我が子は可愛いもの。目に入れても痛くないと、誰しもそういう思いがあるのではないでしょうか?
ただ・・そうは思っていても、時には親の予想外の行動をしたり、言うことを聞かず反抗されたりと思うようにいかないのが育児です。
子供のささいな行動にイラ立ったり、ついついキツく言い過ぎてしまって落ち込んでしまう、そんなママも多いですよね。もちろん私の子育て時代はイライラがマックスでした。
そんな時に、心を落ち着かせ余裕を持たせる魔法の言葉・・「ペコパツッコミ」がある事はご存知ですか?
このツッコミはお笑い芸人「ぺこぱ」の漫才で、最近特に注目されています!
そこで今回は子育て中のイライラを解消するために、全肯定ツッコミを取り入れた「ぺこぱ育児」についてご紹介します。
ぺこぱって何者?
ぺこぱとは、2009年に結成された松蔭寺太勇(ツッコミ)・シュウペイ(ボケ)の漫才コンビで、2019年のMー1グランプリで見事決勝進出を果たし、その知名度は全国区のものとなりました。
🏁今夜の #トークアバウト🏁
22時台のゲストは
昨年のM-1グランプリでの
“全肯定漫才”をきっかけに話題!
お笑いコンビ #ぺこぱ が登場🕺🔥「私が好きになれないもの」を
テーマにトークっ🤩💭
き〜っとみんながハッピーに・・?#TBSラジオTALK https://t.co/vbVkjwZR0f pic.twitter.com/jFgEAYiTQR— TALK ABOUT (@radio_talkabout) January 25, 2020
ぺこぱの漫才の特徴は、人を傷つけない独特な全肯定ツッコミでハマる人が続出し、ダウンタウンの松本人志さんは
「ノリつっこまないボケ」
「新しいところ突いてきた」
(2019年Mー1グランプリ準決勝より)
と評していました。
全肯定ツッコミって一体どんなもの?
皆さんは漫才のツッコミというと、どんなものを想像しますか?
「なんでやねん!」
「どないなっとんねん!」
などのセリフで、相方をバシッと小突くスタイルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
従来のツッコミは、ボケに対して否定することで成り立っている漫才形式ですが、しかし、ぺこぱのツッコミは相手を決して否定しないのです。
例えば、
スタンダードなツッコミなら「どこ見てんねん!」と相方を怒鳴りつけるのですが、ぺこぱの場合は
「いや、いってーな!どこ見て運転してるんだよ!・・・って言ってる前に無事でよかった」
(「タクシードライバー」より)
と言ったぐあいに何が起こっても全てを肯定し、とにかくポジティブに捉えるのです。
このポジティブな言い方をすることで、意外と気持ちも穏やかにスッキリした気分になれてしまえる!ということなのです。
ぺこぱ育児を実践してみよう!
子育てをしていると何かとイラッとしてしまうシチュエーションはありますよね。
そんな苛立つ状況の中、ぺこぱ育児の活用法のほんの一例をご紹介してみましょう。
もちろん全てを子供の言いなり・全てを肯定するというのは、教育上正しくない場合もあります。
ですが、ぺこぱ式全肯定ツッコミをするとどうでしょう・・。
苛立っていた気持ちがふと落ち着くような感覚になりませんか?
このように、頭ごなしに叱るのではなく、一度クールダウンし「なぜその行為がいけないことなのか」を冷静に子供に説明できるようになるところが、ぺこぱ育児の良いところと言えるでしょう。
大人同士の人間関係にも使える
また、ぺこぱの「ツッコミ」は大人社会でも心を落ち着かせる良い表現として使われています。
フォレ達が熊本に届いてる。
悪くないだろう。どうもファリガトウ!
ピューウ♪ https://t.co/X4dq6njBTt
— 松陰寺太勇のキザッター【ぺこぱ】 (@shoinjitaiyu) February 7, 2020
職場やママ友・親戚関係など、私たちは様々なコミュニティの中に身を置いています。
そして、どのコミュニティでも多少なりとも「ウマの合わない人」はいますよね。
ぺこぱ式全肯定ツッコミは育児だけではなく、大人同士の人間関係におけるストレス緩和にも役立ちます。
相手の考え方や行動を尊重し、認めることで苦手だと思っていた人の長所を発見できる可能性もあります。
また、合わない人というのは往々にして自分とはタイプの異なる人であることが多いので、これまでの自分にはない考え方を見つけ、視野を広げるきっかけにもなります。
このように子供だけでなく社会全体のコミュニケーションでも「ぺこぱ方式」は生かされるので、この発想でストレスが解消されると、笑顔も増えて怒ることも少なくなりそうですね!
まとめ
ぺこぱの全肯定ツッコミには、育児だけではなく日常のあらゆる場面でプラス思考になれるノウハウが詰まっています。
とは言っても誰しも疲れてしまう時や、うまくいかなくて自己嫌悪を感じたり悩む時だってあります。
そんな時、あなたの心の中の「ぺこぱ」はこう言うに違いありません。
「いや、疲れたり悩んだりするってことは、それだけ真剣に物事と向き合っている証拠だ」
子供だけでなく、自分を肯定することもぺこぱ育児をしていく上で重要なことです。
子供もママもハッピーになれる「ぺこま育児」で毎日を楽しくポジティブに過ごすきっかけになれば幸いです。