ライフログは年々機種が増え、家電量販店でも専門のコーナーができるほどになりました。
機種もデザインも様々なので「使ってみたいけれど一体どれを選んだらいいのだろう」と、お悩みの方も少なくないでしょう。
そこで今回は、fitbit社製「flex2」を約2年ほど愛用してみた私が、リアルなレビューをご紹介します!
Fitbit flex2でできること
flex2で計測できるデータは以下の通りです。
・心拍数測定
・階段を登った段数を測定
flex2の本体にモニターは付いていないので、データの確認はBluetoothで同期したスマホの専用アプリで確認します。(iOS、Android両方ともOKです!)
アプリでは、これらの計測データの表示の他に、水分・カロリーの摂取量・体重・体脂肪率、女性の生理についても任意で手動入力することができます。
Fitbit flex2はどうやって使うの?
シリコン製のリストバンドの中には、計測するための3センチほどのセンサーが入っています。そのセンサーを取り出して、付属の充電器で充電したら使用可能です。
アプリの設定から、利き手につけるかどうかを決めます。
私は右利きなのですが、右に付けても左につけてもデータに大きな差異はなかったので、使い勝手の良い方に付けて問題ないでしょう。私は左手に腕時計を付けるのでflex2は右手につけています。
防水仕様なのでプールや水仕事でも、つけたままで大丈夫です。
ただ、お風呂の時は外すように説明書に書いてあるので、お風呂の時間は充電タイムにしています。
バッテリーはカタログでは5日持つとのことですが、実際にはそこまで長く持ちません。3日から4日くらいでバッテリーの低下を示すアラートが出るので、外出先で切れないようにこまめに充電するようにしています。
Fitbit flex2を使ってよかったポイント
ライフログは全般的に「健康になれるかも?」という動機から使ってみるようになったのですが、これが付けてみたら本当にそうでした。
動くモチベーションが上がる!
flex2は1日の歩数の目標値を設定できるようになります。
この目標をクリアするとバイブレーションで知らせてくれるので、歩数が少ない日は、なんとかして目標をクリアしようと「ウォーキング」や「踏み台昇降運動」などで不足分を補うようになりました(笑)。
また、1時間の間に250歩以上動きがないとバイブレーションで知らせてくれるので、ずっと同じ姿勢でPCの前にかじりつくようなことはなくなり、合間にちょっとストレッチをしたり、他の用事をしに歩いたりするようになりました。
意図的に休憩を挟むことで、作業中の疲労感が一旦リセットされ、肩こりや腰痛が少し軽減したように感じています。
休日もソファの上でダラダラとテレビをいていても、このアラートのおかげで「溜まっている家事をしよう」「買い物に出かけよう」など重い腰を上げやすくなりました。
デザインがシンプルなので身につけやすい
flex2はスマートウォッチのようにモニターがついていません。
その分、バンドの幅が1センチ程度とかなりコンパクトな設計になっています。そのため、24時間身につけていても邪魔になりません。
またデザインも単色で非常にシンプルなので、どんなテイストのファッションにも合わせやすく、ブレスレットや腕時計の重ね付けなども可能です。
良い睡眠がとれる!
実は長年睡眠障害に悩んでいた私・・。
病院で睡眠導入剤を処方してもらい、服用することもしばしばあったのですが、flex2と使い始めてから「昼間このくらい動くと寝付きが良い・寝起きが良い」などの傾向を、なんとなくではありますが掴めてきました。
睡眠障害は精神的なものもありますが、起きている間の動く量でも大きく変わります。
しっかり動いていると寝つきも早く熟睡もできます。そのため、今では薬に頼る夜はかなり少なくなりました。
※ひょっとして今までの睡眠障害は動かなさ過ぎか?は、禁句です(笑)
カスタマーサポートが親切
fitbit社はアメリカに拠点を置く会社ですが、日本にも支社があります。
万が一、トラブルなどが発生した場合は日本のカスタマーサポートにメールで問い合わせる形になりますが、その対応は迅速で、説明もわかりやすいのでとても助かりました。
Fitbit flex2の不満点は?
なんでもそうですが、100点満点なものはそうそうないですよね。そこで、Fitbitのデメリットもしっかりお伝えします。
データのリセットがものすごく面倒くさい
これは本体ではなくアプリの問題ですが、データのリセットが面倒くさいです。
例えば、しばらく放置してしまって、その後再度使い始める時などは、古いデータを消去して心機一転始めたいですよね。しかし、これが簡単にできないのです。
1つのメールアドレスにつき1つのアカウントが割り当てられます。
データを消去するには、まずカスタマーセンターに消去の申請をします。
申請してから30日後に完全にサーバー上から消えるので、その間待つか、別なメールアドレスで新しいアカウントを作るかの2択になります。
ランプの表示が覚えにくい
flex2はモニターがない代わりに5つのLEDランプが付いています。
このランプの色や光り方で着信や歩数の目標達成度などがわかります。ですが、これを覚えるのがちょっと大変。
結局今だになんだかわからないアラートというものがあります。
きちんと覚えないと使えないというわけではないのですが、アラートの意味をきちんと理解していればより使いこなせるんだろうなと思いつつ・・・覚えられません(泣)。
年のせい・・かもしれません(笑)。
消費カロリーの算出がにわかに信じがたい
例えば、ウォーキングやランニング・テニスやバスケなど、ある程度の時間を動き続けるスポーツの場合、flex2は「運動している」と感知し、消費カロリーも多くなります。
しかし、短時間の動きが多いスキーや筋トレなどは運動として感知されませんので、非運動時と同じような消費カロリーが表示されます。
逆に、お風呂掃除や洗濯もの干しなど、腕の動きが大きくなる家事は運動として感知されてしまいます。
消費カロリーをより正確に知りたい方は、心拍計付きのモデルを購入することをお勧めします。
まとめ
flex2はモニター・心拍計機能がないという性質上、どうしても不便や不正確な部分はありますが、日々の生活の目安としては十分優秀です。
ライフログは体を動かすことを習慣化したい、質の良い睡眠をとりたい、など生活を根本から見直すきっかけになるので、flex2はそのエントリーモデルとして非常にお勧めしたい機種です。
ライフログの導入を検討している方の参考になれば幸いです。