お中元・お歳暮のお返しはいつまで?遅れた場合や挨拶はメールでもいい?

生活
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お中元・お歳暮は、日頃からお世話になっている方へ向けて、感謝の気持ちを表すため、品物を贈る日本古来からの文化です。

最近は、「言葉は知っているけれど実際にお中元やお歳暮を贈る習慣がない」という家庭も増えてきていますが、まだまだ日本人の生活に根付いた重要な文化です。

そこで今回はお中元・お歳暮の歴史を紐解き、マナーについて今一度おさらいしていきましょう。

 

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お中元・お歳暮のお返しはいつまで?

基本的にお中元・お歳暮を頂いたらお返しをしなくてはいけない、という決まりはありません。

ただし、贈り主の中にはお返しがないのは失礼だと感じる方もいるので、やはり頂いた品と同額〜半額程度の品物をお返しするのが良いという風潮にはなっています。

頂いたものよりも明らかに高額なものや、同じようなものをお返しするのは失礼なので絶対に避けましょうね。

お返しが遅れる場合は?

お返しは頂いたらなるべく早く贈ることが理想ですが、品物を選んだりお相手の手元に届くまでには時間がかかります。

遅くとも、お中元は期間中に、お歳暮は1月7日の松の内までに届くように手配するのが理想的です。

やむを得なくこの時期を過ぎてしまうようなら、お中元やお歳暮としてではなく「残暑見舞い」や「寒中見舞い」として品物を贈りましょう。

挨拶はメールでも良い?

お中元・お歳暮を頂いたらまずはお礼のご挨拶をしましょう。

受け取っても何の反応もなければ、贈り主は届いたかどうかヤキモキしてしまいます。

お礼状の基本は封書で送ることです。

しかし、様々なコミュニケーションツールが存在する現代において、封書にこだわることはナンセンスではないでしょうか。

贈り主との間柄によっては封書によるお礼状にこだわる必要はなく、電話で元気な声を聞かせる、メールやSNSに写真や動画を添えるなどといった方法で、近況報告を兼ねることも素敵ですね。

お相手に合わせた方法で、しっかりとお礼の気持ちを伝えることが大切です。

我が家では、送り主の年齢に関係なく電話でお礼を伝えるようにしています。

送り主が遠方の場合は、声を聞いて近況報告するタイミングにもいいですよ。

お中元の歴史と時期について

「中元」の由来は中国の道教にさかのぼります。

道教では7月15日のことを中元と呼び、死者に対しての供養を行う日とされています。

日本ではちょうどお盆の時期に当たりますね。

室町時代にお盆の時期になると、ご先祖様にお供物をお供えすると同時に、生きている人に対しても贈り物をするという風習が上流階級の間で広がり始めました。

これが「お中元」の始まりだと言われています。

上流階級だけの文化だったものが、後に庶民の間でも定着し、現代の形に至りました。

お中元の時期

地域によって、お中元を贈る時期は異なります。

・東北・関東・沖縄 7月1日〜15日
・北陸 7月1日〜8月15日
・九州 8月1日〜8月15日
・上記以外の地域 7月15日〜8月15日

地域によってかなりばらつきがありますが、近年は関東の基準に合わせたり、また宅配便の混雑を避けるため時期を早める傾向があります。

多少、贈る時期が早まることは問題ありませんが、過ぎてしまうとお中元ではなく「残暑見舞い」になってしまうので注意が必要です。

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お歳暮の歴史と時期について

お歳暮の起源は江戸時代にあります。

当時は新年に福を呼び込むために、歳神様(としがみさま)への御供物を親戚に贈っていたのが始まりでした。

それが明治時代に入る頃から、親戚だけではなく、仕事上や恩師などその年にお世話になった人に品物を贈る現代の姿に変遷していきました。

お歳暮を贈る時期

お歳暮を贈る時期も地域によって異なります。

・関東 12月1日〜20日
・沖縄 12月1日〜25日
・上記以外の地域 12月13日〜20日

また、こちらも時期が早まりつつある傾向ですが、12月20日を過ぎないように贈ることがベターです。

まとめ

お中元・お歳暮ともに頂いたらまずはお礼の連絡をしましょう。

封書のお礼状が基本のマナーとなりますが、贈り主との関係がもっとフランクなものであれば電話・メール・SNSなどでも構いません。

品物をお返しする場合は、可能な限り期間中にお相手の手元に届くようにしましょう。

過ぎてしまう場合は、のしの表書きが変わる(残暑見舞い寒中見舞い)ので注意してくださいね。

堅苦しい文化のように感じがちですが、実はとてもシンプルなものです。

難しく考えずに、お相手が喜ぶにはどうしたらいいのかを考えることが一番重要なことです。

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