肥満外来はどのくらいの期間が必要?料金はどれくらい?保険は適応なの?

ダイエット
※このブログでは、プロモーション広告を利用しています。
※このブログでは、プロモーション広告を利用しています。

近年、「肥満外来」などの名称で医学的にダイエットの指導をするという診療科が増えてきました。内科や外科などの一般的な診療科に比べると数はまだまだ少ないのですが、この20年ほどで肥満症患者数が横ばいなのにも関わらず、肥満外来が増加傾向にあるのは、健康的で正しいダイエットへの需要が高まってきていることが反映されているのではないでしょうか。

では、この「肥満外来」はどのくらいの期間で痩せられるのか、そして料金はどのくらいかかるのか?など、肥満外来の気になることをまとめてみました。

スポンサーリンク

肥満外来にはどのくらいの期間が必要?

病院での肥満外来の目的には次の2つが挙げられます。

1つ目は、
「健康を害することなく標準体重まで痩せること」
そして2つ目が、
「患者及びその家族に対してダイエットについての正しい知識を習得してもらい、これまでの生活習慣を改善させ継続すること」です。

急激なダイエットは決して健康的とは言えず、リバウンドを引き起こす可能性も高くなります。
また、そもそも肥満症の患者は関節痛や高血圧など、何らかの合併症を抱えているケースが多いので、それらの疾患の状態を維持または改善しつつのダイエットとなり、通常よりも時間をかけてじっくり取り組みます。

また、食事を含めたこれまでの生活習慣を見直し、一つずつ改善していく必要があるため、本人はもちろんご家族の努力も必要となります。「今まで慣れ親しんだ生活習慣を変える」というのは非常に大変なことです。したがって最低でも半年、長ければ1年以上の通院が必要となると考えてよいでしょう。

主治医の考え方や、患者本人の状態・考え・意志の強さなどにもよりますが、初めのうちは週に1回など通院の頻度は高く、徐々にそのスパンは長くなって、最終的には月に1回、肥満外来を無事卒業できた後も、年に1回の健康診断を勧める医療機関が多い傾向にあります。

医学的なダイエットだから短期間で簡単に痩せられるというのは大きな間違いです。むしろ医学的なダイエットだからこそ時間をかける、ということになります。

肥満外来に掛かる料金は?

「肥満」と「肥満症」は、実は別物なのです。
「肥満」とはBMI25 以上の方を指します。

一方、「肥満症」とはBMIが25以上でさらに
肥満が原因と考えられる疾患がある
内臓脂肪型肥満である
の最低1つの条件を満たした場合に診断される病名です。

保険適応は?

「肥満症」と診断された場合、運動療法や栄養指導などの医療行為は保険適応となります。
また、運動療法や栄養管理などを行っても改善が認められない場合、もしくは軽微な改善しか認められない場合は薬物療法が行われます。

使用する薬剤が国内で認可された薬剤の場合は保険適応となりますが、医療機関オリジナルの漢方薬や健康食品は保険適応とはならず、すべて自己負担となります。また、国内未承認の薬剤を使う場合も保険適応とはなりません。

このように診療内容は肥満の程度や合併症などによって異なるので、金額も個人によってまちまちです。

また、保険適応の場合は国が定めた金額ですが、保険適用外の診療(自由診療と言います)に関する医療費は、医療機関が独自に金額を設定できるので、こちらに関しても病院によってばらつきがあります。だから、受診を希望する医療機関に直接問い合わせることが一番確実です。

また医療機関側も、自由診療になる場合は必ず患者に説明しますので、「知らないうちに自由診療になっていて、高額な医療費を請求された」ということはまずありません。金銭的な負担を大きくしたくない場合は、あらかじめ「保険診療の範囲で治療がしたい」という旨を申し出るようにしましょう。

スポンサーリンク

なるべく早く肥満外来を「卒業」するポイントは?

いくら安全なダイエット法とはいえ、出来るだけ費用は抑えたいと考える方は多いのではないでしょうか。そこでなるべく早く肥満症を改善させ、肥満外来を卒業するポイントについて紹介します。

運動療法は理学療法士が、栄養指導は栄養士が行う場合が多いですが、それらはすべて医師の指示のもとに行っています。医療スタッフのアドバイスを素直に聞き入れ、実践して習慣化することが卒業への最短ルートですが、そこまで意志の強い人は稀です。

昭和の名曲にもあるように「3歩進んで2歩下がる」という気持ちで、結果を早く出そうと焦らず、「辛い・難しい」と感じることは正直に医師に相談しましょう。継続した受診の中で、困っていることや出来ない事、逆に出来た事などを書いた簡単なメモを用意しておくと診察もスムーズに進みます。

困っている事や出来ない事などに対して、専門のスタッフから重点的にアドバイスをもらえるので、医療スタッフと円滑にコミュニケーションを取る事が卒業への近道と言えます。

まとめ

健康を害する事なくダイエットするということは、実はとても難しいことです。すぐには結果が出ないことなんて当たり前です。しかし、毎日の小さな積み重ねが確実に成功へ導いてくれます。
肥満でお悩みの方は是非一度、最寄りの肥満外来に問い合わせてみるのもいいですね。また、受診前の相談や見学を受け付けている医療機関もあります。実際にどんなことをするのか?費用はどのくらいかかるのか?など、可能ならば実際に現場で確かめることも参考になります。

健康は何にも変えられない大きな宝物です。より良い人生を送るための「あと1歩」を踏み出してもらえるきっかけになれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました