赤ちゃんは、6カ月頃から離乳食を食べさせ始め、10カ月を過ぎるあたりからミルク以外の飲み物も多くなっていきます。
また夏には暑く、熱中症や脱水などとても敏感になりますよね。
でも、赤ちゃんは水が欲しいなんて話せませんから、親が気付いて与えるようにしなくてはいけません。
そこで、いままでは母乳や哺乳瓶だったのが、コップの生活に変わっていきます。
初めてのコップは、赤ちゃんにとっても未知の世界なので、なかなか上手に飲んでくれない・・なんてこともよくあります。
それでは、赤ちゃんはいつ頃になったら1人でコップ飲みができるのでしょうか。
今回は、赤ちゃんが1人でコップ飲みができるのはいつ頃からで、練習方法やおすすめのコップについてまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
1人でコップ飲みができるようになるのはいつ頃?練習方法は?
まず、離乳食を始めるのは、だいたい5カ月頃からになりますが、コップで飲ませる練習をするのは7~8カ月以降になってからで大丈夫です。
それでは、7~8カ月頃まではずっと哺乳瓶?と思いますよね。
いや!違うのです。コップ練習をする前の練習をするのです。
離乳食のゴックン期
まず、離乳食を始めた5~6カ月頃(ゴックン期)には、スプーンで飲み物を飲むことに慣れさせましょう。
今までお口にするものは哺乳瓶しかなかったのが、どんどんいろんなものがお口に入ってくると、ビックリして恐怖心に変わってしまうことがあります。
そうすると、食べ物も食べてくれなくなりかねません。
そこで、この頃はスプーンを唇に触れて、「大丈夫よ」「あーんしようね」など声を掛けながら、口を開ける練習から始めましょう。
下唇のところにスプーンを置いてあげると、自然に上唇が下がってきて飲み物を取り込もうとします。
そしてスプーンをゆっくり引き抜いて、こぼさず飲み込むように「ごっくん」ができるようになったら次へすすみましょう。
離乳食のモグモグ期
次は、だいたい7~8カ月頃(モグモグ期)で、スプーンで飲むことに赤ちゃんが慣れたら試してみましょう。
まず、「おちょこ」など小さくて持ちやすい容器に飲み物を入れて、容器の深さに合わせて上唇の位置を変えることを覚えさせます。
この時に鼻や顔が隠れない浅めの容器がおすすめです!
最初は両親が流し入れてあげるようにしますが、やっていくうちに赤ちゃん自身で飲めるようになります。
離乳食のカミカミ期
そして、いよいよコップをのふちを唇で挟んで飲む練習になります。
これがだいたい9~11カ月頃(カミカミ期)です。
コップのふちを下唇に軽くのせて、コップを少し傾けてあげると上唇で飲み物を止め、1回の量を調節しながら飲めるようになります。
慣れてくると自分の手でコップを持って連続でゴクゴク飲めるようになりますが、練習が必要です。
赤ちゃんにコップを持たせるときは、軽くて取っ手付きのものがおすすめです!
このような感じで赤ちゃんの月齢によって練習方法をかえていくと、コップで上手に飲めるようになります。
コップ飲みを毎日やることによって習慣づけることも大切にですね。
コップ飲みを嫌がる時は?
コップ飲みの練習をしていると、毎回コップを見るたびにニコニコ笑って楽しく飲んでくれることが一番の理想ですよね。
ですが、楽しく練習をしてくれる子供ばかりではないです。時には、嫌がってコップを投げたりすることも・・。
でも、速く飲めるようになって欲しいから練習はさせたい!という気持ちもわかります。
それでは、子供がコップ飲みの練習を嫌がっている時はどうしたらいいのでしょうか?
子供が嫌がっている時は無理に練習させるのは控えましょう。
子供が嫌がっているのに無理に大人が押し付けても、子供はただ練習というものが嫌になるだけです。
もちろん、当の赤ちゃんは練習しているという事もわからないでしょうし、コップで飲む行為自体が嫌いになる可能性もあります。
また、怒るのも控えましょう。練習なのですからできないのは当たり前です。怒るのではなく、褒めてあげたりポジティブな言葉をかけるようにしょう。
おすすめの練習用コップは?
また、おちょこだと「ガラス製のものが多いから落とした時に心配だ」というお母さんも多いと思います。
そこで、プラスチック製のヤクルトの容器をおすすめします。
ヤクルトの容器は安全ですし、容器の形状も凹凸があり軽いので、赤ちゃんにも持ちやすいです。
ストローで飲む練習もできるマグマグと、ヤクルトの容器など2つ3つを併用して練習させると、赤ちゃんも飽きずに楽しめるようになるでしょう。
みなさんもいろいろな容器をつかって試してみてください。
最後に
子供が、1人でコップ飲みができるようになるのはだいたい7~8カ月からです。
1人でコップ飲みができるようになるために、離乳食を始めた5,6カ月からスプーンで練習をし、だんだん慣らせていくようにしましょう。
また子供なのでどうしても嫌がる時はあります。
大人が無理に押し付けてあげるのではなく、子供のペースに合わせてゆっくりすすめていきしょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。