自宅で手軽に水遊びができるビニールプール。空気で膨らませて水を溜めればすぐに用意できるとあって、すでに持ってる方、また「うちの子もそろそろプールデビューしようかなぁ」なんて購入を検討している方もいますよね。
でも、自宅でプールに入ろうとした時、水をためるのがめんどくさいと感じることはありませんか?
また、子供がプールに入りたいと言った時に晴天ではなく少し曇っていた時や、せっかくためた水が冷たすぎると、風邪を引いてしまう事があり入れなかったりなど、晴天でも水が冷たすぎるよりは少し温かい方がいいなと思うこともありますね。
できれば水をためるのに、手間もお金も出来るだけかけたくないという方も多いことでしょう。
また、ビニールプールは快適に遊ぶためにいくつか注意点があるのをご存じでしょうか?
水道水を使って溜めたばかりだと冷たすぎて入れなかった・・というのはよく聞く話ですが、強い日差しにより熱中症になってしまったり、最悪の場合、事故につながる可能性もあります。
手軽さゆえに日常的に使うことも多く、こまかな気配りも大切になります。
そこで今回は、自宅でビニールプールで遊ぶ時の、お水の溜め方や温め方、また置き場所や気を付けることなどをまとめてみました。
ビニールブールの水を手軽に温める方法は?
水道水は夏場、手や足を洗うぐらいなら気持ちいいですが、プールで遊ぶには冷たすぎるので温めておく必要があります。
例えば、「今日は暑いからプールで遊ばせようかなぁ」とか「ママ友や幼稚園のお友達が来るから、プールで一緒に水遊び!」と思って、いざ用意しても冷たくて楽しめない・・・なんて残念な事になってしまいます。
そこで、さほど大きくないプールなら、手軽に温めるには、お湯を沸かして入れるのが一番手っ取り早いでしょう。
電気やガスを使わずに温めるには?
ただ、もっと大きなプールだと沸かすのが大変だし、光熱費もバカになりません。
もっと簡単な方法はないの?と思いますよね。
そこで、早めにプールをするとわかっているなら、あらかじめ水を溜めておき、日向に置いておけば日光で手軽に温められます。朝早くから水を溜めておけば、10時くらいには入りやすい水温になっているでしょう。
一般的にちょうどいい水温は27度前後とされています。大人の方が手を入れて「ぬるい」と感じる程度です。
早くプールに入りたい時は?
急にプールに入りたいなど、日光で温める時間がないという時もありますよね。
そんな時は、ペットボトルを活用します。ただし、日ごろから常備しておく必要はあります。
日頃から飲み終わったペットボトルを捨てずに何本か常備し、日の当たる場所に(ベランダなど)アルミホイルを引いてお水を入れたペットボトルをその上に置いておきます。アルミホイルは日光を反射するので、上に置いたペットボトルに熱が貯まりやすくなります。
ここでさらに貯熱効果を上げるために、ペットボトルを黒く塗っておく・黒いビニール袋に入れておくなどで、さらに効果が高まります。
このペットボトルを日頃から作っておけば、温めることと、ビニールプールのお水のカサ増しにも利用できます。
プールの選び方や置く場所
快適に遊ぶには、入る人数や置く場所に合わせたサイズを選ぶのはもちろん、プールの底に空気を入れられるエアクッションタイプにするか?しないか?もポイントになります。
アパート、マンション暮らしの方はベランダに合った手ごろなサイズがありますし、一軒家でお庭がある方は、大きなサイズを選んでもいいでしょう。
近ごろは滑り台やシャワーといった仕掛けが付いた大型タイプもあり、子供が喜ぶだけでなく、見ている親のテンションもあがるようなプールが沢山あります。
大型タイプは空気を入れる量も当然多くなるので、電動のエアーポンプも一緒に用意したほうが安心です。
また、使う水の量も多くなり頻繁にプール遊びをするとなると、水道代もかかってくるので購入前に後々の事も視野に入れたほうが良いかもしれませんね。
どこに置く?
どこに置くかもポイントの一つです。
芝生のような柔らかい場所が理想ですが、ベランダやお庭がコンクリートしかないような場合は、プールの下に厚手のレジャーシートなどの敷物を用意した方がいいでしょう。
底にエアクッションがないタイプは、はしゃいだりジャンプしたりして遊んでいる際、ゴツゴツした固い地面で足を痛めたり、転んでケガをしてしまう場合があります。
また地面と擦れあってプール底面に穴が空いてしまい、使い物にならなくなってしまう場合がありますので、ケガや破損防止のためにも事前準備しておきましょう。
家庭用プールでも危険はたくさん!
プールを購入し、水温もチェックしたし、あとは子供を水着に着替えさせて遊ばせようと思っても、まだ気の抜けないポイントがあります。
子供からは絶対に目を離さない!
自らの意思で歩くことのできない幼い子はもちろんですが、園児などのお子さんでも注意は必要です。
いくら水深を浅くしていても何かの拍子で倒れたりした場合、少量の水でも溺れてしまう可能性があるのです。
水の事故と聞くと、海で沖まで泳いでいき溺れる・川遊びをしていて水深の深い場所と気付かず溺れる、などのイメージがありますが、家庭用ビニールプールでの溺死事故も多数報告されています。
何かを取りに室内に戻ったり、お手洗いに行ったり、数分の間でも事故は発生してしまうので細心の注意が必要です。
遊ぶ時間
遊ぶ時間は20分~30分を目安にしましょう。
みなさんもプールで遊んだ後、体がぐったりしたり眠くなったりしませんでしたか?水遊びは意外と体力を消耗してしまうもので、小さな子供ならなおさらです。
また、暑いからといって長時間遊ばせていると体が冷えすぎてしまいます。子供は自身の体調の変化に気づきにくいですから、大人の方が管理してあげましょう。
熱中症や日焼け対策
日差しの強い屋外では、まず日焼け止めはちゃんとしましょう。帽子をかぶせたり、屋根の下やパラソルなどで日よけをしていても照り返しで肌は焼けてしまいます。
そして熱中症にも注意が必要です。「水の中にいるのだから大丈夫なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、気温の高さや運動量によって水の中にいてもけっこう汗をかいてしまうのです。
短時間でもその恐れがあるので水分補給はしっかりしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
プールのお水を温めるには、
・プールが小さければお湯を沸かして温める。
お金をかけずに温めるには、
・朝早くからお水をためて日光が当たる場所に出しておく。
・ペットボトルを常備して、日ごろから温まる場所に置いておく。
ペットボトルの方法はとてもワイルドな方法ではありますが、ガスや電気を使わなくても生活の身近なものでお水を温める事ができる、いざという時にやっておいてよかったと思う方法です!
この方法なら、もし地震などが来てしまってもトイレのお水問題などを少しでも解決できるので、日頃からあるといざという時にも役立ちます。
プールで遊ぶ時はルールを設けて、お子さんに危険な行為をしないよう約束をし、大人の方もそれをちゃんと見守り、正しく使えば楽しい思い出になるでしょう。この夏、ぜひご家庭でお子さんと一緒に楽しんでください。