ぶ事もたくさんあります。
幼児用の様々な乗り物があるので、お子様の体力・体格・好みに合わせて、ベビーカーに代わる「新車」の購入の参考になれば幸いです。