冬の花火は危ない?ホームセンターはなぜ夏しか花火を売らない?

花火
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夏の風物詩のひとつといえば「花火」です。

全国各地で花火大会が開催され、ホームセンターをはじめとした店頭には色とりどり、多種多様の花火が並びますね。

冬になっても、夏ほど多くないとはいえ花火大会は開催されます。

日没が早く、空気が澄んでいる冬は、夏とはまた違った趣きで花火と楽しむことができますよね。

それなのに、冬場の店頭ではほとんど見かけなくなるのはなぜなのでしょうか?

そこで今回は、ホームセンターはなぜ夏しか花火を売らないのか、その理由についてまとめてみました。

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ホームセンターが夏しか花火を売らない理由とは

ホームセンターで花火が販売されるのは夏限定であることにはいくつか理由があります。

まずひとつめの理由としては、「そもそも需要がない」と言うことです。

限られた店舗内のスペースを有効活用するために、需要の高い商品から並べていくのは当然のことですよね。

暖房や防寒器具、そして地域によっては雪かきに必要な道具など、冬だからこそ必要なものはたくさんあります。

一方、冬の寒い屋外で花火をしようという人は少ないので、夏に比べて需要は下がります。

需要が高い商品を優先して販売しなければならないのは、販売店としては当然のセオリーなので必然的に花火の優先順位は低くなります。

もう一つの理由としては、「冬の花火は危険である」と言うことです。

季節に関わらず、花火は細心の注意を払って行うものです。しかし、冬の花火は夏と比較して格段に危険度が上がります。その原因について、次で詳しく解説します。

冬の花火が危険なのはなぜ?

冬は夏に比べると空気が乾燥しています。つまり、空気中の水分の量が著しく減少した状態になります。

夏の間は花火から飛び散る火の粉はそれほど問題視されません。それは空気中の水分が多いため燃え上がるための十分な酸素が確保できず、鎮火してしまうからです。

一方で、冬の乾燥した空気は水分量が少なく燃え上がりやすい性質を持っています。したがって、手持ち花火のごく小さな火の粉であっても、燃えやすいものに触れたら燃え上がる可能性が十分に考えられるのです。

また、空気の乾燥は静電気の発生も誘発します。

さらに冬は重ね着をしているので、服同士が擦れ合うことにより、静電気が発生しやすくなります。

また、冬服はウールやアクリル・ナイロンなど暖かい素材や撥水素材などがよく使われますが、これらの素材は帯電しやすいため夏によく着るTシャツなどの綿素材に比べると静電気が起きやすくなります。

このような様々な要因によって帯電した静電気が放電する時、花火の火薬に着火してしまうことがあります。

つまり、花火に火をつけていないのに勝手に燃えてしまった、ということが起こり得るということです。

このような理由により、冬の花火は夏に比べて危険となります。

花火の管理

また、冬に自宅で花火を保管することも同様の理由で危険を伴います。

だから夏に購入した花火はシーズン中に使い切ってしまうようにしましょう。

使い切れなかった場合は、水で十分に濡らし、引火しない状態にして廃棄しましょう。

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冬にどうしても花火をやりたい!

冬の花火は危険であるということはお分かりいただけたでしょうか。

とはいえ冬の花火はなんとなく特別な感じがしますよね。

冬に花火をやる場合の注意点についてもまとめてみました。

冬の花火で注意すること

まずは、遊ぶ前に周辺のお掃除をしましょう。

特に枯れ葉やゴミなどの可燃物がある場合には、火の粉が飛ぶ範囲とその周辺にかけて、きちんと片付けるようにしましょう。

建物の近くでの花火遊びも避けましょう。

花火の終了後も、小さな火種が燻っている可能性があります。

遊んだ場所を中心に広範囲に水をまくなどして、完全に消火し安全であることを確認してから撤収しましょう。

まとめ

私たちにとって身近な花火ですが、冬は思っている以上に危険なものです。

花火で遊ぶことはもちろん、自宅内での保管もリスクを伴うので、できれば夏季限定で楽しむことが安心ではないでしょうか。

どうしても冬に花火をしたいという場合は、ちょっとしたことでも大きな事故に繋がる可能性があることを留意し、十分な安全対策を講じた上で行うようにしてください。

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