夏といえば海やプールを思い浮かべる家庭は多いですよね。子どもにも人気の遊びです。
遊園地のプールや市民プールは面積が大きいですし、滑り台や流れる仕掛けがあったりと、子どもにとっては魅力的です。
ただ、たまに行くなら良いのですが、移動に時間がかかる・お金がかかるなど、なかなか足を運べないのでないでしょうか?
また、公共のプールだと混雑時は人が多くて子どもが満足に遊べなかったり、入場料を払ったけど幼い子の場合は入れる場所が限られてしまいます。
そこで役に立つのが家庭用のビニールプールですよね。暑さで火照った体を冷まそうと、庭などにビニールプールを設置して、夏を乗り切るご家庭も多いのではないでしょうか。
家庭用なので泳げませんが、子どもがジャブジャブはしゃいで遊べるので重宝しますよね。
そんなビニールプールですが、使い終わったあと、みなさんはどうされていますか?
保管場所や保管方法に困ってしまって、捨ててしまう方や売ってしまう方もいらっしゃいます。
そこでビニールプールを使った後、来年の夏までにどう保管すればいいのか?出しっぱなしでもいいのか?炎天下では?干し方は?など上手な保管方法をお伝えします。
ビニールプールを活用している時の保管方法は?
使った後のビニールプールで1日使った後のお水は、「めんどくさいから」とそのままにしていませんか?使用する度にお水を捨てて、新しいお水にくみなおしてから遊んでいますか?
また、使い終わったプールは中の水を捨てて、そのまま干して乾かす方が多いのではないでしょうか?
水遊びをするだけだから、そんなに汚れてないんじゃないの?なんて思われるかもしれませんが、意外と垢が付いたりしてしまうので使い終わったら洗うのが理想的です。
また、ビニールプールを使用した後、お水を抜いたらヌメヌメしていて気持ち悪かった・・なんて事はありませんか?
そのヌメヌメの原因は雑菌になります。雑菌が繁殖してしまってヌメヌメしてしまうのです。
水道代もかかってしまうし、毎度毎度新しいお水にするのも勿体ないから、何度か使用して捨てようと思うこともあるかもしれません。わかります!そのお気持ちも!
ですが、1回の遊びで雑菌は繁殖しています。特に小さなお子さんが遊ぶ時は、毎回お水の交換をして綺麗なお水で遊ぶようにしてください。
毎日のように使う場合は、流水でサッと流し2~3回に一度、またシーズンオフに片づける前にはちゃんと洗いましょう。
使用した後は?
また夏の間、ベランダや庭に出しっぱなしにするといった場合は、水を抜いた状態でも風などに飛ばされたいように、重石を乗せておくといいでしょう。
ビニールプールの下にレジャーシートをひいておくと、底面の痛み防止にもなります。
使用した後に水抜きをして、ブルーシートなどを被せておくなどの工夫も大事です。ビニールプールは長時間直射日光に当てると、劣化の原因にもなりますので注意してください。
空気を入れて準備し、使い終わったら洗ったりなどのお手入れが必要なんて面倒くさい・・。という場合は、最近は空気入れ不要のタイプもありますので、ご購入前に検討してみてもいいでしょう。
ビニールプールを長期保管するときは?
ビニールプールを使い終わった後は、水を捨ててからお風呂用などの中性洗剤や重曹などで洗ってあげるといいでしょう。スポンジで洗い流す程度で大丈夫です。
あまり強くこすると破損につながりますので、軽くこする感じで洗いましょう。
重曹の場合臭い取りの効果もあるので、消臭対策もできて良いです。
きちんと隅々まで洗い終わったら、乾いたタオルで拭いてください。側面と底面のつなぎ目は水分が残りやすいのでそこもお忘れなく。
そして、壁などの適当なところに立てかけて、表と裏の両面を干しましょう。天気のいい日なら数時間で乾きます。
しまう時にしっかり洗って乾かさないと、カビが生えてしまってその年でダメになってしまいます。
カラカラに乾いたら、綺麗にたたみます。この時にベビーパウダーを付けておくと、次にビニールプールを使う際にくっつかず広げやすくなります。
少しめんどくさいと思ってしまいがちですが、この一手間でビニールプールが長持ちするのです。
せっかく毎年夏に使えると思って購入したのに一度使っただけで、使えなくなって捨ててしまうのは勿体ないで、ベビーパウダーで乾燥させるのはおすすめです。
ビニールプールを使わない時の保管場所は?
普段の使い終わりの時、洗ったプールをどこに置いたらいいんだろう?と少し迷いますよね。
どうせ近いうちにまた使うんだから、空気を抜いて片づけるのは面倒だから、とそのまま外に置いておけたら楽なんですが、出しっぱなしは避けたほうがいいでしょう。
ビニールが劣化し裂けてしまう可能性があります。外に置くとしても、炎天下で直射日光があたるような所は避け、日のあたらない日陰に置くのが理想的です。
車庫や物置があれば空いたスペースを利用し置いてもいいでしょう。また、家の中で普段使ってない部屋があれば、そちらへ運んでもいいかもしれません。
そんな置き場所は無い、なんて場合はプール全体を覆えるようなブルーシートなどがあれば、被せて外に置いてもいいでしょう。
シーズンオフのビニールプールの保管場所は?
さて、夏も終わりビニールプールの出番もなくなってきたら、今度はどう保管すればいいのか悩みますよね。
ビニールプールの使用後の長持ちの秘訣は先程の手順ですが、大きさによっては畳んでも幅をとってしまいますよね。
綺麗に畳んだり丸めたりした後は、大きめのビニール袋や使わなくなったダンボールなどに入れておけば埃も被らなくて、次使用する際に気持ちよく使用できます。
この際に、湿気防止で袋に詰めた重曹や除湿剤などを一緒に入れておくのもポイントの一つです。
箱などにビニールプールが入ってある事が分かるように収納した後は、押し入れや物置などに収納して保管するのがおすすめです。
もっと収納する際にオシャレ感などを出したい!という場合でしたら、100円ショップなどに売っている可愛い収納ボックスなどに入れてタンスやラックなどに並べて置いておけば収納上手に見せる事もできます。
まとめ
いかがでしたか。
ビニールプールの寿命はだいたい2~3年と言われており、子どもがはしゃいで遊んでいる際、寄りかかって無理な力が加わったりして破ける場合もあり、仕方ないかもしれません。
プール自体はそんなにむちゃくちゃ高い買い物ではありませんが、管理方法一つで寿命を延ばし、次のシーズンも続けて使えるようになるなら、多少の手間をかけてみてもいいかもしれませんね。
年に数回しか使う機会のないビニールプールですが、少し手間をかけてあげれば、たった1年に1度の使用でも、長持ちします。
特に小さなお子さんが使用することが多いと思いますが、カビなどが生えないように上手に保管してくださいね。