赤ちゃん連れの旅行となると、赤ちゃんにとってはもちろん、ママにとっても初めてのことが盛りだくさんです。
楽しみな反面、不安なこともたくさんあるというママも多いのではないでしょうか?
その中でも、赤ちゃん連れの旅行で不安の要素の一つとして「服装」が挙げられます。
住んでいる地域の近郊ならばそれほど悩みませんが、本州とは気候帯の違う北海道では、一体どのような服装がベストなのか見当もつかない・・というママのために、生粋の道民が夏・冬それぞれの赤ちゃんの服装について解説します!
北海道の夏は涼しい!?
北海道の夏といえばみなさんどんなイメージをお持ちでしょうか。
「湿度が低くてカラッとしている」「涼しい」などといったイメージを思い浮かべていませんか?
確かに北海道は、稚内などの道北地方や釧路などの道東地方は真夏になってもそれほど気温が上がらず、涼しいというよりもむしろ寒いと感じることもあります。
(2019年の9月26日には、道東の標茶の朝の気温は-1.6度と、9月に氷点下という地域もあります。)
しかし、主要な観光地である札幌・旭川・小樽などの道央圏内は近年気温が上昇傾向にあり、真夏になると日中は東京とほぼ変わらない気温になることもしばしばあります。
2023年の夏には、全国的にも北海道の方が暑い・・という地域もありました。
また首都圏と比較すると湿度は若干低いとはいえ、「カラッとしている」とは程遠いムシムシ感があります。
したがって夏に北海道を訪問する場合は、首都圏と同じような涼しい服装で問題ありませんよ!
熱中症対策として帽子の着用や、水分補給もいつでもできるように準備しておきましょう。
ただし、真夏以外(6月〜7月・お盆過ぎ〜9月上旬)は、日中の気温は比較的高くても、日没とともにぐんと気温が下がることがあります。
昼夜の寒暖差にも対応できるように、薄手の羽織ものなどを用意しておいたほうがベターです。
北海道の冬は寒い?暑い?
さて次は、北海道の冬の服装について説明していきましょう。
北海道は市街地でも11月ごろから雪がちらつき始め、12月も中旬を過ぎると本格的な根雪(地面に雪が積もって解けない状態)になります。
そのころになると日中でも気温は氷点下の日が多くなります。
余談ですが、道民は屋外の気温計が「0度」を指していると「ああ、今日はあったかいなあ」と感じます笑。
屋外での観光を予定しているのであれば、降雪に備えてスノーコンビなどのナイロン製のジャンバー上下を着せておくと濡れずに済みます。
足元も冷えないようにブーツや厚手の靴下を履かせておくと良いでしょう。
頭はニット帽や抱っこ紐の背当て部分で防寒してあげてください。手も手袋を用意しておけばしもやけになりません。
抱っこ紐が濡れないように、カバーをかけておくというもの良いですね。
これで防寒はバッチリです。
北海道の冬は要注意?
しかし、冬の服装の難しいところは「暑さにどう対応するか」ということなのです。
北海道の冬が暑いわけないでしょう!と思いましたか?
実は北海道は、建物や乗物の中は暖房がガンガン効いているので非常に暖かいのです。
例えば屋外が−5度、そして屋内が25度だとすると、その気温差は実に30度にもなります。
この気温差で赤ちゃんは汗をかいてしまい、そのまま屋外に出ると今度はその汗が冷えて風邪の原因となってしまいます。
ですので、屋内に入ったらまず手袋・帽子などは外しましょう。
そのまま長時間屋内に滞在するのであれば、スノーコンビも脱がしておいたほうが良いですね。
汗をかいたら着替えるのが理想的ですが、時間の都合や荷物が増えることを考えるとちょっと大変です。
そこで、背中にハンドタオルを1枚入れておいて、汗をかいたらそのタオルを襟元から引っ張って取り出すという方法でも、体を冷えをある程度防止することができます。
逆に屋内で過ごすことの方が多いという場合は、半袖の肌着にトレーナー生地くらいの厚さの洋服、その上に薄手のジャンバーを着せて抱っこ紐で抱けば十分です。
まとめ
夏は暑く、冬は”しばれる”北海道の気候ですが、ポイントさえ押さえれば快適に過ごすことができます。
ただ、季節の変わり目などは気候の変動が激しいので、旅行前に天気予報をチェックし、旅程中に急激な気温の変化がないかどうか確認しておきましょう。
また、慣れない気候での万が一の事態を想定して、保険証や母子手帳の携行もお忘れなく!
北海道旅行が楽しい思い出になるための参考になれば幸いです。