2019年10月から始まった増税により、一部の食料品を除く多くの商品の税率が上がりました。
増税を機に家計を見直して無駄を省きたい・節約したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は毎日欠かさず使う「水道代」について、無理をせずに簡単に、少しでも節約するために何をすべきか考えていきましょう!
元栓で水量調整
私は小学生の頃、「手を洗う時は”鉛筆の太さ”だけ水を出しましょう」と習った記憶があります。皆さんはどうですか?
確かに一度に出す水の量を少なくすればその分、水の使用量は少なくて済みそうです。
しかし実際に”鉛筆の太さ”で洗おうとすると、水の勢いが弱くてちょっとしたストレスを感じてしまい、ついつい勢いよく水を出してしまうんですよね。
これが勿体無いポイントです。
節水のために”鉛筆の太さ”で水を出すのは物足りないとしても、今使っている水の量よりも1割くらい減らす程度なら、そこまでストレスを感じないのではないでしょうか。
水道代を節約したいなら、まずは水道の元栓をちょっと閉めて「蛇口から出てくる水の量を少なくする」ということを実践してみましょう。
もともとの水量を減らせば意識しなくても節水ができます。
初期投資も必要ないので、節約をお考えならぜひ最初にやっていただきたい手段です。
いきなり水量を減らして利便性を損ねてしまうと続かないので、様子を見ながら少しずつ閉めていくのがストレスフリーに節約を成功させるコツです。
節水蛇口や節水型シャワーヘッドの効果はどのくらい?
節水型の蛇口やシャワーヘッドは、少ない水を勢いよく出すことで、水量の少なさを感じさせずに節水できるアイテムです。
また、シャワーヘッドは持ち手部分に簡易スイッチがついているものもあり、ON・OFFの切り替えを瞬時に行うことで、水を出している時間を最小限に留めて節水することができます。
商品にもよりますが、通常型の蛇口やシャワーヘッドと比較すると、最大で40〜60%もの節水効果が期待できます。
取り付け方もスパナなどの簡単な工具があれば、難しい技術などはいらないので自分で交換することができます。
大手ECサイトを見てみると、キッチン用の蛇口は700〜2000円程度、お風呂用のシャワーヘッドは1000〜3000円代程度がボリュームゾーンでした。
塩素除去(浄水機能つき)ができるハイスペックな商品や、使用中にLEDライトが光るユニークな商品などもあります。
初期コストはかかりますが、水量を減らしても水勢は変わらないので無理なく水道の使用量を抑えることができますね。
節水コマも役に立つ?
節水コマとは、水道管の中の水流の一部をせき止めて水が出る量を少なくするというアイテムです。
ハンドルを回すタイプの蛇口に取り付けることができます。(レバー式には使用できません)
一部地域では節水コマの使用を推奨しており、水道局などで無料で配布していることもあります。
地域の水源の豊かさなどにより推奨度は異なり、対応がまちまちなので気になる方は自治体に問い合わせてみましょう。
無料で配布されていない場合でも、ホームセンターで100円程度の購入可能です。
気になる節約の効果ですが、東京都水道局によると「最大50%の節水」が可能とのことです。
水を出しっ放して使うことが多い、たくさん水を出して使うことが多いというご家庭ならば、節水の効果が大きいと言えますね。
ただし、元栓のように、水量を細かく調整できないので慣れるまでは使いにくさを感じてしまうところがデメリットになるでしょう。
まとめ
水道は毎日使うものです。
毎日使うものだからこそ、無意識に使ってしまい節約するというモチベーションを保つのは非常に難しいものです。
そこで、元栓の調整や蛇口・シャワーヘッドの交換、節水コマの設置などの工夫をして、無意識でも節水できるようにすることが節約の成功の秘訣と言えるかもしれないですね。
ご参考になれば幸いです。