アイスといえば暑い時期だけではなく、食事の後のデザートとして、気分転換したい時のおやつとしてなど、そのさっぱりとした食感が魅力的ですよね。
子供から大人まで、アイスが好き!という方はたくさんいらっしゃるでしょう。
そんなアイスですが、1歳児にはどのように与えたら良いのでしょうか?
注意点なども踏まえて解説していきます。
1歳児にアイスを与えて大丈夫?
結論から申し上げますと、1歳になったらアイスを与えても問題ないでしょう。
ただし、気をつけていただきたいのは「アレルギー」と着色料などの「食品添加物」です。
アレルギー
一般的にアイスには、乳成分や卵が使用されています。
これらはアレルゲンとなる食品なので、アレルギーのあるお子さんの場合は、医師の指示に従って与え方には十分に注意しましょう。
そして意外な落とし穴として「はちみつ」も要注意食材です。
はちみつはボツリヌス菌が含まれており、消化器官が発達した幼児期以降なら食しても問題のない菌ですが、まだまだ未発達の赤ちゃんには絶対に与えてはいけない食材です。
「1歳児になったら与えても良い」と定められていますが、初めて食べるときは様子を見ながら少しの量から与えていきましょう。
食品添加物
着色料に代表される食品添加物が多く含まれたアイスも要注意です。
サーティーワンのようにカラフルで可愛らしい見た目のアイスは、見ているだけで楽しい気分になれますが、その綺麗な色を出すために着色料が含まれています。
もちろん、国で使用を認められたものしか入っていませんので、危険な物質ではありません。
大人にとっては特にどうってことのない着色料ですが、まだまだ未熟な1歳児にとっては消化しにくく、下痢などの消化器症状を引き起こす可能性があります。
できればポップな色のアイスは避け、素材の色を生かしたシンプルなアイスを食べさせるようにしましょう。
また、このようなカラフルなアイスは、基本的に与える必要はないものですが、もしも食べるなら3歳以降、消化機能がある程度発達してからにしましょう。
食べさせる量はどのくらい?
アイスは冷たいのでなかなか気づかないのですが、実はかなり多くの糖分が含まれています。
糖分を摂りすぎると、虫歯の原因になるばかりではなく満腹中枢が刺激され、ご飯が食べられなくなることもあります。
また糖分だけではなく、体の冷えも心配になるところです。あまり冷たいものを食べ過ぎると腹痛や下痢などの原因となるので、小さいうちは量にも気をつけましょう。
1歳児に理想的なアイスの量は、約50キロカロリーが目安です。
バニラ味の場合では、市販のカップアイスの1/4〜1/5程度の量、サーティーワンの場合では、「スモール」の1/3程度の量が適量でしょう。
意外と少なくてびっくりしますよね。
子供によって同じ1歳児でも、体格の差などによって摂取可能な量は変わってくるので、必ずしもこの量を厳守というわけではありませんが、食事に差し支えないように親がしっかり量をコントロールしてあげましょう。
もちろん、これにチョコレートなどが加わった場合はカロリーはもっと上がりますので、これより少ない量に留めておかねばなりません。
他に気をつけることは?
前述した通り、フレーバーに関わらず非常に多くの糖分が含まれています。
虫歯を防止するためにも、アイスを食べ終わったら歯磨き、外出先で難しい場合には食後に口をゆすぐ・お茶と一緒に食べるなどの工夫をして口内を清潔に保ちましょう。
アイスの種類によっては、砂糖の量は控えめで原材料の素材を甘さを生かした商品もあるので、そういったものを選ぶとより安心ですね。
まとめ
アイスはさっぱりしていて老若男女問わず、多くの人から愛されているスイーツです。
フレーバーも無限とも言えるくらい豊富にあるので決して飽きることのない食べ物ですが、1歳児に与える場合は量に注意して食べさせましょう。
アレルゲンや着色料の有無も、アイスを選ぶ上で重要なポイントになります。
店頭販売のアイスでも、アレルゲンの表示は義務付けられているので必ず目を通すようにしてください。
体に優しいアイスで、楽しいおやつタイムを過ごすための参考になれば幸いです。