ウェアラブル ・ライフログと一言で言っても、その機能やデザインは実に様々で、価格もピンからキリまであります。
家電量販店などに行っても、たくさんありすぎて何を選んだら良いのかわからない!
そんなあなたのために、失敗しないウェアラブル・ライフログの選び方について解説していきます。
一番大事なのはデザイン
ライフログとは、基本的には24時間身に付けて日々の生活について記録していくものです。
肌身離さず着けていることが理想なので、やはり気に入ったデザインであることが一番大切です。
ウェアラブル・ライフログは大まかに分けて、画面がついている「腕時計型」と画面のない「リストバンド型」があります。
例えば、腕時計型は、就寝時や仕事・家事などの作業時に邪魔になる可能性がありますが、その分画面がついているので、その場でデータを確認することができます。
一方、リストバンド型のような画面がなく、シンプルなデザインのものは、身に付けやすいことがメリットです。
また、腕時計やブレスレットなどとの重ね付けも可能なのでファッション性にも優れています。
その反面、画面がないのでデータの確認はペアリングしているスマートフォンやパソコンなどを使わなければなりません。
店頭などで試着できる機種もあるので、実際に着けてみて、長時間着けていられるかどうか、日常生活において邪魔にならないかを重視して選ぶのもいいですね。
機能面は何を重視するか?
最近のライフログデバイスは、大きく分けて2つの傾向があります。
その傾向とは
・GPSの有無
・心拍計の有無
です。
それ以外の機能については、各社で精度の差はあるものの、搭載されている機能については、ほぼ似たり寄ったりになりつつあります。
GPS搭載機
GPS搭載機は、ランニングやウォーキング・サイクリングなど、距離が重要となるスポーツを日常的に行なっている方におすすめです。
GPSで距離を測定し、かかった時間から速度を算出し、より正確な消費カロリーの計算もすることができます。
また、速度や距離が明確になることで、次の目標を定めやすくなり、運動に対するモチベーションの向上も期待できます。
心拍計搭載機
心拍計は、動きの少ないヨガや、短時間の動きが多いマシントレーニングなどをメインとしている方におすすめです。
従来のライフログは、少ない動きや短時間の動きは「運動」として認識せず、実際の消費カロリーよりもかなり少ない数値を出していました。
だから「あんなに運動したのにこれしかカロリーを消費していないんだ・・」とがっかりすることも多々あります。
心拍数が計測できるモデルであれば、心拍数の上昇により「運動している」と認識されるので、こちらもより正確な消費カロリーを記録することができます。
また、GPSや心拍計が搭載されているモデルは価格が高めですが、より精度の高いデータが取れます。
初めての人には
特に運動の習慣がない、またはそこまで正確なデータは必要なく「あくまでも目安」として使用したいという方は、これらの機能がないモデルをおすすめします。
数千円程度のお手頃価格の機種もあるので、気軽に始めるエントリーモデルとしては最適です。
機能が物足りないと感じてきたら、買い替えればいいでしょう。
足首に装着するモデルはある?
仕事柄、リストバンド型のライフログは着けにくいという方もいらっしゃるでしょう。
確かに、スーツにスポーティなウェアラブルデバイスは似つかわしくありません。
また、医療や福祉・保育の現場などでも、手首に何かを装着するのは好ましくない職種もあります。
そういった方には足首などの目立たない場所・仕事の妨げにならない場所に装着できるデバイスが理想的ですよね。
さらに、自転車やスキーなど、主に下半身もメインに使うスポーツを行う方にとっても、足首の方が正確な運動量を計測できるのでは?と考えてしまいますよね。
しかし、残念ながら2019年7月現在、足首用のウェアラブルデバイスはまだ発売されていません。
サードパーティ製のアクセサリーなどを使えば、リストバンド型のデバイスでも足首への装着も可能ですが、正確な精度については保証できません。
どうしても手首以外の場所に装着したいという方は、衣服につけるクリップ式などを選択するのがベターですが、心拍計が搭載されているものはなく、機能は最低限だけのものが一般的です。
ただ、これだけ人気が出ているので、そろそろ足首に装着できるものが沢山発売されるはずです!
まとめ
ウェアラブルのライフログは、長期にわたって日々の活動量・睡眠状態などのデータを記録し、それを元に自分の生活の傾向を分析することが大切です。
まずは、毎日身につけられるデザインを選ぶことに重点を置きましょう。その上で、必要な機能の取捨選択を行う方が、より役立つデータの収集ができます。
あなたの健康的な生活をサポートする、いわば「相方」のような存在のウェアラブル・ライフログ。
お気に入りの一台と出会うための参考になれば幸いです。