甘いものの代表格といえば、そう、チョコレートです。
スーパーやコンビニに行くと、様々な種類のチョコレートが並んでいて、疲れた時や小腹が空いた時、ティータイムのおともに・・と、ついつい手を伸ばしてしまうという方も多いのではないでしょうか?
そんな大人も大好きなチョコレートですが、糖分がたっぷりなので、小さなお子様に与えるのはちょっと心配、というママも多いでしょう。
そこで、今回は2歳児にチョコレートは早いのかどうか、また、チョコレートは何歳から食べれるかについて解説していきます。
2歳児にはチョコレートは早い?
2歳児といえば1日3回の規則的な食事をしている年代ですね。
もうフォローアップミルクも必要ないので、食事でしっかりと必要な栄養素を摂っているようにも見えます。
しかし、2歳児はまだまだ消化吸収機能が大人に比べると弱く、1日3回の食事だけでは栄養がうまく摂取できません。
そのため、食事以外からも栄養を取る必要があります。それが「補食」、つまりおやつのことです。
そこで、2歳児のおやつは成長に必要な栄養がしっかりと摂れる食材が理想的です。
例を挙げるなら、小魚やチーズ・昆布・おにぎりなどが良いでしょう。
チョコは補食になる?
チョコレートは少量でもカロリーが高く、主に糖分と脂質で構成されています。
カロリーを考慮すると、食べられるのは「板チョコひとかけら程度」が目安になります。
ほんの少しの量しか食べられないので、満足感も得られず、栄養も少ないので、この時期のおやつとしてはあまりおすすめできません。
チョコレートを食べていいのは何歳から?
チョコレートを食べてもいい年齢というのは明確に定められていませんが、目安としては3歳以降からがいいですね。
食事をきちんと食べることができていて、成長曲線の範囲内での成長をしていれば、幼児にも食べさせていいでしょう。
チョコレートを食べさす注意点
ただここで注意しなければいけないことがあります。
美味しいからと言って、食べたいだけ食べてしまってはオーバーカロリーになり、肥満の原因となります。
また、常にチョコレートが手に届く場所にあり、いつでも食べれるような環境にするのは、口の中を常に甘い状態にしてしまい、虫歯の原因となります。
さらに、チョコレートは非常に味が濃い食べ物です。毎日のように食べていては、濃い味付けに慣れてしまい、おやつだけではなく、食事も濃い味付けのものを好む傾向になります。
そこで、チョコレートを幼児に与える場合は、頻繁には与えず、食べるときは決められた量をおやつの時間だけに限定して食べるようにしましょう。
チョコレートのおすすめの食べ方とは?
幼児期の子供にチョコレートを与える時のおすすめの食べ方は、ズバリ「フルーツにディップして食べる」です。
縁日などで見かけるチョコバナナのように、お気に入りのフルーツに少量のチョコレートをかけて食べると、満足感も得られる上、フルーツからのビタミンを摂取することができます。
作り方も、チョコレートを溶かし、お好みでカットしたフルーツにディップするだけなので、親子でおやつ作りも楽しみながら食べることができますね。
寒い季節なら、「ホットチョコレート」もおすすめです。
温めた牛乳(または豆乳)にチョコレートをひとかけら入れて、かき混ぜると出来上がりです。こちらも簡単に作れるのでぜひお子様と一緒に作って楽しんでみてください。
まとめ
糖分の多いおやつは虫歯や肥満の原因になるので、与え方に悩む方も多いですが、
・たくさん与えない
・ダラダラと食べさせない
などのルールを守った上で食べる分には問題ありません。
あまり小さい頃から積極的に与えるべきではありませんが、特別なおやつの一つとして、親子で楽しみながら食べることも、精神的な成長に大切な役割を果たします。
工夫をしながら、チョコレートと上手に付き合っていきましょう。