道東自動車道が完成てから、札幌から十勝方面のアクセスが非常に良くなったので、日帰りで十勝地方までドライブへ行けるようになりました。また、広大な十勝の自然を眺めながら紅葉狩りをするのは、癒しと感動も与えてくれます。
そこで今回は、札幌市を出発して十勝地方のちょっと穴場な紅葉スポットを巡るドライブコースを紹介します。
福原山荘
まずは道東自動車道を利用して、十勝地方の入口となる十勝清水インターで降りると、国道274号線・道道85号線で北上し然別湖方面に向かいます。
然別湖は十勝を代表とする紅葉スポットですが、その手前にある福原山荘ではモミジの赤を楽しむことができます。帯広近郊に店舗を構える「スーパーフクハラ」の創業者が作った庭園で、紅葉がきれいな時期のみ特別に開放しています。ナナカマドの赤が多い北海道でモミジの赤を堪能できる貴重なスポットです。
(〒081-0344 北海道河東郡鹿追町北瓜幕)
新嵐山
新嵐山は、鹿追町から道道54号線・道道317号線・道道55号線で南下しながら芽室町を目指します。十勝平野が見渡せる展望スポットとして有名で、車で山頂まで行くことができますが、下の駐車場から遊歩道を歩いて山頂まで行くこともできます。
車だと紅葉はわからないですが、遊歩道を歩くと色づいた木々の中を歩くことができます。整備されたきれいな紅葉の道を30分ほど登ると山頂に到着します。山頂に紅葉はありませんが十勝平野の雄大な光景を楽しめますので是非登ってみてください。
(〒082-0384 北海道河西郡芽室町中美生)
岩内仙峡
新嵐山からは、道道55号線と道道240号線を利用して岩内仙峡へ向かいます。帯広市街地は通らず農村地帯を20kmほど進んでいきます。
岩内仙峡は帯広市のもみじ祭りが開催されるスポットで、祭り当日は沢山の帯広市民がやってきますが、それ以外の時期は閑散としています。ピンク色の仙峡橋から渓谷を眺めるところがベストポジションで、大半の人が橋で折り返してしまいますが、その先のキャンプ場を経て駐車場までぐるり一周できる散策路も用意されています。
散策路を歩くと河原へ降りることができ、このあたりも紅葉がきれいなので一周することをお勧めします。
(〒080-2121 北海道帯広市岩内町西1線49)
札内川ダム
岩内仙峡からは道道240号線と道道111号線を利用して、中札内村にある札内川ダムを目指しますが、道道240号線の分岐点から遠くないため「道の駅なかさつない」へ向かい美味しい中札内の地鶏を食べるのもよいでしょう。
中札内市街地から25kmほどで札内川ダムに到着します。山間にあるダムのためとても綺麗に紅葉をみることができます。ダムへ向かう途中にあるピョウタンの滝も紅葉が見事なので立ち寄っていきましょう。
(〒089-1374 北海道河西郡中札内村南札内735−4)
坂下仙境
中札内村からは道道55号線を南下していくと、大樹町尾田地区に坂下仙境の案内看板があります。大樹町拓新という地区が大樹町内を流れる清流歴舟川の上流となり、この辺り一帯が坂下仙境となります。
拓新地区の途中から未舗装の砂利道となるため、運転には十分注意しながら日方大橋付近まで向かいます。道は橋よりもさらに上流まで続いていますが、危険なのでこの辺りで折り返しましょう。
ここから見る渓谷に挟まれた紅葉はとても美しく見応えがあります。ほとんど人も来ないため絶景を独り占めできますよ。
(〒089-2263北海道広尾郡大樹町拓進 089-2263)
札幌から十勝まで紅葉狩りをするルート
札幌市内から道央自動車道・道東自動車道を利用して、十勝清水インターで下車します。
ここまで行くと、忠類大樹インターから帯広広尾自動車道に入り、道東自動車道・道央自動車道を利用して札幌市内に帰ってくるコースでした。
まとめ
十勝地方の穴場的なスポットを結ぶ紅葉ドライブはいかがでしたか?
日帰りだと移動距離が少し長いためキツイと思った方は、帯広などで1泊して2日間に分けて楽しむのもいいですよ。ぜひ十勝の雄大な景色を楽しみながら、きれいな紅葉を楽しんでみて下さい。