赤ちゃんは3カ月を過ぎた頃から、ミルクや母乳以外の白湯などを飲ませることも多くなってきます。
ただ、水道水ではなくて白湯をあげるようにしますよね。
なぜ水道水ではなくて、沸騰した白湯をあげなければいけないのでしょうか?
また、3か月を過ぎる頃から外に出ることも増えていき、旅行やちょっと遠くにお出かけなんてこともありますよね。
そんなお出かけの際に、水分をあたえる時はどうしたらいいのでしょうか?
そこで今回は、赤ちゃんに与える水分や水道水はいつから飲ませてもいいのかなどをまとめてみました。
赤ちゃんの水は沸騰させないとダメ?
赤ちゃんに水をあたえる時は、沸騰させ人肌くらいに冷ました白湯をあげますよね。
水を沸騰させる理由としては
水を沸騰させることで殺菌し、残留塩素、いわゆるカルキといわれるものを抜くためです。
また、水を沸騰させることによって、口当たりをまろやかにする効果もあるので飲みやすくなります。
赤ちゃんには優しくていいですよね。
生後数か月の赤ちゃんは、とても免疫力が低いです。
免疫力の低い赤ちゃんに、いろいろな菌やカルキの抜かれていない水を与えるのは、赤ちゃんの体の負担になってしまいます。
そこで赤ちゃんの体に負担を与えないために、沸騰した水を冷ましてあげるようにします。
また、何度もやかんで沸騰させるのはめんどくさいですよね。
そんな時には電気ケトルやポットがおすすめです。電源を入れておけば勝手に沸騰もしてくれるので、いちいち鍋で沸かしたりする手間がありません。
電気ケトルは早く沸かせることができ、ポットはお湯の保温も効き、水がなくなったら足していけばいいのでニーズに合わせてあれば便利です。
生水を飲めるのはいつから?
赤ちゃんは免疫力が低いので沸騰した水をあげたほうがいいですが、それではいつになったら水道水をあたえてもいいのでしょうか?
気になりますが、実は医学的には「いつまで」という期間は決まっていません。
だいたい、6カ月頃から離乳食が始まり、いろんな物を食べれるようになる頃から徐々に菌などへの抵抗力がついてきます。
その徐々に抵抗力がついてくる頃が目安とされています。
各家庭や赤ちゃんによっても個人差はあるので、少し抵抗があるというお母さんは軟水からあげてみるといいでしょう。
外食時の水は飲ませないほうがいい?
例えば、自宅でもまだ白湯を飲ませているという状態なら、外食先のお水は飲ませない方がいいでしょう。
飲食店の衛生管理は、そのお店によって違うので、まだ水道水を飲んだことがない赤ちゃんにとっては、あまりおすすめできません。
絶対に飲ませてはいけないというわけではないですが、自宅でもまだ白湯を飲んでいるのなら、外出先にも白湯を持参した方がいいでしょう。
我が家の場合は、6カ月頃から水道水を飲ませていたので、外食した際は出していただいたお水は与えていました。
水道水に抵抗があったり、「他で出されるものはちょっと心配」という場合は、飲ませないほうがいいのかもしれません。
こちらは両親の判断となります。
赤ちゃんの体に菌が入ることによって、その菌への抵抗力を作っていくのですから、何でも菌から遠ざけてしまうと、抵抗力がつきにくくなるということもあります。
だから長い間、菌から遠ざけてしまうのはあまりよくないでしょう。
赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に水道水や外食時のお水を与えてみてください。
まとめ
生後わずかな赤ちゃんは、大人よりも断然に免疫力が低いです。
そのため、不純物が入っていたり、カルキの抜かれていない水を飲ませるのは赤ちゃんの体の負担となります。
離乳食が始まる生後約6カ月頃から、大体抵抗力がついてきます。
そこで、抵抗力がついてくる頃までは、沸騰させた白湯をあたえるのがいいとされています。
また外食時は、すでに水道水を飲ませるのであれば問題ないでしょうが、お店によって衛生管理は違います。少し抵抗のある方はやめておいたほうがいいかもしれません。
外食時の水を飲ませたくないというお母さんは、事前に麦茶や白湯を持ち込むといいでしょう。